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黒澤明生誕100年(CLACLA日記)

 連休明けは、朝からあいにくの雨。
 気温も低めで、肌寒い感じが強い。
 ただ、その分花粉症の出が少なく、過ごしやすい一日とはなったが。

 今日は、黒澤明の生誕100年の記念日。
 ところが、今手元には黒澤作品のDVDが一枚もない。
 これでいいのか!
 これで、いいのか!
(ちなみに、僕が一番好きな黒澤作品は、『生きる』だ)


 昨夜は、伊集院光の深夜の馬鹿力を聴きながら仕事関係の作業を進めたのち、3時28分に消灯する。
 深夜の馬鹿力では、「よく自分が死ねば世界は終わるという人がいるけど、そんなことはない。そうではないことを再確認するため、それまで存在しなかった弟が生まれたときのことを思い出そうとする。そして、自分が死んだあとにもこの日常が続いていくことを考えると、わーっとなって…」といった伊集院さんの言葉がとても記憶に残る。
 なぜなら、それは僕自身が日ごろよく考え、恐怖していることだからである。

 10時17分に起きて、朝昼兼用の食事をすませたのち、坪内祐三の『本日記』<本の雑誌社>を読み進めたり、文書類の整理を行ったりする。

 13時36分に外出し、近くの郵便局で『不在証明』を某所に郵送したり、健康保険の支払いをすませたりして、13時53分に帰宅する。

 帰宅後、クリストファー・ホグウッド指揮アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(AAM)が演奏したハイドンの交響曲第77番、第76番<BBC music>を聴きながら、『本日記』をさらに読み進める。
 坪内さんの日記物を読むのは今回が初めてだけれど、言葉の使い方や単語が僕のブログの日記と似ているように強く感じる。
 たぶん、坪内さんが影響を受けた日記物の書き手と、僕が影響を受けた日記物の書き手が同じなのだと思う。
 ホグウッドのハイドンは、『BBCミュージックマガジン』誌の付録として市販されていたのだが、もともとは結局未完に終わったオワゾリール・レーベルの全集のために録音されたものだろう。
 例えば、同じ組み合わせの、第78番~第81番の交響曲の録音が残されていないのだろうか。

 続けて、ブルーノ・ヴァイル指揮ターフェルムジークが演奏したハイドンの交響曲第50番、第64番、第65番<SONY>を聴きながら、『魔王』の打ち出し(ワープロからの)を行う。
 『魔王』といえば、伊坂幸太郎の作品が有名だが、こちらはそれよりずっと前に書き上げておいた短篇小説。
 思うところあって、改作を目論んでいるのだ。
 これまた未完に終わってしまったヴァイルとターフェルムジークのコンビによるハイドンの交響曲は、歯切れのよさと明解さで、ホグウッド&AAMより一層僕の好みに合っている。
 ヴァイルとターフェルムジークの演奏した、ハイドンの30番台、70番台の交響曲が録音されていたならば。
 悔やんでも悔やみきれない。

 『不在証明』の冒頭部分をPCに打ち込む。

 ルネ・ヤーコブス指揮フライブルク・バロック管弦楽団他が演奏したハイドンの交響曲第91番、第92番「オックスフォード」他<ハルモニアムンディ・フランス>を聴く。
 AAMやターフェルムジークに比べ、フライブルク・バロック管弦楽団の音色にはざらっとした感じが強く出ているなあと思う。
 どちらがよい悪いということではなく。

 17時52分に再び外出し、管理人さんに4月分の家賃を支払ってからグルメシティで夕飯用の買い物をすませ、18時17分に帰宅する。
 夜になっても、雨が降り続いている。

 帰宅後、ニコラウス・アーノンクール指揮コンツェントゥス・ムジクス・ウィーンが演奏したハイドンの交響曲第60番「うすのろ」<TELDEC>を聴く。
 劇音楽から転用しただけに劇場感覚(仕掛け)に満ちた作品で、アーノクールのドラマティックな表現によく合っていると思う。

 夕飯後、ブルーノ・ヴァイル指揮ターフェルムジークが演奏したモーツァルトの交響曲第40番を聴きながら、『本日記』を読み進める。
 面白い面白い。

 続けて、同じ組み合わせの演奏によるモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」を聴きながら、『魔王』の改訂作業とPCへの打ち込みを進める。
 なお、ブルーノ・ヴァイルとターフェルムジークのモーツァルトはドイツ・ハルモニアムンディから発売されているもの。
 個人的には、ソニー・クラシカル(ヴィヴァルテ)のがしっとしたクリアな録音のほうがより好みに合っている。
(ただ、このモーツァルトは、もともとカナダ国内でANALEKTAレーベルからリリースされていて、今ではそちらも日本で入手可能だ)

 今日は、森永・男のスイーツ部、理想のプリンを食す。
 グルメシティで、半額引き、税込み67円だったもの。
 男のどうこうとあえて口にする必要もないだろうにと思いはするが、プリン自体は濃厚な味わいでなかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!

 リヒャルト・ワーグナーの孫で、バイロイト音楽祭の総監督を長年にわたって務めたヴォルフガング・ワーグナーが亡くなった。90歳。
 深く、深く黙祷。

 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
by figarok492na | 2010-03-23 22:09 | CLACLA日記
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