人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< お天気がいい日は、どうしても洗... 河原町まで出て、中古CDを買っ... >>

セミ物神崇拝主義者の告白  もしくは、僕が手に入れたいCD

 物に執着し始めると際限がないとわかっているので、基本的に○○マニアだの○○コレクターだのにはならないよう常日頃から注意を払っているのだけれど(だって、財布の中身には際限があるじゃないか)、ときに物神崇拝主義者の血が騒ぎ出すことがある。
 特に、昨日みたく前々から気になっていたCDを中古で安く手に入れたあとなどでは。
 で、金に糸目をつけず、ではない、つけながら、欲しい欲しい、手に入れたいと思っているクラシック音楽のCDについて記しておきたい。
(なお、いずれも輸入盤、それもヨーロッパでリリースされた初出盤に限る。そういうところが、ちょっとコレクター的であるような…)

 まずは、バーバラ・ボニーが独唱陣に加わった、クルト・マズア指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団他の演奏によるメンデルスゾーンの交響曲第2番<TELDEC>。
 ボニーのベスト・アルバムでこの曲の一部を聴いてからというもの、マズア髭むくじゃら親父や他の歌手はどうでもいいけど(いや、よくないか)、なんとか手に入れたいなと思っている一枚。
 実は、六角通にあるポコ・ア・ポコで1200円で出ているのを見つけ、ちょうど手持ちがなくて、翌日行ってみたらもう売れてしまっていたという経験があり、未だに悔しい想いをしている。

 同じ、ボニーのベスト・アルバムがきっかけとなって欲しくなったCDが、ニコラウス・アーノンクール指揮コンツェントゥス・ムジクス・ウィーン他によるモーツァルトの孤児院ミサ&エクスルターテ・イウビラーテ<同>。
 ボニーのエクスルターテ・イウビラーテといえば、トレヴァー・ピノック指揮イングリッシュ・コンサートの伴奏によるARCHIV盤もあるけど、劇場感覚に満ちたアーノンクールとコンツェントゥス・ムジクス・ウィーンの演奏もあって、このTELDEC盤を僕はとる。
 アメリカ盤なら今も現役らしいが、上述した如く、僕が欲しいのはヨーロッパ(ドイツ)製の、それも初出盤だ。

 声のCDが続くが、今は亡きルチア・ポップが歌った二枚のリヒャルト・シュトラウスのアルバムはこの10年近く、中古CDショップを探しまわって見つけられないでいるもの。
(そうそう、僕はネットショップではCDを買わないことにしているのだ。いろいろ思うところがあって)
 クラウス・テンシュテット指揮ロンドン・フィルの伴奏で4つの最後の歌を録音したEMI盤(交響詩『死と変容』がカップリングされている)と、ホルスト・シュタイン指揮バンベルク交響楽団の伴奏で『ばらの騎士』、『アラベラ』、『カプリッチョ』のハイライトを録音したEURODISC盤がそれで、結局実演に接することができなかったルチア・ポップのリヒャルト・シュトラウスをせめてCDでよいから聴いておきたいと願い続けているのだけれど。
 残念ながらそうは問屋が卸さない。

 まあ、こうやって欲しい欲しい、手に入れたいと思っているうちが、本当は一番愉しいのかも。
 なあんて書いてるようじゃ、本物の物神崇拝主義者にはなれませんな、全く。
by figarok492na | 2010-05-08 16:06 | CDレビュー
<< お天気がいい日は、どうしても洗... 河原町まで出て、中古CDを買っ... >>