完全オフの二日目。
晴天の陽射しのせいか、今日はほんの少しだけ寒さがやわらいだこともあり、河原町まで出かけることにした。
と、言っても、Avisで中古CDを引き取ってもらうという大切な用事があるからでもあったのだけれど。
で、AvisにCDを預け、査定をしてもらっている間に、ブックオフをのぞき、タワーレコードでグレン・グールドが弾いたバッハのインヴェンションとシンフォニアとベートーヴェンのピアノ・ソナタ第16番、第17番「テンペスト」、第18番<ともにSONY>を購入する。
再びAvisに戻り、お金を受け取ったのち、JEUGIA三条本店などをのぞき、ついでに夕飯用の買い物をすませ、18時過ぎに帰宅した。
外出前、畠中恵の『アイスクリン強し』<講談社>を読了し、北村薫の『鷺と雪』<文藝春秋>を読み始める。
『鷺と雪』は、ベッキーさんシリーズの完結篇。
『アイスクリン強し』に現れていた影が、昭和初期を舞台にした『鷺と雪』では非常に色濃いものになってしまっている。
そして、清沢洌の『暗黒日記』<評論社>を読み進める。
『暗黒日記』に記されているのは、『鷺と雪』で描かれた時代のしばらくあとにやって来た事どもである。
(そういえば、清沢洌とも関係の深い冨士アイスが、『鷺と雪』の一篇目「不在の父」に登場していた)
昔なじみからもらったCDのうち、ジャン・マルティノン指揮フランス国立放送管弦楽団他が演奏したドビュッシーの管弦楽曲集<EMI>とクラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルが演奏した『プロメテウス』というタイトルのついたアルバム<SONY>を聴く。
マルティノンのドビュッシーは名盤として知られた管弦楽曲全集から選り抜いた一枚。
夜想曲や海、牧神の午後への前奏曲など有名どころが収められているが、非常に明快な演奏だと思う。
一方、アバドのCDは、ベートーヴェンの『プロメテウスの創造物』抜粋にリストの交響詩『プロメテウス』、スクリャービンの交響曲第5番「プロメテウス」、ノーノの『プロメテウス』抜粋と、プロメテウスにちなんだ作品を集めたコンサートのライヴ録音。
企画勝ちというやつか。
帰宅後、早速グールドのCDを聴く。
この年になって、グールドにはまっている我。
夕飯後、『鷺と雪』と『暗黒日記』を読み進め、グールドのCDを聴く。
今日も、丸京のさつま芋の蒸し饅頭を食す。
卸売ひろばタカギで、新たに買っておいたもの。
なかなか美味しうございました。
ごちそうさま!
ダークダックスのメンバー、高見沢宏が亡くなったという(77歳)。
パクさんの愛称で知られた。
深く、深く黙祷。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。