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予定は変わったが(CLACLA日記)

 予定はあくまでも予定であって、必ず実現されるというものではない。
 それに、予定が変われば変わったで、余った時間を有効に使うこともできる。
 実は、今日はお昼過ぎから企画関係の顔合わせを行う予定だったのだけれど、この間お世話になっている方から、先方の都合で来週の同じ曜日(19日)にどうしても延期したい、と朝電話があった。
 で、予定は未定とまでは言わないが、上述した如く、予定が全て予定通り運ぶということはないわけで、19日で承知しましたとお返事し、余った時間を『とまる。』のレビューの手直しをはじめ、仕事関係や企画関係の作業にあてた。
 顔合わせも来週に延期になった分、改めていろいろと考えることができるし、今日の予定の変更は、僕にとってはプラスになるものだったのではないか。


 奥泉光の『神器』<新潮社>の上巻を読了し、下巻を読み始める。
 ミステリーとファンタジーの要素が巧みにブレンドされていて、実に面白い。
(もちろん、ただ面白がっているってことではないけどね)

 矢野誠一の『文人たちの寄席』<白水社>も読了し、斎藤美奈子の『物は言いよう』<平凡社>を読み始める。


 昔なじみからもらったCDのうち、パーヴォ・ベルグルンド指揮ボーンマス交響楽団が演奏したシベリウスの交響曲第3番&第6番<EMI>、インゴ・メッツマッハー指揮ベルリン・フィル他が演奏したヘンツェの交響曲第9番のライヴ録音<同>、クロノス・カルテットとギターのパット・メセニーが演奏したスティーヴ・ライヒの作品集<NONESUCH>、トーマス・カプテン指揮エストニア放送合唱団が演奏したトルミスの『歌の橋』<FINLANDIA>、チェロのムスティスラフ・ロストロポーヴィチ他が演奏したクナイフェルの『ソング・オブ・ソングス<第8章>』<TELDEC>を断続的に聴く。

 ベルグルンドのシベリウスは、やはり音質の悪さが気になる。
 演奏自体は、けっこう堂に入っているのだが。

 ヘンツェの交響曲第9番は、ヘンツェの集大成というか、非常にシリアスな内容の作品で、精緻な音楽造形に感心する。
 ただし、ライヴ録音ということもあってか、音がもわもわもやもやとするのは難。

 ライヒの音楽は、いわゆるミニマリズムの典型。
 個人的には、あまり好みではない。

 トルミスの『歌の橋』は、バルト諸語とフィンランド語のフォークソングを合唱用に編曲したもので、ありきたりな表現にはなるが、北欧のコーラスの透明感あふれる清澄な歌声を存分に愉しむことができた。

 雅歌によったクナイフェルの作品は、静謐な雰囲気の音楽が強く印象に残る。


 夕飯後、今後の創作活動について考えたり、『神器』下と『物は言いよう』を読み進める。
 『物は言いよう』は、『噂の真相』に連載された文章をまとめたもので、いわゆる性差別・女性蔑視と目される発言や文章に関し、FC(フェミコード=性や性別にまつわる「あきらかにおかしな言動」「おかしいかもしれない言動」に対するイエローカード)という視点から切り込んだ一冊。
 もちろんそこは斎藤美奈子だから、ユーモラスな語り口であることはいつもの通りなのだけれど。


 今日は、丸中の大山高原の練乳ドーナツを食す。
 卸売ひろばタカギで、税込み104円だったもの。
 しっとりとして口どけのよいドーナツで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 内閣改造の中身よりも、僕はTPPとやらの中身のほうがよっぽど気になるな。
 これは偏見かもしれないが、前原外相が強く推進しているということだけで、なんとも胡散臭い代物のような気がしてならない。
(実際、この協定には様々な仕掛けがほどこされているようだし)


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
by figarok492na | 2011-01-12 22:08 | CLACLA日記
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