朝目が醒めてすぐにわかったよ。
ついにあいつがやって来たって。 そう、春になったらしゃしゃり出て来るにっくいあいつが…。 あいつとは、もちろん花粉症のことである。 顔はがさがさするわ、目の周りが痒いわ、くしゃみは連発するわ。 そりゃ花粉の飛散量が昨年より10倍だって話は聴いちゃいたけれど、こうもわかりやすいとはね。 やれやれ。 どんよりとしたお天気だなあと思っていたら、夕方頃から雨が降り始める。 雨とともに気温が下がり、花粉症の出もほんの少し治まった。 とはいえ、これからが怖い。 昨夜、母から電話があり、少し話しをする。 風邪をひいているらしく、ちょっと心配だ。 今日は、花粉症が出始めたこともあって、夕方の買い物(スギ薬局四条大宮店でマスクを買っておいた)以外は外出せず、部屋で企画関係や仕事関係の作業を集中して行う。 ほかに、伊藤之雄の『伊藤博文』<講談社>を読み進め、読了する。 ところどころ、著者の想いが先行しているように感じられる部分もなくはなかったが、伊藤博文が日本の近代化に果たした役割の大きさについて知るには適切な一冊だとも思う。 ユーリ・テミルカーノフ指揮サンクト・ペテルブルク・フィルが演奏したショスタコーヴィチの交響曲第7番<RCA>、ピエール・ブーレーズ指揮シカゴ交響楽団が演奏したバルトークの4つの小品&管弦楽のための協奏曲<ドイツ・グラモフォン>、ブライデン・トムソン指揮ロンドン交響楽団が演奏したヴォーン・ウィリアムズの交響曲第5番&揚げひばり<CHANDOS>、フォルテピアノのバート・ファン・オールトらピリオド楽器のアンサンブルが演奏したモーツァルトのピアノ4重奏曲第1番&第2番<COLUMNS>を断続的に聴く。 ショスタコーヴィチの交響曲第7番の第1楽章を聴いていると、どうしても「ちちんぷいぷい」という陳腐なCMのことを思い出してしまう。 だが、テミルカーノフとサンクト・ペテルブルク・フィルはそんな陳腐さとは無縁の、真摯で強固な演奏を成し遂げている。 この交響曲を聴くのに安心してお薦めできる一枚だ。 (本当のことを言うと、この交響曲はセミョン・ビシュコフとベルリン・フィルの組み合わせでセッション録音しておいて欲しかった。指揮者の能力云々はひとまず置くとして) ブーレーズが指揮したオケコンは、諧謔性には若干不足するものの、シャープでクリアな造形はやはり流石だ。 シカゴ交響楽団も巧い。 ヴォーン・ウィリアムズの5番目のシンフォニーは、第二次世界大戦中に作曲されたとは思えない(いや、もしかしたらそうだからこそか)、静謐な音楽。 今は亡きトムソンとロンドン響は作品の性格によく沿った丁寧な演奏を行っているのではないか。 マイケル・デイヴィスがソロを務めた揚げひばりも、カップリングとして正解だと思う。 オールトたちによるモーツァルトは、よい意味でくせのない演奏。 繰り返して聴いても、飽きがこない。 夕飯後、企画関係の作業を進め、今後の創作活動について考える。 夜になって、うんざりするようなことがある。 だいたい予想はついていたが。 やれやれ。 今日は、甘いものは食さず。 その代わり、ゼッククラッカーを食す。 ドラッグユタカでのセールに加え、さらに15パーセントオフで、税込み57円だったもの。 ごちそうさま! 前原外相が辞意を表明したという。 彼の、特に対米従属丸出しな外交政策はもとより支持していなかったから、彼が外相を辞めるということそれ自体には反対ではない。 ただ、在日外国人から政治献金を受けたことのある政治家に対して、前原外相同様の追及が為されてきたか、為されるのかということはどうしても気になる。 (そこには、かつてアメリカ=CIAや旧ソ連から「支援」を受けてきた政治家たちに対する追及も含まれる) そして、いつものことながら、どうして今なのか、ということも気になる。 明日がいい日でありますように! それじゃあ、おやすみなさい。
by figarok492na
| 2011-03-06 21:55
| CLACLA日記
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