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大地震が発生した(CLACLA日記)

 お昼過ぎ、ぐらりといやな揺れがして、これはどこかで大きな地震が起こったのではないかと心配してラジオをつけると、宮城や岩手、福島等東北地方を中心とする大規模な地震が発生したと報じられ始めた。
 加えて、首都圏でも交通機能がストップするなど、今回の地震の影響が大きくあらわれているという。
 すでに60人以上の方が亡くなったとも伝えられているが、できるかぎり犠牲者の数が増加しないことを祈るばかりだ。


 今日は、菅首相の在日外国人からの政治献金問題や石原慎太郎の都知事選出馬といった、どうにもこうにもと思ってしまうようなニュースが続いていたが、この大地震でしばらくどこかへ行ってしまうだろう。


 今日も、夕方の買い物以外は外出せずに、クラシカル・オーケストラ京都(COK)をはじめとした企画関係の作業を集中して行う。


 中学生や高校生の頃、僕は国会中継を観るのがとても大好きだった。
 そして、今から思えば素朴に過ぎるかもしれないが、不破哲三や上田耕一郎、正森成二といった日本共産党の議員連の舌鋒鋭く理路整然とした質問には、大いに昂奮したものだ。
 中でも、ハマコーこと浜田幸一委員長の「ミヤザワケンジ」「人を殺した」発言の際に質問に立っていた正森成二の追及ぶりは、今も強く印象に残っているほどである。

 その正森さんが遺した『質問する人 逃げる人』<清風堂書店>を読み始めた。
 はじめ正森さんの人柄をよく示す軽い文章が収められているが、この本の肝はなんと言っても、第二部の国会における正森さんの質問(記録)の数々ではないか。
 特に、ハマコーの暴言が飛び出した1988年2月の衆議院予算委員会での質問は、日本政府の米軍への思いやり予算の問題、その一方での生活保護切り捨ての問題、アメリカによる日本の金融支配の問題(それは、のちの郵政民営化を予感させる)、政治とカネの問題と、全て現在につながる問題が厳しく追及されており、思想信条はひとまず置くとしても、未だに一読の価値はあるのではないかと思う。

 それにしても、最近(小泉政権以降)の国会中継は、進んで観る(聴く)気が起こらないや。
 今、正森さんのような国会議員がいてくれたらなあ。


 リカルド・シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団他が演奏したストラヴィンスキーのバレエ音楽『ペトルーシュカ』&『プルチネッラ』<DECCA>、オルフェウス室内管弦楽団が演奏したベートーヴェンのバレエ音楽『プロメテウスの創造物』全曲<ドイツ・グラモフォン>を続けて聴く。


 夕飯後、企画関係の作業を進める。


 地震情報が気になるものの、いったんラジオを消して、ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団が演奏したシベリウスの交響曲第4番&第7番他<RCA>を聴く。


 今日も、甘いものは食さず。
 代わりの何かも食さず。


 明日が本当にいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
by figarok492na | 2011-03-11 21:43 | CLACLA日記
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