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暑い中、打ち合わせのため外出した(CLACLA日記)

 晴天が続く。

 気温もどんどん上昇し、暑さが非常に厳しい一日となった。
 そろそろエアコンを入れてこましたろうか?
 膝の具合も悪いわけだし。


 今日は、お昼過ぎに外出し、仕事関係の打ち合わせを行う。

 ついでに、下京図書館へ行って黒岩比佐子の『パンとペン』<講談社>を返却し、予約しておいた田中徳三(綾羽一紀編)の『映画が幸福だった頃』<JDC>、星川清司の『カツドウヤ繁昌記』<日本経済新聞社>、林土太郎の『映画録音技師ひとすじに生きて』<草思社>、川上弘美の『パスタマシーンの幽霊』<マガジンハウス>を新たに借り、ハン六で企画関係の書類をコピーし、大垣書店四条店で紀伊國屋書店のPR詩『scripta』を入手する。


 外出前、病院に電話をかけ、9月の第2週か第3週に手術(入院)したい旨伝える。


 夕飯後、『映画が幸福だった頃』を読み始め、読了する。
 ちょっと仰々しい副題はひとまず置くとして、大映京都で活躍した田中徳三監督(先年亡くなった)が、溝口健二や黒澤明ら大先輩たち、市川雷蔵や勝新太郎らスターたちなど、大映時代の想い出を綴った一冊。
 淡々とした語り口で、実に読みやすく、実に面白かった。
 巻末の田中監督のフィルモグラフィも嬉しい。

 続けて、『カツドウヤ繁昌記』を読み始める。
 大映で脚本家を務めた(田中徳三監督のフィルモグラフィによると、『座頭市兇状旅』、『眠狂四郎殺法帖』、『大殺陣・雄呂血』がそう)のち作家に転じた星川清司が大映の変遷を綴った一冊。
 ここでも黒澤明の『羅生門』について触れられているが、試写を観て「わけのわからんものを作りやがって」と永田雅一が怒鳴ったという話はどうなのだろう。
 「なんかよう解らんけど、高尚なシャシンやな」
 と口にしたという、試写に立ち会った(京都からプリントを持参した助監督の)田中徳三の証言のほうが事実に近いような気がするが。

 ほかに、『scripta』の拾い読みもする。
 チェルノブイリ原発の問題が作品の鍵となった小林信彦の『極東セレナーデ』をとり上げた斎藤美奈子の『中古典のスヽメ』や、ナチス・ドイツの副総統ルードルフ・ヘスのイギリス飛来(1941年5月)について触れた池内紀の『「トーマス・マン日記」を読む』など、なかなか読み応えのある内容だ。


 NHK・FMで、ロビン・ティチアーティ指揮ロッテルダム・フィルが演奏したハイドンのトランペット協奏曲(ホーカン・ハーデンベルガー独奏)、チャイコフスキーの交響曲第4番、ピアノのラルス・フォークトが弾いたシューマンの幻想曲のライヴ録音を聴く。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
by figarok492na | 2011-06-24 22:21 | CLACLA日記
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