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手術から一ヶ月が経った(CLACLA日記)

 両膝の手術から一ヶ月が経った。
 あっという間の一月だった。
 改めて、一日一日を本当に大切にしていかなければと強く思う。
 そして、死を忘れてはいけないとも強く思う。


 晴天。
 いいお天気、いい青空が続く。

 気温はある程度上昇したものの、それほど暑さを感じることはなし。
 過ごしやすい一日。


 昨夜遅くまで、仕事関係の作業を進める。


 7時過ぎに起きて、8時過ぎに外出する。

 で、手術入院した病院で診察してもらう。
 順調な快復とのことで、ほっとした。

 待ち時間、馬場マコトの『戦争と広告』<白水社>を読了する。
 あとがきも含め、著者のスタンス・考え方全てに納得しているわけではないが、戦争が始まってしまえば自分自身も協力するだろう、だからこそそうならないように戦争に反対しなければ、という点については大いに共感を覚える。
 なぜなら、僕自身もまた、協力しかねない、協力するかもしれない人間の一人だからだ。

 近くの業務スーパーとフレスコで買い物をすませ、仕事関係の用件を片づけてから帰宅する。


 帰宅後、仕事関係や企画関係の作業を進めたり、リハビリのためのトレーニングをこなしたりする。


 クラウディオ・アバド指揮シカゴ交響楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第1番「冬の日の幻想」&『くるみ割り人形』組曲<SONY>を聴く。


 夕方になって再び外出し、仕事関係の用件を片づける。

 ついでに下京図書館へ寄って、『戦争と広告』、倉林誠一郎の『劇団は生きている』<芸団協出版部>、堀江敏幸の『熊の敷石』<講談社>、川上未映子の『ヘヴン』<同>、村松友視の『黒い花びら』<河出書房新社>、『レコード芸術 月評特選盤1980-2010 協奏曲編』<音楽之友社>を返却し、予約しておいた橘善男の『小説俳優座 わざおぎ狂乱』<鳥影社>、村松友視の『ギターとたくあん』<集英社>、堀江敏幸の『いつか王子駅で』<新潮社>、赤染晶子の『乙女の密告』<同>を新たに借りる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、トン・コープマン指揮アムステルダム・バロック管弦楽団のコンサートのライヴ録音を聴く。
 ヨハン・セバスティアン・バッハのカンタータが演奏されていた。
(余った時間に、またぞろ気色の悪い歌声が放送され始めたので、すぐにCDに切り換える)

 続けて、アバドのチャイコフスキーのCDを聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『小説俳優座』を読み始めたりする。
 『小説俳優座』は、俳優座に属し、のちに商業演劇に転じた三戸部スエの半生を小説化した作品。
(なぜ、『小説俳優座』という書名なのかといえば、三戸部スエが俳優座を退団するきっかけとなった劇団内の内部闘争が詳細に描かれているためだ)
 よかれ悪しかれ、かつての労働文学臭(プロレタリア文学とはちょっとニュアンスが異なる)がするなと思い著者紹介を目にすると、著者は日教組文学賞、全労連文学賞を受賞とのこと。
 やっぱりね。

 それにしても、三戸部スエの日本大学芸術科演劇専攻の先輩後輩が阿部廣次(俳優座の代表を務めた演出家)、西村晃、三木のり平、佐野浅夫とは、なんともうらやましいかぎりである。


 今日は、銀座花のれんのかわいい餅屋さんの塩豆よもぎ餅を食す。
 実家からの荷物に入っていたもの。
 塩豆入りの小ぶりなよもぎ餅で、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 アメリカで格差社会への抗議デモが拡大しているとのこと。
 いろいろと考えることあり。
(病院の待ち時間、小倉智昭がメインを張っている番組で、このデモのことをとり上げているのをちらと観たが、レポーターの男がぎゃあぎゃあ騒いでいるのが、本当に見苦しかった)


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
by figarok492na | 2011-10-07 21:42 | CLACLA日記
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