あらためて、新年あけましておめでとうございます!
今年も何とぞよろしくお願いいたします! 青空は見えつつも、どんよりとした感じも強く、時折小雨もぱらつくお天気。 気温は上昇したか、日中は穏やかな感じだった。 年があらたまってすぐに、実家に電話をかけ、父と母に新年のあいさつをすませる。 その後、ABCラジオで『爆笑問題カーボーイ』を聴いたりしながら、4時半近くまで1月のスケジュールのチェックを行うなど諸作業を進める。 10時ちょうどに起きる。 ニコラウス・アーノンクール指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したヨハン・シュトラウス2世の作品集<TELDEC>8.43337、フランツ・バウアー=トイセル指揮ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団が演奏した同じくヨハン・シュトラウス2世のワルツ集<PHILIPS>411 118-2を続けて聴く。 あなたアーノンクールのほうは、彼らしく非常に清新で刺激的な音楽づくり。 喜歌劇『ジプシー男爵』序曲、フランス風ポルカ『陽気に』、ポルカ『浮気心』、ワルツ『ウィーンの森の物語』、エジプト行進曲、ワルツ『ウィーンのボンボン』、ピチカート・ポルカ(ヨーゼフとの共作)、ポルカ『雷鳴と電光』、ワルツ『美しく青きドナウ』という選曲も面白い。 こなたバウアー=トイセルのほうは、とてもオーソドックスな味わいで『ウィーンの森の物語』、『ウィーン気質』、『南国のばら』、『美しく青きドナウ』、皇帝円舞曲、『酒・女・歌』を演奏している。 ウィーンのローカリティーを感じさせるアルバムだ。 高村薫の『作家的時評集』<毎日新聞社>を読み始める。 中日新聞連載の「社会時評」を中心に、2008年から2013年にかけて高村薫が執筆した時評をまとめた一冊。 高村さんの鋭く的確な指摘に感嘆するとともに、この国の社会の流れに愕然としてしまう。 が、「絶望は虚妄だ、希望がそうであるように」なのだ。 悲愴と皮相の間に立たねば。 15時台に外出し、まずは初詣をすませる。 それから河原町まで出、JEUGIA三条本店でクラシック担当の山本さんに新年のあいさつをすませ、蛸薬師のABCマートで初売りのスニーカーを購入する。 その後、OPAのタワーレコードで新品のCDを、ブックオフで中古CDを、それぞれ1枚ずつ購入し、夕飯用の買い物をすませて17時半過ぎに帰宅した。 帰宅後、まずは新品のCD、グレン・グールドが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのゴルトベルク変奏曲<SONY/BMG>8697148532を聴く。 今さらくどくどと記すまでもないか。 グールドにとって最晩年にあたる1981年のデジタル再録音だが、これはもう「音楽を聴いたあ!」という一言ですませたくなるような、音楽的な仕掛けに満ち満ちた魅力的な一枚である。 グールドの弾くバッハは、本当に面白い。 途中夕飯を挟み、NHK・FMで、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート2014の実況中継を聴く。 指揮はダニエル・バレンボイム、「平和」を強く意識したプログラムだそうで、ヨーゼフ・シュトラウスのワルツ『平和の棕櫚』、ヨハン・シュトラウス2世のエジプト行進曲やワルツ『もろ人手をとり』、そしてリヒャルト・シュトラウスの歌劇『カプリッチョ』から大好きな「月の光の音楽」などが演奏されていた。 (ホルンはあまり調子がよくないようだったけれど、弦がどうにも美しい) なお、『カプリッチョ』は第二次世界大戦中に作曲初演された作品で、劇中、 >君たちはその沈黙によって罪を招いた< という台詞がある。 で、バレンボイムはそれこそリヒャルトの交響詩みたいなシンフォニックな音楽づくり、といえば大げさかな。 そういえば、シカゴ交響楽団とのヨハン・シュトラウスの作品集のCD<ERATO>を前々から欲しいと思っているんだけど、なかなか輸入盤を見つけることができていない。 続けて、フォルテピアノのアレクセイ・リュビモフが弾いたモーツァルトのピアノ・ソナタ第4番~第6番「デュルニッツ」他<ERATO>2292-45618-2を聴く。 フォルテピアノの音色自体が愉しいが、楽器にモダンとピリオドの違いはあれど、こちらもグールド同様仕掛けに満ち満ちた演奏でもある。 フォルテピアノによるモーツァルトといえば、トゥイヤ・ハッキラのくせのない録音も好みだけれど、このリュビモフの録音も捨て難い。 中古でこつこつ全集を集めていこうかな。 夕飯後、『作家的時評集』を読み進める。 今日は、甘いものは食さず。 その代わり、スイートボックスのポテトチップス・チーズ味を食す。 六角通のローソンストア100で購入したもの。 チーズ風味の濃厚なポテトチップスで、まあまあ美味しうございました。 ごちそうさま! 明日がいい日でありますように! そして、2014年がいい年でありますように! それじゃあ、おやすみなさい。
by figarok492na
| 2014-01-01 23:02
| CLACLA日記
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