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オールトが弾いたヨハン・クリスティアン・バッハのソナタ集作品番号17

☆ヨハン・クリスティアン・バッハ:6つのソナタ作品番号17

 フォルテピアノ独奏:バート・ファン・オールト
(2013年6月、9月/デジタル・セッション録音)
<BRILLIANT>94661


 6つのソナタ作品番号5に続いて、オランダのフォルテピアノ奏者オールトが録音したヨハン・クリスティアン・バッハの作品集である。
 作品番号5から約10年後の1777年に刊行されたソナタ集だけれど、より古典派の規矩に従うというか、筆遣いの洗練度合いが高まった明晰で快活な音楽に仕上がっている。
 オールトも、そうした作品の要所急所をきっちりと押さえて、実に聴き心地がよく劇性にも富んだ演奏を繰り広げている。
 ピリオド音楽好きや、古典派の陽性な音楽好きな方には大いにお薦めしたい一枚だ。

 そうそう、これまでにハイドンやモーツァルト、フィールドの夜想曲(ショパンの夜想曲の先達)などをリリースしているオールトには、ぜひともベートーヴェンやシューベルトの作品を録音してもらいたい。
 よろしくお願いします!
by figarok492na | 2014-05-18 13:56 | CDレビュー
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