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荒川憲一は荒川茂樹のモデルだったのか(CLACLA日記)

 晴天が続く。
 いいお天気、いい青空。

 気温も上昇し、室内ではTシャツと短パンが当たり前なぐらいに暑さを感じる。


 JR西日本・宝塚(福知山)線の脱線事故から10年が経った。
 犠牲となった全ての方々へ、深く、深く、深く、深く、深く黙祷を捧げます。
 JR西日本の経営姿勢ももちろんのこと、日本社会の体質などを改めて考える。
 そして、リニアモーターカーなんてものが果たして本当に必要なのだろうかとも思ってしまう。


 首相官邸にドローンを飛ばしたと福井県の男性が警察に出頭し、逮捕されたと報じられている。
 僕は彼に与すないし、与しない。
 ただ、彼に続く人間がいるだろうことや、それを権力の側が巧妙に利用するだろうことも予想することができる。
 それにしても、ドローンドローンとかまびすしいものだ。


 昨夜、ハンス・クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィルが演奏した『ポピュラー・コンサート』<タワーレコード/DECCA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 午前中、仕事関係の予定をすませる。


 NHKラジオ第1の『かんさい土曜ほっとタイム』(14時台は、落語家の林家花丸さんがゲストだった)や、アントネッロ・マナコルダ指揮カンマーアカデミー・ポツダムが演奏したシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」、第3番&第7番「未完成」<SONY/BMG>、クナッパーツブッシュの『ポピュラー・コンサート』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『消えた男』を書き進めたり、荒川憲一の『戦時経済体制の構想と展開』<岩波書店>を読み進めたりする。
 マナコルダのシャープで推進力があって、しかも歌唱性も失わないシューベルトはやはり好みに合っている。
 シューベルトの交響曲の、残りの2枚も手に入れたい。


 吉田秀和の『世界の指揮者』<ちくま文庫>の再読を終える。
>この演奏をきいていて、私は、改めて、「うまい」とか「へた」とかいう評のつまらなさを痛感する。
 演奏を評するとは、その背後にどんな人間が、どんな人格が、控えているかを問うところに帰着するのである。
 その意味で、演奏は思想と人柄の反映でもあるのである<
(同書、「ブリュッヘン/十八世紀オーケストラ シューベルト/交響曲ハ長調『ザ・グレイト』より」
 この部分は以前も抜粋したことがあるのだけれど、これは演奏ばかりでなく、演技や執筆等、様々な創作活動表現活動に通じることだと思う)


 夕方になって外出し、仕事関係の用件を片付ける。
 その後、夕飯用の買い物をすませ、京都芸術センターに寄り、19時少し前に帰宅した。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『N響 ザ・レジェンド』で、ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮NHK交響楽団のコンサートのライヴ録音を聴く。
 リヒャルト・シュトラウスの交響詩『ドン・ファン』と、園田高弘の独奏によるシューマンのピアノ協奏曲(1964年11月10日、東京文化会館大ホール)、ブラームスの交響曲第1番(1964年11月17日、東京文化会館大ホール)が放送されていたが、いずれもサヴァリッシュ流のよくコントロールされた演奏だった。
(ちなみに、小川昂編の『新編日本の交響楽団』<民音音楽資料館>にあたったところ、1964年11月にはNHK交響楽団の定期公演は行われていなかった)

 続けて、マナコルダのザ・グレートを聴く。

 再びNHK・FMに戻り、『クラシックの迷宮』を聴く。
 今回は「NHKのアーカイヴスから」で、グルさんの愛称で知られたマンフレット・グルリット指揮東京フィル他が演奏したムソルグスキーの歌劇『ボリス・ゴドノフ』のハイライト(1954年11月)が放送されていた。
 中でも、ソプラノの北澤栄の歌唱力が印象に残った。
 なお、語りは久松保夫。
 テレビ草創期のドラマ『日真名氏飛び出す』の主人公日真名氏や、先ごろ亡くなったレナード・ニモイの当たり役である『スタートレック』のスポックの吹き替えで特に知られる。
 青二プロダクションの設立や、日俳連、芸団協などでの活動など俳優芸能人の地位向上にも務めた。
(久松さんについて片山さんが触れなかったので、あえて記しておく)


 夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 『戦時経済体制の構想と展開』を読了する。
 データ等史資料を駆使して、戦時経済体制の構築という観点からも日本の陸海軍部が失策、誤りを重ねていたことがよくわかる一冊だった。
 「強兵富国の帰結は貧国貧兵だった」
 という、あとがきの言葉が心に強く響く。
 なお、この著書は、荒川憲一の博士論文(一橋大学・経済学)を加筆修正したものだ。
 荒川さんは一橋大学社会学部を卒業後陸上自衛隊に入り(1等陸佐まで)、戦史研究を行うとともに防衛大学校の教授も務めた。
 で、ここまでは著者紹介をもとにしたものなのだけど、少し気になってネット検索すると、なんと荒川さんは一橋大学在学中に押井守が設立した「映像芸術研究会」に参加していて、押井監督の『機動警察パトレイバー 2 the movie』の荒川茂樹(竹中直人)のモデルだったことがわかった。
 なるほど、そうだったのか!

 続けて、市原悦子の対談をまとめた『やまんば』<春秋社>を読み始める。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
by figarok492na | 2015-04-25 23:34 | CLACLA日記
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