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安保法案に反対だ 庄司永建と宝生あやこが亡くなった(CLACLA日記)

 雨降り。
 どんよりとしたお天気の一日。

 気温は上昇しなかったものの、湿度が高い分、それほど快ならず。
 気温と湿度のWパンチで、頭と身体が少し重たい。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 地方公聴会を開催し、政府与党は今夜か明日、特別委員会での安保法案の採決を目論んでいる。
 次世代の党など、自民党を補完するだけの勢力を取り込んだからといって、どうこうなるという問題ではあるまい。
 愚も愚、下も下。
 本当に度し難く、腹立たしい。
 安保法案には反対だ。
(19時を過ぎて、これまた補完勢力の街宣車がかまびすしくやっている。厚顔無恥のかぎりである)


 俳優の庄司永建が亡くなった。92歳。
 上智大学を卒業後、民衆芸術劇場俳優養成所から劇団民藝に入り、その後フリーとなる。
 映画やテレビドラマでも活躍したほか、最晩年までCMに出演していた(聖教新聞のCMにも出演していたはずだ)。
 「大門くうーん」のフレーズが懐かしい『西部警察』の捜査係長役をはじめ、頑固でありながらも、どこか滑稽味のある役回りを得意とした。
 また、今井正監督の『ここに泉あり』では、大滝秀治らとともに若き日の庄司さんの姿を目にすることができる。
 深く、深く、深く、深く黙祷。

 滝沢修や宇野重吉はもちろんのこと、同じ民藝(出身)の大滝さんや鈴木瑞穂といった人と比べて、庄司さんは「軽い」感じのする人だった。
 その軽さが魅力持ち味でもあったのだけれど。


 俳優の宝生あやこも亡くなった。97歳。
 脚本家で劇作家の八田尚之とともに劇団手織座を創立し、演劇をはじめ、映画、テレビドラマと幅広く活躍した。
 厳格古風な姑、一転どこか艶やかさを持った玄人筋の女性といった役回りが強く印象に残る。
 深く、深く、深く、深く黙祷。

 今は亡き一の宮あつ子らと同じく、派手派手しく目立つことはないけれど、きっちりと存在感のある役者さんの一人だった。


 昨夜、バリトンのクリスティアン・ゲルハーヘルがフライブルク・バロック・オーケストラの伴奏で歌ったモーツァルトのオペラ・アリア集<SONY/BMG>、Radio4音源でヤン・ヴィレム・デ・フリエンド指揮ハーグ・レジデンティ管弦楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第5番&第35番「ハフナー」(2015年9月13日、アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホール)、ダニエレ・ガッティ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したチャイコフスキーのバレエ音楽『くるみ割り人形』組曲(2015年9月10日、同)のライヴ録音を聴いたりしながら、4時半近くまで仕事関係の作業を進める。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも水曜日』や、ゲルハーヘルが歌ったモーツァルトのオペラ・アリア集、ピアノのテオ・ゲオルギューとカルミナ・カルテットが演奏したドヴォルザークのピアノ5重奏曲第2番&弦楽4重奏曲第12番「アメリカ」<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『水の上で歌う』を読み直したり、『勝呂又吉のこと』について考えたりする。


 多和田葉子の『献灯使』<講談社>を読了する。
 東日本大震災以後の日本、というよりも、これからの日本の姿を描いた寓話性に富んだ作品集である。
 本当に適わない、と思ってしまう。
 こういう小説を書きたいけれど、自分にはとうてい無理だ。

 ほかに、『中野重治評論集』<平凡社ライブラリー>の拾い読みもした。
 こういう状況だからこそ。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMでヘルベルト・ブロムシュテット指揮NHK交響楽団の第1815回定期公演(サントリーホール大ホール)の実況中継を聴く。
 ベートーヴェンの交響曲第1番と第3番「英雄」が演奏されていた。
 早めのテンポで、非常に若々しい演奏だった。

 続けて、モーツァルトのオペラ・アリア集を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』について考えたり、高橋源一郎の『銀河鉄道の彼方に』<集英社>を読み始めたりする。
 ほかに、『中野重治評論集』の拾い読みもした。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 畢竟、ぬるま湯はぬるま湯でしかない。
 ぬるま湯にはぬるま湯の効果はあるが、ゆるゆると浸っている間にそこから出る機会を失い、気がつけば溺れていたということだってありうる。
 自省あるのみ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
by figarok492na | 2015-09-16 23:12 | CLACLA日記
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