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今年最初のネオ落語・セントラル(第12回)

☆ネオ落語・セントラル 第12回

 出演:桂三幸さん、桂三河さん、月亭太遊さん
(2016年1月4日20時開演/錦湯)


 桂三幸さん、桂三河さん、月亭太遊さんと、おなじみの顔ぶれが揃った新春第一回目のネオ落語・セントラルは、通産12回目。
 お着物をお召しになった方など、今回も多くのお客さんが集まって盛況だった。

 スタートはいつもの如く、三人のおしゃべりから。
 ネオ落語・ニューイヤーなど、正月三が日の出来事を面白おかしく語って盛り上げる。

 で、じゃんけんで勝った順で、まずは三河さんが古典の『秘伝書』を演じた。
 三河さんの『秘伝書』は祇園花月の○○落語会で以前聴いたことがあるが、やはりこの噺の筋立てがよくできているということを再確認させる口演だった。
 とともに、この秘伝書を売り付けられた男のお人好しぶりもよくわかる。
 それにしても、「天皇陛下になる方法」って…。

 続くは、三幸さん。
 ネオ落語・セントラル(ネオラクゴ・フロンティア)の三幸さんといえば、「変幻自在」なマクラが愉しみだけれど、今夜は遂にここまで来たかという趣向つき。
 まさしくやりたい放題!
 本題は一転、おなじみ古典の『厩火事』だ。
 上方流儀だけに、麹町のさるお武家が、京都のさるご大家となっているところもミソである。
 三幸さんは丁寧に演じつつ、時折ちょっとしたくせ球も投げて笑いを生んでいた。

 トリは、太遊さんがネオラクゴ『ぽっちゃりタウレト』を再演した。
 嘘をつけない男が上司に連れられて行ったのは、ぽっちゃり専門のスナック「ぽっちゃりタウレト」という店で…。
 という、『場末のバステト』に続くシリーズ二作目。
 ぽっちゃり専門に相応しい笑いの仕掛けがいろいろと盛り込まれていたりして、ネオラクゴの中ではなじみやすい作品なのではないだろうか。
 そして、三作目はいつ聴けるのか!?

 さらに、今回は新年一回目ということもあって大喜利のおまけつき。
 三河さんの仕切りで、「こんな紅白はしょぼ残念だ」や「おぼっちゃまだらけの野外キャンプでもめた原因」といったお題に、三幸さんと太遊さんがあれやこれやと答えを繰り出していた。

 と、2016年も一発目から笑い一杯盛りだくさんのネオ落語・セントラルでした。
 ああ、面白かった!
 皆さんも、毎週20時からは錦湯さんへぜひ!!
by figarok492na | 2016-01-05 03:52 | 落語・ネオ落語記録
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