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『お嬢さん乾杯』を観たあと、昔馴染みにばったり!(深夜のCLACLA)

 上方落語の四天王の一人、三代目桂春団治が亡くなった。85歳。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 イギリス出身の俳優、アラン・リックマンも亡くなった。69歳。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 どんよりとした感じはありつつも、晴天が続く。

 気温は上昇せず。
 これが冬、と言ってしまえばそれまでだが。
 暖冬傾向が続いていた分、ひと際寒さを強く感じる。
 寒い寒い寒い寒い。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように!


 なんでもかでも政治的陰謀と判断するつもりはない。
 ただ、同じタイミングで起こるあれこれを政治的に巧く利用しようとする動きは、洋の東西を問わずいつもあるということも事実だと思う。
 だからこそ、目くらましの八百長猿芝居には騙されたくない。


 昨夜、4時20分過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも木曜日』や、ピエール・ブーレーズ指揮ウィーン・フィルが演奏したマーラーの交響曲第5番<ドイツ・グラモフォン>、アンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィル他が演奏したリヒャルト・シュトラウスの家庭交響曲&家庭交響曲余録(パレルゴン)<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『御神酒徳利』について考えたりする。


 大島幹雄の『明治のサーカス芸人はなぜロシアに消えたのか』<祥伝社>を読了する。
 明治期ロシアに渡り、その地に残った日本のサーカス芸人たちが時代に翻弄される姿を詳しく追った一冊。
 ああ、面白かった!

 続けて、岡本和明の『俺の喉は一声千両』<新潮社>を読み始める。
 「天才浪曲師・桃中軒雲右衛門」と副題にある通り、著者にとって曽祖父にあたる浪曲師桃中軒雲右衛門の生涯を辿った芸伝。
 ちなみに、桃中軒雲右衛門が松旭斎天一と親交を結んでいたことが藤山新太郎の『天一一代』<NTT出版>に書かれていた。
(両者の関係は全く知らなかった。すでに何度も記していることだけれど、こういう偶然がよくあるのだ。まあ、明治を代表する藝の人たちだからどこかで重なり合っていてもおかしくはないんだけど)


 17時40分過ぎに外出し、京都芸術センターで京都市交響楽団の今年度のパンフレットを入手したりする。


 昨夜に続いて、京都文化博物館のフィルムシアターで映画を観る。
 今夜は、木下惠介監督の『お嬢さん乾杯』(1949年、松竹大船。新藤兼人脚本)だ。
 自動車修理工場の社長圭介は、見合いの相手である名家の令嬢泰子に一目惚れし、泰子も圭介との結婚に応じるが、二人の間にはどうしても越えられない溝があり…。
 フィルムシアターの解説パンフレットにもある通り、昨夜観た『安城家の舞踏会』の設定をコメディに裏返したかの如き展開で、脚本も同じ新藤兼人である。
 随所に挟まれた細かいくすぐりも含めて、アメリカのスクリューボール・コメディの戦後日本への移し変えには、それこそ微妙にくすぐったくなったりもするが、『愛染かつら』のテーマ曲「旅の夜風」が流れるラスト(音楽は監督の弟木下忠司。今年の誕生日で満100歳!)も含めて、実に微笑ましい作品であることも確か。
 令嬢役にぴったりな原節子と無骨な男佐野周二(関口宏に似てるなあ、やっぱり)をはじめ、佐田啓二、村瀬幸子、坂本武、東山千栄子、青山杉作、藤間房子、永田靖、増田順二らが出演。
 そうそう、貝谷八重子バレエ団の面々が出演し、当時のバレエの水準の一端を示しているのも興味深かった。
 それにしても、原節子はきれいだ!


 上映終了後、六角のローソンストア100に向かっていると、後ろから誰かに呼びかけられた。
 誰だと思って振り返ると、演劇関係の昔馴染みが!
 京都に来ていることは知っていたが、よもやばったりするとは思っておらずびっくり。
 で、ワイン一本を聞し召す彼と、3時間ほど立ち話。
 まずは元気そうで何よりである。


 阪急の四条大宮駅近辺で彼を送ってから、23時過ぎに帰宅し、遅めの夕飯をすませる。


 以上、1月14日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
by figarok492na | 2016-01-15 01:02 | CLACLA日記
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