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ネオ落語・セントラル 第25回

☆ネオ落語・セントラル 第25回

 出演:桂三河さん、月亭太遊さん、月亭方気さん、センサールマン
 大喜利出演:すり身氏、kit氏、無農薬亭農薬君
(2016年4月4日20時開演/錦湯)


 春眠暁を覚えず。
 気温も上がってめっきり春らしくなって、おまけに花粉まで飛んで、眠気に襲われがちな京この頃。
 すっきりするには笑いが一番と、昨夜も錦湯さんに足を運んだ。

 25回目となる今回は、桂三河さん、月亭太遊さん、月亭方気さん、センサールマンの4組5人の出演。
 まずは、太遊さん、センサールマンの3人のトークからスタート。
 太遊さんが十手リンジンの西手さんとニューハーフshow house「ベティのマヨネーズ」に行って目にしたことなどで盛り上げる。

 で、はじめは三河さんが『初恋』を演じた。
 『初恋』は、先ごろ上方落語協会会長に再選された桂文枝師匠の三枝時代の作品。
 島崎藤村の詩『初恋』を巧みに引用した新作だが、細かくくすぐりが仕掛けられていて、よくできているなあと改めて思う。
 そして、登場人物の設定には、どうしても文枝さん自身の生い立ちが重なってしまう。
 もちろん、三河さんは一切ウェットにならず、きっちり笑いをとりながら演じていたが。
(そうそう、先日のABCラジオ『征平吉弥の土曜も全開!!』で、上方落語協会の会長選挙で桂恩狸さんに1票入っていたと触れられていたっけ。うむむ…)

 続けて、方気さんが登場。
 マクラで尿道結石に苦しんだ話をひとしきりして、痛風「同志」、おまけに腎臓結石という爆弾を抱えるこちらを笑わせつつ戦々恐々とさせたのち、本題の『河豚鍋』へ。
 未だ河豚は食べたし命は惜しし、という時代のお話。
 方気さんは丹念丁寧に演じつつ、時にデフォルメを効かせながら人の心の動きを笑いにしてみせた。
 それにしても、河豚鍋食べたくなったなあ。

 三番目は太遊さん。
 スタートのトークで触れた「ベティのマヨネーズ」の売れっ子さんのネタに重なると断りつつ、フリップ(画用紙帳に言葉やイラストを書いた)を用いた「替え歌シリーズ」を披露。
 とかとんとんと笑いをとる。
 さらに、10年前のR-1でのネタ「CDショップ」も披露。
 これはもう太遊さんの美声美喉が肝で命のネタで、ここぞとばかり歌い切った。
 太遊さんは歌も巧けりゃ画も巧い。

 トリは、センサールマンの漫才だ。
 愛植男さん(客側から見て左側)のお父さんが、山崎仕事人さん(同右側)の子供に本を読み聞かせるという、子守唄ならぬ子守読みシリーズを演じた。
 昨夜は、『浦島太郎』、『ウサギとカメ』、『笠地蔵』の三つが選ばれたのだけれど、植男さんの怪演怪演また怪演がどうしてもおかしい。
 対する仕事人さんもエネルギッシュに応じて、笑いの拍車をかける。
 センサールマンのお二人、脂が乗り切ってるなあ。
 本当に面白い。
 それに、ネタのチョイスも昨夜の錦湯さんにはばっちりだった。

 そして、最後は定番の大喜利。
 作家の桜井さん(あいにくお休み)や常連でライターの神龍さん提供のお題に、三河さん、方気さん、植男さん、仕事人さん、さらに大喜利ゲストの、すり身さん、kitさん、無農薬亭農薬君が挑んだ。
 「宇宙人が空港で怒っていた、なぜ?」、「花も咲いていない桜の木の下に座った男が持っていたボードにはなんと書かれていた?」といった一筋縄ではいかないお題に対して、プロ・チームでは植男さん、仕事人さんがコンスタントにヒット、ホームラン(正解)を重ねていた。
 その隙を狙って方気さんや三河さんも仕掛ける。
 一方、あの『ケータイ大喜利』のレジェンドであるすり身さん、kitさんも一捻りだけじゃなく、二捻りはある解答で無農薬亭農薬君とともに大喜利を盛り上げた。
 当然、昨夜も太遊さんの仕切りは好調。
 的確適切覿面に解答者たちをさばいていた。

 と、笑いに溢れたネオ落語・セントラル。
 眠る阿呆に笑う阿呆、同じ阿呆なら笑わにゃ損損。
 皆さんも、月曜20時は錦湯さんにぜひ!
 ああ、面白かった!!
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by figarok492na | 2016-04-05 08:54 | 落語・ネオ落語記録
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