ショスタコーヴィチの交響曲のCDを聴きながら、彼の生誕100周年を記念して、日本における彼の交響曲の受容の流れを、誰かたどってくれないものかと思ってしまう。
また、戦前の、山田耕筰やローゼンストックと新交響楽団(現在のNHK交響楽団)による演奏の録音は残っていないにしても、戦後の、上田仁と東京交響楽団によるLP録音(確か、東芝から発売されていたはずだ)や、森正とNHK交響楽団による交響曲第6番や第8番の放送用ライヴ録音のCD化は可能なのではないだろうか、とも思ってしまう。
単に懐古趣味というだけではなく、過去を検証し総括するという意味でも、重要な作業だと僕は考えるのだが。