☆モーツァルト:交響曲第40番、第41番「ジュピター」
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
<PHILIPS>426 315−2
重ねて交響曲の名曲を。
今回は、モーツァルトの交響曲第40番と第41番「ジュピター」の入ったCDを聴く。
モーツァルトの交響曲第40番と第41番「ジュピター」は、彼の最晩年を飾るに相応しい傑作であるとともに、もしもモーツァルトがその後も生きていたら、と強く思わせる内容を持った作品でもある。
まあ、これ以上くどくどと言葉を重ねる必要もあるまい。
ただ、聴いてみて下さい、と言う他ない。
アーノンクールやコープマン、ブリュッヘンといった指揮者に比べると、ガーディナーは穏当な解釈を行なっているので、ピリオド楽器のオーケストラ入門という意味でも、最適な一枚かもしれない。
(いや、やっぱり「過激」な解釈に触れることのほうが、一番の入門かな?)
なお、ガーディナー盤は、「前回」のモーツァルト・イヤーを記念して録音されたものだが、「今回」のモーツァルト・イヤーには、マルク・ミンコフスキとルーヴル宮音楽隊による同じカップリング(第40番と第41番のシンフォニー)のCDが発売される予定である。
どのような演奏になっているか、気になるところだ。