☆モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番、第5番「トルコ風」
モニカ・ハジェット(ヴァイオリン、指揮)
エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団
<VIRGIN>VC5 45010 2
今回は、モニカ・ハジェットがピリオド楽器のオーケストラ、エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団を弾き振りした、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第1番、第2番、第5番のCDを聴く。
曲の知名度と面白さでは、何と言っても第5番の「トルコ風」を挙げなければならないだろうが、第1番、第2番も、流麗で軽快な旋律に満ちていて、聴き心地は全く悪くない。
モニカ・ハジェットはそうした作品の世界にぴったりと添った、よい意味でくせの少ない音楽づくりを行っていると思う。
ピリオド楽器によるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲の録音の中では、安定した水準にあるCDであり、多くの方に安心してお薦めしたい一枚だ。