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一日一枚 204:ブーレーズ・コンダクツ・ヴェーベルン−2

 ☆ブーレーズ・コンダクツ・ヴェーベルン−2
  ピエール・ブーレーズ指揮ベルリン・フィル
  <DG/ドイツ・グラモフォン>447 099−2

 今回は、ブーレーズ・コンダクツ・ヴェーベルンの第2作目、ベルリン・フィルとの管弦楽曲集を聴く。
 このCDには、管弦楽のためのパッサカリア、弦楽のための5つの楽章(エマーソン・カルテットのCDにも入っていた作品の弦楽合奏版)、6つの小品、『夏の風の中で』の他に、バッハの6声のリチェルカーレとシューベルトのドイツ舞曲をヴェーベルンがオーケストレーションしたものも収められていて、ヴェーベルンのオーケストラ作品の多様性多面性に触れることができる。
(聴きやすさという点では、後期ロマン派の影響が濃厚な『夏の風の中で』をまずは挙げておくべきだろう)
 ブーレーズとベルリン・フィルによる演奏は、技術的にも楽曲解釈的にも万全で、全くと言っていいほど隙がない。
 オーケストラ好きの方を中心に、ひろくお薦めしたい一枚だ。
by figarok492na | 2006-06-27 13:17 | 一日一枚
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