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一日一枚 294:プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ

 ☆プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番、5つのメロディ
  ワディム・レーピン(ヴァイオリン)、ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)
  <ERATO>WPCS−4682/国内盤

 今回は、ロシア出身のヴァイオリニスト、ワディム・レーピンと、同じくロシア出身のピアニスト、ボリス・ベレゾフスキーの演奏による、プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタのCDを聴く。
 プロコフィエフの2曲のヴァイオリン・ソナタは、ロシア各地の民族的な旋律とプロコフィエフのモダニズムが、時にバランスよく、時にバランス悪く結び付けられた音楽で、独特の美しさとリズム感を持った作品に仕上がっている。
 ワディム・レーピンは、ドイツ滞在中にサンクト・ペテルベルク交響楽団のケルン公演で実演に接したことがあるが(プロコフィエフかショスタコーヴィチのコンチェルトを演奏していたはずだ)、比較的同時期に録音されたこのCDでも、その時と同様の、若々しくてパワフルで、非常にアクロバティックなソロを愉しむことができる。
 また、ボリス・ベレゾフスキーも、レーピンの性質とよく合った演奏を行っていて、全編全く聴き飽きることがない。
 中古で、税込み1200円程度までなら、大いにお薦めしたい一枚だ。
by figarok492na | 2006-10-03 13:29 | 一日一枚
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