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真夏にヨハン・シュトラウス(CDレビュー)

 ☆ヨハン・シュトラウス:作品集
  ニコラウス・アーノンクール指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
  1986年録音
  <TELDEC>8.43337ZK

 こうなりゃやけくそ4枚目。
 もってけドロボー!
 いいや、このCDはわしのもんや。
 誰にもやらんぞ、誰にもやらん。
 ここ、『大阪物語』の中村雁治郎風に。
(「この人、暑さでおつむがおかしうなったんとちゃいまんのん」、と呼ぶ声あり。わはははは、おかしいのはもとからでさあ)

 ニコラウス・アーノンクール指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏による、ヨハン・シュトラウスの作品集のCDを聴く。

 ニューイヤーコンサートならいざしらず、この夏の暑い盛りに何を好き好んでシュトラウスなんて、と心配されるむきもあるかもしれないが、なあにアーノンクールだったら大丈夫。
 めりはりのきいた「プログラム」で、刺激に満ちた50分強を過ごさせてくれる。
 もちろん、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団も、アーノンクールの解釈によく添って、シャープでドラマティックな演奏を行っている。
(『エジプト行進曲』の叫び声も、いとおかしいとかなし)

 オーソドックスとは言えないけれど、聴いて面白いこと間違いなしの一枚なり。

 ちなみにこのCD、初期盤ということで、CD自体は、日本のコロムビアがプレスしたものである。
 歴史を感じるなあ。
by figarok492na | 2007-08-11 19:15 | クラシック音楽
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