どんよりとしたお天気の一日。
雨降りになるか? 気温は、そこそこに上昇。 昨夜、個人創作誌『赤い猫』第2号の個人支援会員となってくれた高校時代の同級生三浦宏文君(『絶対弱者』<長崎出版>の共著者でインド哲学を専門とする。本当は君づけはしっくりこないのだけど、友人知人面識のある人には敬称をつけるというこの日記の原則に従ってそうした)などにお礼のメールを送ったりする。 深く、深く、深く、深く感謝である。 午前のうちに、キッチンまわりの拭き掃除をすませる。 ヴァルター・ヴェラー指揮フィルハーモニア管弦楽団の演奏した、メンデルスゾーンの序曲『フィンガルの洞窟』&交響曲第1番、第5番「宗教改革」、フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮シャンゼリゼ管弦楽団他の演奏した、同じくメンデルスゾーンの『夏の夜の夢』の音楽&『フィンガルの洞窟』、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティークの演奏した、シューマンの交響曲第4番(初版)、第2番を続けて聴く。 『酒みずく・語る事なし』を読み進める。 「断片」中の、 >小林秀雄は古くさい茶碗をいじるかたわら、レコードでスコアーを参照しながらモーツァルトを聴いて、そしてモーツァルトの「芸術」に就て論文を書く< という文章には、つい笑ってしまった。 『たまには、時事ネタ』を読了する。 続けて、宮脇俊三の『終着駅へ行ってきます』<新潮文庫>を読み始める。 宮脇さんの鉄道旅行関係の著作は、小学校高学年から中学校頃のてっちゃん時代に読みふけったものだった。 そんな宮脇さんの父親が、陸軍軍人出身ながらリベラルな姿勢を貫き通した(斎藤隆夫の議員除名に反対票を投じ、佐藤賢了から「黙れ!」と怒鳴りつけられた)宮脇長吉であることを知ったのはつい最近のことだ。 まだまだ、物を知らなすぎる。 『赤い猫』第2号の製本の準備を行う。 ステープラー(ホチキス)の針を一つ一つはがす(外す)ことの面倒さ! 爪は痛むわ、針の先を突き刺して出血するわ…。 でも、避けては通れない作業なのだ。 『痺れる舌 もしくは、丸山薫の不愉快な悪戯』という妄想映画を考えたが、今のところアップはしない。 裁判員制度や、日本お魚能力検定協会が関わった邪劇であるとだけ記しておく。 夕方前になって外出し、まずは郵便局で『赤い猫』支援会員様の入金を確認する。 で、烏丸まで出てストアデポに行き、支援会員様用の領収証を購入する。 ほかに、中閉じ用のステープラーを見つけたが、6000円近くもしたため、購入は断念する。 仕方ない。 その後、ウイングス京都の図書情報室で本を返却し、京都芸術センターで用件をすませて帰宅した。 (京都芸術センターでは、勝二繁君とあいさつをする。てんこもり堂の稽古だな) 途中夕飯を挟んで、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、大植英次指揮ハノーヴァー北ドイツ放送フィルのコンサートのライヴ録音を聴く。 アイヴズの『答えのない質問』、クラウディオ・ボルケスの独奏によるハイドンのチェロ協奏曲第2番、ホルストの組曲『惑星』などが放送されていた。 続けて、アルバン・ベルク・カルテットの演奏した、ハイドンの弦楽4重奏曲第76番「五度」、第77番「皇帝」、第78番「日の出」を聴く。 『酒みずく・語る事なし』を読み進める。 山本周五郎の『よじょう』がラヴェルの『ダフニスとクロエ』にインスピレーションを受けたものだということは知っていたが、山本周五郎と『ダフニスとクロエ』の橋渡しをしたのが作曲家の石田一郎(秋田出身。片山杜秀は、彼を「日本のセヴラック」と評している)とは知らなかった。 まだまだ、物を知らなすぎる。 『終着駅に行ってきます』も読み進める。 子供のころは、種村直樹(だったか)という人の陽性でくせの強い文章のほうをより好んで読んでいたけれど、この歳になると、宮脇さんの文章のほうがとてもしっくりくる。 『赤い猫』第2号に関する作業、というより、ステープラーの針はずしをする。 爪が割れていやだなあ。 でも、やらなきゃならん! 院生時代の友だちから、『赤い猫』の個人支援会員の申し込みがある。 嬉しいかぎり。 多謝! 今日から、裁判員制度がスタートしたというが、なにゆえ「凶悪犯罪」からこの制度をスタートさせるのか? 正直、どうにも疑問が残る制度というほかない。 今日は、甘いものは食さず。 明日がいい日でありますように! それじゃあ、おやすみなさい。
by figarok492na
| 2009-05-21 22:42
| CLACLA日記
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