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メリー・クリスマス!!(CLACLA日記)

 今日はクリスマス。
 メリー・クリスマス!!


 昨夜、実家から電話がある。
 多謝。

 柄本明(小田豊二の聞き書き)の『東京の俳優』<集英社>を読み進め、第五話の「小さな家と五人の紳士」を読み終えた。
 およそなんらかの形で演劇に関わる人間であるならば、この一章だけでもよいからぜひとも読んでもらいたいと思う。
 刺激を受けるところ大なり。

 第八章の「日独伊三国同盟の成立」と第九章の「対米危機の切迫と野村大使の派遣」を読み終え、『西園寺公と政局』第八巻<岩波書店>を読了した。
 これで、『西園寺公と政局』全八巻(別巻を除く)を読み終えたことになるが、全てを読み終えた抱いたものは、西園寺公望の危惧や原田熊雄の焦燥にも関わらず、この日本という国がどんどんどんどん泥沼にはまり込んでいくその過程に対するなんとも言えない胸苦しい気持ちであり、現在の諸状況に対する強い危機意識であった。
 つまるところ、未だ歴史は歴史ではなく、未だ過去は過去ではない。
 本当に他人事ではすまされない。


 いいお天気、いい青空だったことに加え、気温が上昇しあまり寒さを感じなかったこともあり、14時過ぎに外出する。

 まず四条通の金券ショップ・トーカイで年賀状を購入したのち、銀行や郵便局をまわったが、非常に混雑していたため、用件を片づけることは諦める。

 で、三条通を歩いて河原町まで出、ライフカードのぴあステーションで、今日発売が開始された京都市交響楽団の来年3月の定期演奏会のチケット(P席)を購入する。
 P席は残り僅かとなっていたが、なんとか購入することができてほっとした。

 それから、BALのジュンク堂で調べものをし、LoFtをのぞき、再び歩いて烏丸まで戻り、京都芸術センターでいくつか用件を片づける。

 その後、新町通の郵便局で用件を片づけ、いったん帰宅した。


 帰宅後、追加の年賀状書きをすませる。

 17時台になって再び外出し、年賀状を投函してから、近くの銀行で用件を片づけ、夕飯用の買い物をすませて帰宅する。

 夕飯後、第六話の「愉快なチェーホフ」を読み終え、『東京の俳優』を読了した。
 いやあ、面白かった。
 この本は、本当に読んでおいてよかった。
 と、言うより、もっと柄本明の話を読みたいほどだ。
(終盤、小林正樹監督の『人間の條件』を紹介するにあたり、演技陣の一人として中村伸郎の名前が出てきたことが、個人的には嬉しかった)

>俳優ってね、人間ってね、やっぱり馬鹿なんですよ。
 俳優って、人に見られますからね、見られりゃ何かやっちゃいますからね<
 そういえば、以前京都シネマにケネス・ブラナー監督の『魔笛』を観に行ったとき、ちょうど前の回から柄本さんが出てきて、どうしても気になったからそれとなく目で追っていると、急に挙動不審な行動を取り始めたことがあったんだ。
 あれ、たぶんこちらの視線に気づいていたんだろうな。

 ほかに、清沢洌の『暗黒日記』<岩波文庫>のつまみ再読をする。

 プラシド・ドミンゴ、シセル・セルシェブー、シャルル・アズナブールの歌ったクリスマス・ソング<SONY>を聴く。
 ウィーンでのクリスマス・コンサートのライヴ録音なり。

 今日の甘いものは、ロッテのチョコレート、スペシャリテ・マロングラッセ。
 近くのグルメシティで、税込み70円に値下げされていたもの。
 マロンとラム酒の風味がたっぷりときいたチョコレートで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!

 今年のOMS戯曲賞に、大竹野正典さんの『山の声』が選ばれたことを知る。
 いろいろと思うところがあって事前予想は公開していなかったが、今回の結果は僕自身の予想していたとおりであった。
 当然異論もあるとは思うが、僕はこの結果を様々な意味で妥当であると考える。
 そして、再び深く、深く、深く、深く黙祷。

 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
by figarok492na | 2009-12-25 21:51 | CLACLA日記
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