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今年もあと一日(CLACLA日記)

 2009年も12月30日。
 今年も残すところあと一日だけとなった。
 本当に、一瞬一瞬を大切にしていかなければ。


 昨夜、山崎浩太郎の『クライバーが讃え、ショルティが恐れた男』<洋泉社>を読み進め、第九章の「咲くはずのない花を」と第十章の「それは俺がやりたいこと」を読み終えた。

 その後、爆笑問題カーボーイを聴きながら、午前3時ごろまで仕事や雑件を片づける。

 午前8時台に起きて、いくつか雑件を片づける。

 第十一章の「去りゆく人々、そして≪指環≫」、第十二章の「トリスタンの夢」、第十三章の「憧れは恋に似て」を読み終え、『クライバーが讃え、ショルティが恐れた男』を読了した。
 山崎さん自身がグッドールの名を不滅にしたと記すワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』のように、クライマックスがはっきりと示された文章で(もちろん、グッドールとウェールズ国民歌劇場の面々による『トリスタンとイゾルデ』の上演と録音にそのクライマックスは置かれている)、こちらも読んでいて強く心を動かされた。
 これは、読んで正解の一冊だった。

>自分が感動なしに演奏して、聴き手を感動さすという具合にはいかないだろう<
 とは、ヴァルター・ヴェラー指揮NHK交響楽団の定期公演を評した吉田秀和の言葉だが、そのひそみに倣うならば、
>自分が感動なしに執筆して、読み手を感動さすという具合にはいかないだろう<
ということになるか。

 ジュゼッペ・シノーポリ指揮ザクセン・シュターツカペレ・ドレスデンの演奏した、ワーグナーの楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲のライヴ録音をyoutubeで観聴きする。

 正午過ぎに、キッチンと玄関あたりの大掃除をすませる。

 15時台に外出し、室町通のストアデポへ。
 なんとか「許容範囲内」のリングノートを見つけて購入し、夕飯用の買い物をすませ、スギ薬局でセールのトイレットペーパーを購入し、帰宅した。

 外出したぐらいからお天気が崩れ始め、雨がぽつりぽつりと降り出す。
 やれやれ。

 帰宅後、清沢洌の『暗黒日記』<岩波文庫>のつまみ再読をする。

 たまたまインターネットの京都コンサートホールのコンサートスケジュールを見て、来年3月29日に小ホール(アンサンブルホールムラタ)でaimė室内管弦楽団というオーケストラの第一回目のコンサートが予定されていることを発見し、ホームページなどが開設されていないこともあって、今回のコンサートの指揮者でもある川畑隆さんまでお電話させてもらった。
 で、川畑さんのお話によると、メンバーのほとんどは音大生(関係者)とのことで、これからコンサートのアナウンスも進めていくとのことだった。
 入場無料で全席自由席という嬉しい設定に加え、ワーグナーの『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲、ビゼーの『カルメン』ハイライト、ブラームスの交響曲第1番というプログラムも面白く、可能であればぜひ聴きに行きたいと思う。
 川畑さん、年末の忙しいときにも関わらず丁寧なお話、本当にありがとうございました。

 夕飯後、『暗黒日記』のつまみ再読をする。

 今日は、甘いものは食さず。

 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
by figarok492na | 2009-12-30 22:00 | CLACLA日記
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