作曲家の林光さんが昨日亡くなられていたことを、先程知った。
林さんの作品には、幼い頃から親しんでいて、特にNHKの大河ドラマ『山河燃ゆ』のテーマ曲など大好きだったんだけど。 それより何より、林さんからは20年近く前より細い細いつながりをいただいていたのだ。 以前日立市が市民オペラの原案を募集していることがあって、僕は林光さんの『歌の学校』やら何やらを下敷きに、それらしいプロットを捻り出しそれを公募先に送付したのだけれど(残念ながら落選)、せっかくだからと林さんにプロットのコピーを送ったところ、たまたまその頃のアルバイト先だったJUGIA四条店に林さんが来られ、「面白かった」と声をかけていただいたのである。 そして、その後もオペラシアターこんにゃく座の公演ロビーや、京都市内で行われた諸々の企画の際に、ほんの少しお話したり、ごあいさつしたりする関係が続いていた。 そういえば、数年前にお送りした個人創作誌『赤い猫』第2号には、「中瀬宏之の正体いまだ不明なるも」という一文の入ったお葉書をいただいた。 そのときは、ありゃりゃ、林さんは僕のことを忘れたのかなと思ったのだが、友人から「それは、中瀬さんのことを忘れたんやなくて」、(戯曲を書いたり小説を書いたりレビューを書いたりする)「中瀬さんの正体がようわからんという意味やないんですか?」と指摘されて、ああなるほどと得心がいった。 ご健筆を祈るという励ましの言葉の入ったそのお葉書は、僕の大切な宝物の一つだ。 これまた旧知のマリンバ奏者通崎睦美さんのブログの記事で、林さんが入院されていること、あまりご加減がよろしくないようなことは存じていたのだが。 80歳。深く、深く、深く、深く、深く黙祷。
4月15日(今週金曜日)19時から、京都芸術センターの講堂で、旧知のマリンバ奏者通崎睦美さんの震災支援コンサートが開催されます。
入場は無料で、当日会場では東日本大震災の被災者の方々への義援金を受け付けられるとのことです。 また、入場の際は整理番号が必要ですので、ご予約のほうをお忘れなく。 詳しくは、こちら(通崎さんのブログ)のほうをご参照のほど。 ご都合よろしい方は、ぜひとも足をお運びください!
アンドレア・マルコンがスイス・バーゼルのピリオド楽器アンサンブル、ラ・チェトラを指揮したモーツァルトの序曲集<ドイツ・グラモフォン>に関しては、いずれCDレビューをアップするつもりでいるが、さすが劇場感覚に秀でたモーツァルトだけあって、序曲を聴いているだけでわくわくした気分になってくる。
いや、やっぱり序曲だけだと物足りないかな。 と、言うのも、マルコンはよい意味で煽る、メリハリのはっきりしたドラマティックな演奏を創り出しているので、序曲が終わると、つい次の曲目を聴きたくなってしまうのだ。 ダ・ポンテ三部作などは特にそう。 だから、『フィガロ』だったら、チンクエと、『ドン・ジョヴァンニ』だったらノッテジョルノと、『コシ』だったらラミアドラベッラとついつい口づさんでしまいたくなるほどだ。 そういえば、あまたあるオペラの中で、僕が本当に好きなオペラはモーツァルトのダ・ポンテ三部作だ。 (他は、リヒャルト・シュトラウスの『カプリッチョ』) 『フィガロ』は全曲、ドン・バジリオのアリアはもちろん、レチタティーヴォにいたるまでたまらなく好き。 でも、心がどうにも落ち着かなくなるのは、『ドン・ジョヴァンニ』かな。 中でも、第一幕のフィナーレで、いくつかの音楽がばらばらに演奏されるあのシーンは、本当にたまらない気分になる。 今手元にあるのはカラヤンのCDだが、できればもっと別の演奏で耳にしたい。 例えば、マルコンが指揮した演奏とか一度聴いてみたいものだ。
さる9月12日、大阪センチュリー交響楽団のコントラバス奏者奥田一夫さんが亡くなられた。
コンサートは別にして、僕自身、奥田さんと直接お目にかかる機会はほとんどなかったが、そのお人柄とオーケストラにかける熱意については、友人知己から幾度となく耳にしていた。 まだ57歳での死。 深く、深く、深く、深く、深く黙祷である。 (奥田さんがマウンテンバイクを運転中に事故で亡くなられたことを知ったとき、僕はすぐに、日本フィル事務局におられた中島賢一さんのことを思い出した。演奏者と事務方の違いはあったにせよ、お二人ともオーケストラをこよなく愛された方たちだったと思う) ところで、奥田さんが所属されていた大阪センチュリー交響楽団が来年4月から日本センチュリー交響楽団に名前を変えるということが、今朝の朝日新聞朝刊に報じられている。 橋下大阪府知事の「改革」の名の下、大阪センチュリー交響楽団への補助金が打ち切られる中、なんとか楽団の生き残りをはかった結果が、今回のこの改名なのだろう。 名称その他、様々に考えることはあるのだが、まずは大阪センチュリー交響楽団改め、日本センチュリー交響楽団の今後の活動を、一人のオーケストラファンとして応援していきたいと考える。 ただ、「将来は76人編成への拡大を目指す」というオーケストラの目標に対しては、やはりどうしても疑問が残る。 朝日新聞の記事にもあるように、センチュリー交響楽団の持ち味は、「55人編成と小規模だが、精密で透明度の高いアンサンブル」というところにあるのではないか。 プログラムによって編成が拡大すること、エキストラを入れることは当然仕方ないとしても、何ゆえ常時76人の編成を目指さなければならないのだろう。 もしそれが、前々からの発言の通り、現音楽監督小泉和裕さんの強い意志によるもので、彼がギャラの多くを返上し、この日本センチュリー交響楽団と心中する覚悟でそれを目指すというのであれば、僕はそれはそれで大いに納得するところであるが。 (オーケストラにかぎらず、自らが率先して何かを為そうとする場合は、その何かと心中するぐらいの覚悟、もしくは最後の最後になってちゃぶ台をひっくり返すぐらいの覚悟がなければ事は為せない、逆に言えば、ちょっとしたことで逃げを打つようでは事は為せない、と最近僕は強く思う。もちろん、これは僕自身の自省の言葉であるのだけれど)
中学の3年生以来だから、ほぼ25年もの間コンサートに足を運び続けていると、だいたいコアなクラシック音楽ファン(コンサート・ゴア)と呼ばれる人種の心の動きは、手に取るようにわかるようになってくる。
(ちなみに、僕は自分自身のことをコンサート・ゴアだとは思っていない。もう一つ言えば、シアター・ゴアとも思っていない) 例えば、招待客へのちょっとしたジェラシーだとか。 いわゆる関係者に対してもそうだけど、新聞やらホームページやらのプレゼントコーナーで運よく招待券を手にした、あまりクラシック音楽に通じていなさそうなお客さんに対する、「なんであんたらここにおんの」と軽く突っ込みを入れたくなるような気持ちは、身銭を切ってコンサートに通い詰めている人ならば、一度は感じたことはないだろうか? それも、チケット料金がけっこう高くて、しかもファンなら絶対に聴き逃せないあの指揮者やあのソリストが登場するコンサートならば。 (ことこのことにかぎらず、生身の人間だもの、ジェラシーがあること自体、僕は仕方がないことだと思う。問題なのは、それを面と向かって陽性に毒づくこともできず、かといって、自分の気持ちを隠しおおせることもできず、結局正論を装ってねちねちねちねちと相手を攻撃することではないか。あと、一番怖いのが、自分にはジェラシーなんて一切ないと信じ込んでいる人間の無意識のジェラシー!) だから、今回の読売日本交響楽団の大阪公演の招待状で問題が起こったとき、読売日本交響楽団のチケットセンターや昨夜の読売新聞大阪本社の企画事業部の方との電話で強調したのは、いったん招待客のための席は設けられないと決まったのであれば、無理に割り込んでまで自分の席を確保したいわけではないということだった。 (いやごとめかしてここには書いたが、そこらあたりに関しての自分の判断は、一応記しておいたつもりだ) ただ、一方で、シルヴァン・カンブルランの読売日本交響楽団の常任指揮者就任のお披露目コンサートを聴けるという願ってもないチャンスをみすみす棒に振るのも悔しいかぎり。 僕がどうにも残念に感じたことも、それこそコアなクラシック音楽ファン、特にオーケストラのファンの方なら、ある程度は理解してもらえるものとも思う。 そこで、手ごねハンバーグじゃあるまいしごねごねごねて自分だけコンサートに潜り込むような卑劣漢となることなく、なおかつ当日券を手に入れたいと願う人たちの想いをできるだけ適える(なぜなら、招待客が減れば、その分当日券に回せるので)という方法はないかということで、一つ思いついたことがあった。 (というか、はじめに電話をもらった段階ですぐにひらめいたのだけれど、担当のYさんに説明してもたぶんわかってもらえなさそうだったので、改めて直接読売日本交響楽団のほうに電話をしたのである) で、このことは昨夜読売新聞の方にも話したことだし、もはや実現の可能性もなさそうなのでこの場で明かしてしまうと、それは、招待状や招待券を送った人たちにかぎってゲネプロを公開するということだ。 むろん、ゲネプロだから、まるまるコンサートのままというわけにはいかないし、指揮のカンブルランや読売日本交響楽団のメンバー、さらには関係者一同の承認が必要なことは重々承知しているが、招待状や招待券を持った人を門前払いにしたり、逆に当日券が出なくなってしまうよりも、まだましなのではないかと僕は思ったのである。 (加えて、このコンサートではテレビ撮影も予定されているから、その「プロ―べ」に接する愉しみまであるわけだ) それと、ここでみそなのは、(こうやって中瀬宏之が提案者であるにもかかわらず)これを、招待状や招待券に関する一連の経緯を耳にしたシルヴァン・カンブルランが自分から「ゲネプロを公開したらどうか?」と提案したという体にするということだった。 そうすれば、招待状・招待券に関する読売新聞側の不手際を謝罪しつつ、「カンブルランの決断」といった記事をホームページに掲載できるだろうから、「カンブルランってええ人やん」と新常任指揮者のイメージも上昇し、まさしく災い転じて福となすこともできる。 もちろん、やらせっちゃやらせだけど、これぐらいなら「メディア戦略」の一端、許容範囲のうちなんじゃないかな。 (しかも、あくまでもこれって僕の妄想だしね。それに、カンブルランが「そんな嘘はつけない」といえばいったで、彼の人柄がわかるチャンスになるし) それにしても、昨夜読売新聞の方とも少し話しをしたが、チケットの売れ行きを読むというのは大切なことだ。 単に読売新聞の購読者(あまりクラシック音楽を聴かない)に読売日本交響楽団というオーケストラの存在を知らしめるためだけなら、例えば外山雄三や手塚幸紀、円光寺雅彦や梅田俊明といった手堅い日本人指揮者を起用してもなんの問題もない。 それこそ心おきなく招待状や招待券を送りまくればいい。 (あっ、これは読売新聞の方には話したことではないので) けれど、残念ながらここに挙げた指揮者の顔触れだと、クラシック音楽の熱心なファンが集まりにくいだろうから、今度は読売日本交響楽団のコンサートが事業として成り立たない。 まあ、上記指揮者のコンサートであれば、一般学生問わず、開演10分前から全ての残席を1000円で売り出せばいいと、僕なんかは思ってしまうけど。 (それだったら、僕も並ぶし) でも、そうしたらそうしたで、前売り券を購入したお客さんがジェラシーを持つだろうからなあ。 ほんと、物事は簡単ではない。 いずれにしても、今回の読売日本交響楽団の大阪公演は別として、オーケストラのコンサートの招待状や招待券を出すならばゲネプロに、というアイデア、関係者の皆さんにご高察いただければ幸いである。 *追記 過去のあれこれを僕も全く知らないわけではないし、僕自身、実はあまりそういう「売り方」は好きじゃないんだけど、今読売日本交響楽団が指揮台に上げるべき日本人の指揮者は、もしかしたら山岡重信なのではないかとふと思う。 ただし、万一実現しても、定期演奏会ではなく、東京芸術劇場でのコンサートや深夜の音楽会の公開録音ということにはなるだろうが。
今さっき、読売新聞大阪本社の企画事業部の方(昨夜のYさんの上司にあたる)から電話が入り、ホームページで当選した招待状は無効ではないということがわかった。
詳しく述べると、今回の読売日本交響楽団の大阪公演に関して、当初読売新聞のほうから多数の招待状や招待券を送っていたが、終盤チケットが完売状態となり、できるだけ多くの方にコンサートを聴いていただきたいこともあり、招待状や招待券を得た人たちが5月3日当日、どれだけ来場するのか確認する意味合いが昨夜の電話は大きかったと、企画事業部の方から説明があった。 (その意味で、今回のコンサートのチケットの売れ行きに対する見込み違いがあったことは事実と謝れられてもいた) そして、昨夜の電話では「立ち見か入場できない場合もある」ので、別の展覧会の招待券を送るという代替案も提示をしたが、今回のコンサートを心から愉しみにしている人がいることも当然事業部のほうでも承知しており、読売日本交響楽団側の対応もあるかもしれないが、招待状や招待券を持って実際コンサートに来られた方の来場をお断りすることはできないという話もされていた。 で、こちらは、こちら側の勘違いももちろんあるかもしれないが、昨夜のYさんの口調やニュアンスからはどうしてもそのように受け取ることができなかったことや、電話をかけ直したあとの説明もあまり丁寧でなかったことを指摘した上で、昨夜の電話の真意並びに招待状の取り扱いに関しては承知しましたと伝えておいた。 いずれにしても、招待状の件がこういう形で明瞭になってまずはほっとした。 そして、5月3日の読売日本交響楽団の大阪公演を心から愉しみたいと思う。 *追記 ただし、いくら招待状や招待券を持っていたとしても、開演直前にホールへ到着した場合は、立ち見や来場できないケースもありうると思う。 遅くとも、開演45分前ごろには、ホールにお着きになられんことを。
4日、5日と演劇関係のイベントもあるものの、なんと言ってもこの連休中のエンタテインメントの目玉は、5月3日の読売日本交響楽団の大阪公演だ。
バルトークの2つの映像にモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」、そしてストラヴィンスキーの『春の祭典』というクラシック音楽の熱心な聴き手にとってこたえられないプログラムが組まれた、新常任指揮者シルヴァン・カンブルランのお披露目公演ともなるこのコンサートのチケットを、僕は「YOL関西発」なる読売新聞系のサイトのプレゼント・コーナーに応募して見事招待状という形で手に入れたのである。 ああ、なんと愉しみなことか! ところがである。 今日の夕方、外出時、読売新聞の読売日本交響楽団担当のYさんから留守電のメッセージが入っていたので折り返し電話をかけたところ、これがあな度し難や、チケットが完売状態か何かで「来場いただいても座席がない」といった趣旨の言葉を宣うではないか。 つきましては、ルノワール展となんたろかたろをどうのこうのとYさんは代替案を出してくれたものの、当方あくまでも読売日本交響楽団のこのコンサートのチケット欲しさにプレゼント・コーナーに応募したわけで、ルノワール展などいらぬお気遣いというほかない。 (だいいち、うじゃこじゃうじゃこじゃしたなかで絵画なんか観る気にはなれんもの) まあ、上述した如く、このコンサートがクラシック音楽ファンの耳目を集めるものであることは想像に難くないし、無い袖は振れぬ、無い席は座れぬと言われれば、もともとただでコンサートに招待してもらう身、萬屋錦ちゃん扮する破れ傘刀舟よろしく「てめえは人間じゃねえやたたっ斬ってやらあ!」と啖呵を切ることもできまいが。 が、しかし、自分が主催(共催か)するコンサートのチケットの売れ行きを読むこともできず(「読み」「売り」の名前が泣きますぜ)、あたら招待状を配りまくった上でのこのていたらくは、やはり担当部署たる読売新聞大阪本社メディア戦略室・事業部、事業局・企画事業部の「戦略」ミス以外の何物でもないだろう。 (もう一ついえば、「チケット引き換え証」や「プレゼント当選のお知らせ」には、こういった事態が起こり得るということは一切記されていない) 少なくとも、事の経緯は電話だけですませるのでなく、責任者の署名の入った書面かメールで送って欲しい(記録的な価値も高いので)、と再度電話をかけ直した。 いずれにしても、残念無念の極みだ。 坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。 ナベツネ、じゃない、企画事業部憎けりゃ読売新聞まで憎い。 誰が読売新聞なんか購読するもんか! (「もともと購読する気なんかなかったくせに」、と呼ぶ声あり。いや、それはわかりませんよ…) *追記 当方と同様、読売日本交響楽団大阪公演の招待状が無効となった方のブログを拝読したが、やはり電話一本で事をすませようとする担当のYさんや責任者の対応は問題があるのではないか。 上述した如く、カンブルランと読売日本交響楽団の「価値」をわかっていなかったということも含めて、非常に残念だ。 *追記の追記 読売新聞企画事業部から連絡がないこともあり、読売日本交響楽団のチケットセンター(東京)に電話をかけたところ、事務局の大阪公演の担当者の方に連絡をするとのことだった。 公演前の忙しいときに、本当に申し訳ない。 *追記の追記の追記 万一チケットが残っていればとフォルテ音楽事務所に電話をかけたところ、すでにチケットは完売状態。 「関係者」がどれだけ来場するかによって当日券が出るか出ないかとのことだ。 (フォルテ音楽事務所は、読売新聞企画事業部と読売日本交響楽団の指示でチケット管理を行っているだけだそう) いずれにしても、招待状なんか当たらなければ、チケットを買っておいたかもしれないのに! せこい手段を選んだ自分の責任も大きいとはいえ。 悔しいかぎり。 それにしても、「関係者」ってどんな「関係者」なんだろうね。 クラシック音楽が大好きな人ならいいけど。
『ぶらあぼ』5月号を拾い読みしていたら、東京北西部・埼玉県を拠点とし、モダン楽器とピリオド楽器、モダン奏法とピリオド奏法の両方を取り入れたドイツ・オーストリアスタイルのオーケストラを目指すという「新世紀管弦楽団」なるプロのオーケストラが楽団員を募集していたので、早速そのホームページをのぞいてみることにした。
(同じ段に広告が掲載されている、埼玉県を拠点とした「新世紀オペラ」というオペラカンパニーも含めて「新世紀プロジェクト」という組織が運営しているようだ) で、新世紀管弦楽団といえば、どうしても創価大学の学生オーケストラを想起してしまうのだけれど、ホームページをのぞいたかぎりでは、そことは関係ないらしい。 管弦楽団のほうは、今年の8月7日に三鷹市芸術文化センターの風のホールで第1回目の演奏会を予定していて、指揮はリンツ歌劇場の指揮者森内剛氏(国立音大出身のようだ)が務めるとのことだ。 (700前後の席数のホールで演奏会を行うと記してあるので、三鷹やさいたま芸術劇場などでコンサートを行う予定なのではないか) いずれにしても、今後の展開を注視しておきたい。 (もしかしたら、またぞろ電話かメールでさらなる情報収集を行うかもしれない)
昨日河原町通のライフカード京都店のぴあステーションで、京都市交響楽団の第529回定期演奏会(10月30日)のチケットを調べてみたのだが、あいにく希望の3階左側LBブロックのチケットは扱っていなかった。
実は、以前ニコラウス・アーノンクール指揮コンツェントゥス・ムジクスの『メサイア』をここで聴いて以来、僕はこのLBブロックがとても気に入っているのである。 と、言うことで、今日思い切って(これは大げさだけど)京都市交響楽団の事務局まで電話をかけてみた。 で、結果は、LBブロックは定期会員のためにとってあるとのこと。 (ただし、来季からは変更するかもしれないのでこれからずっとということではないとの言葉もあったが) まあ、これは予想の通りで仕方ない。 事務局の人は、丁寧にLCや反対側のRBなら手に入ると教えてくれたのだが、RBのほうは大野和士の回で金管群の強い響きにいくぶん辟易したし、LCのほうも3500円を出してまで聴きたいとは思えない。 結局、これもP席を買いそびれた自分自身が悪いのだ。 10月、並びに11月ともに京都市交響楽団の定期演奏会を聴きに行くのは諦めることにした。 ちなみに、第529回定期演奏会の目玉、井上ミッチーの振るブルックナーの交響曲第9番では、暴力性全開になるだろう第2楽章がまずもって面白いんじゃないかな。 あと、第3楽章はマーラーの第9番ばりの祈りの音楽になるような気がするなあ。 いずれにしても、僕のように席にあまりこだわりがない人、そして財布の中身に余裕がある人は、ぜひとも京都市交響楽団の定期演奏会に足を運んで下さいませ!
来季(2010-11)の大阪センチュリー交響楽団の定期演奏会のラインナップが、楽団ホームページに発表された。
先日来、民間への身売り説も取り沙汰されているだけに、その内容は非常に気になるところだが、小泉和裕主導の大曲路線に変化はなく、個人的にはがっくりきたというのが正直な感想である。 と、言っても、小泉和裕が指揮する4回の定期演奏会を含め、個々のコンサートのプログラム自体に大きな不満があるわけではない。 まずもって、レオシュ・スワロフスキーの指揮するマルティヌーの交響曲第3番(10年12月、第157回)は大きな目玉だろうし、アレクサンドル・ドミトリエフの登場、並びに王道チャイコフスキーの「悲愴」(10年9月、第154回)も、通には嬉しいコンサートになるだろう。 また、アラン・ブリバエフによるフランス物(11年2月、第158回)も面白そうだし、沼尻竜典指揮のシューマンの交響曲第2番(10年11月、第156回)や、小泉さんの振るニールセンの「不滅」(10年4月、第150回)、ショスタコーヴィチの交響曲第5番(10年7月、第153回)、ルトスワフスキとバルトークの両オケコン(10年10月、第155回と11年3月、第159回)だって、たぶんそれなりの仕上がりになるはずだ。 僕自身、物理的な事情が許すならば、上述した全てのコンサートに足を運べればと思っている。 けれど、こういった大曲先行のプログラムを、どうして今の大阪センチュリー交響楽団が組まなければならないかという点に関しては、全くもって理解ができない。 かつて小泉さんは大阪センチュリー交響楽団の三管編成化=拡大を口にしていたようだが、もともと大阪センチュリー交響楽団は大編成化を目的として創立されたオーケストラではないのだし(そもそも、本来の売りは、室内オケ編成で密度の濃いアンサンブルという部分にあったのではないか?)、いわゆる橋下路線を肯定するつもりは毛頭ないとはいえ、この期に及んで八八艦隊、じゃない三管編成もへったくれもないだろう。 結局、何はなくとも(オケはなくなっても)、小泉さんの意向(と、言うよりも一部の音楽事務所の意向か? 定期演奏会10回のうち、小泉さん4回、沼尻さん2回、ドミトリエフさん1回と、同一事務所所属の指揮者が7回も登場している)が優先されるように見えるオーケストラ運営が継続されるかぎり、状況の変化は全く期待ができない。 まあ、いずれ大阪センチュリー交響楽団の四管編成化に諸手を挙げて賛成してくれるような物わかりのよい民間大企業が現れないともかぎらないけれど。 いずれにしても、なんだかなあ、である。 < 前のページ次のページ >
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