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よいお年を!

 少し早めですが、第2CLACLA日記は、これをもちまして年おさめとしたいと思います。
 来年も、何とぞよろしくお願い申し上げます。
 それでは、よいお年を!
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by figarok492na | 2005-12-31 14:02 | その他

一日一枚 39:ウィンナ・ワルツ

 ☆ヨハン・シュトラウス:ワルツ集
  フランツ・バウアー=トイセル指揮ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
  <PHILIPS>411 119−2

 ニューイヤーコンサートより一足早く、ヨハン・シュトラウスのワルツを聴く。
 と言っても、あちらがウィーン・フィルの演奏ならば、こちらはウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団によるCD録音である。
 曲目は、『ウィーンの森の物語』に『ウィーン気質』、『南国のばら』に『美しく青きドナウ』、皇帝円舞曲に『酒・女・歌』と、ワルツ中のワルツが勢ぞろいしていて、非常に嬉しいかぎりだ。
(これに、『春の声』が加われば完璧だと思う)
 演奏のほうは、ウィーン・フィルのそれに比べれば若干だれ気味で野暮たいところがなきにしもあらずだけれど、これもまたウィーンなまりだと考えれば、何だか味わい深い演奏のように思えてきたりもする。
 年末年始のだらっとした時間には、最適の一枚ではなかろうか。
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by figarok492na | 2005-12-31 13:58 | 一日一枚

一日一枚 38

 ☆林光:『セロ弾きのゴーシュ』他
  藤原真理(チェロ)
  竹田恵子(ソプラノ、ナレーション)
  田中良和指揮東京都交響楽団
  <DENON>COCO−80180

 『日本オペラの夢』を読み終えたこともあって、林光さんの『セロ弾きのゴーシュ』の入ったCDを聴くことにした。
 ただし、こちらはオペラシアターこんにゃく座が上演したオペラとは異なり、「オーケストラのための童話」と銘打たれた、言ってみれば、オペラのエッセンスのようなものである。
(いや、オペラを基にした「変奏」とでも呼ぶべきか)
 ベートーヴェンの田園交響曲やバッハの無伴奏チェロ組曲第1番、さらには沖縄音階と、林さんらしい引用があちこちに仕掛けられた音楽で、実に愉しく面白い音楽に仕上がっている。
 藤原真理のチェロ独奏と、竹田恵子のナレーション(ソプラノ)も、暖かみがあって、作品世界によく添っていると思った。
 できれば、オペラ『セロ弾きのゴーシュ』を観聴きした上で、触れていただきたい一枚である。
(もちろん、CDだけでも十二分に楽しめるけれど)
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by figarok492na | 2005-12-30 14:56 | 一日一枚

一日一枚 37:ラモー本人

 ☆ラモー:序曲集
  クリストフ・ルセ指揮レ・タラン・リリク
  <L'OISEAU-LYRE>455 293−2

 フランスのバロック時代後期を代表する作曲家ラモーのオペラの序曲を集めたCDである。
 ラモーといえば、クラヴサン(チェンバロ)のための作品でも知られるが、舞台作品、オペラでもその本領を十二分に発揮した。
(近年、ウィリアム・クリスティやマルク・ミンコフスキらの実演・録音によって、ラモーのオペラの魅力はどんどん明らかにされている)
 残念ながら、このCDには「歌」の部分は一切含まれていないが、手を変え品を変えと評してもいいような、工夫と仕掛けがふんだんに盛り込まれた序曲を聴くと、ラモーが創り出しただろう劇場世界が目の前に浮かんでくるのではにだろうか。
 ルセとレ・タラン・リリクの演奏は、軽快流麗のかぎりで、上品なフレンチ・スイーツを味わうような趣きでさえある。
 バロック好きには、特にお薦めの一枚だ。

 余談だけれど、マット・ボーモントに『e.』<小学館>という、メールのやり取りだけを通して広告代理店の「あれこれ」を描いた傑作小説があるのだけれど、これを劇化する際には、ぜひともこのCDのおしまいに収められている、『アカントとゼフィーズ』序曲の前半部分を使用してもらいたいものである。
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by figarok492na | 2005-12-29 13:06 | 一日一枚

一日一枚 36

 ☆シューベルト:交響曲第5番、劇音楽『ロザムンデ』から他
  ジョス・ファン・インマゼール指揮アニマ・エテルナ
  <CHANNEL CLASSICS>CCS4292

 手づくり感あふれるCD、などと評すると、「何言ってんだい、CDが手づくりなはずねえじゃねえか」という声が返ってきそうだが、実際にそんな感じがするんだからしようがない。
 なぜなら、シューベルトの音楽そのものを含めて、丹念に創り上げられたCDであることが、こちらの胸にもすっと伝わってくるからだ。
 その分、少々野暮たい、というか、一層精度の高さを求めたい部分もあるにはある。
(例えば、同じコンビによるソニー・クラシカル・レーベルへの再録音と聴き比べれば、そうした部分はよりはっきりとするのではないか)
 けれど、音楽をじっくりと耳を傾けて楽しむという意味からいえば、これほど楽しみがいのあるCDも、そうそう多いとは思えない。
 ピリオド楽器のオーケストラ(特に木管楽器)の独特の音色など、聴きどころもあちこちにあって、モダン楽器による「オーソドックス」な演奏では失われがちな、シューベルトの音楽の素朴な美しさもよく表れている。
 中古ショップで、税込み1000円程度なら、大いに推薦できるCDだ。

 余談だけれど、インマゼールとアニマ・エテルナのコンビには、『ロザムンデ』の全曲を録音しておいて欲しかった。
(今後も絶対にありえない、という話ではないけれど)
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by figarok492na | 2005-12-28 14:49 | 一日一枚

一日一枚 35

 ☆ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
  デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団他
  <ARTE NOVA>74321 65411 2

 年末ということもあって、第九である。
 本保弘人さんも『猫町通信』で触れていたが、猫も杓子も第九を聴いているからといって、こちらまでそれに付和雷同するのもどうかと思うのだけれど、この季節になるとついつい第九を聴いてしまう自分がいる。
 で、今日選んだのは、ジンマンとチューリヒ・トーンハレ管弦楽団他によるCDだ。
(これは、一日一枚の第1回目に取り上げたコンビだし、偶然ながら本保さんが取り上げていたCDでもある)
 いわゆる「伝統的」な演奏に比べると、何とまあ軽くて薄い演奏じゃろかいと感じてしまうむきも多いだろうが、作品の骨格だとか「革新性」だとかがクリアに聴こえてくるような演奏であることも確かで、僕はとても楽しい(愉しい)録音だと思う。
(個人的には、有名な第4楽章よりも、第1楽章や第2楽章を面白く感じるが)
 価格的にも、安心してお薦めできる一枚だ。

 と、ここまで書いておきながら、やっぱり第九は実演で聴くべき音楽かな、と強く思ってしまう。
 ただし、タイトなスケジュールで「粗製濫造」のやっつけ仕事をするようなオーケストラではなく、丹念な楽曲解釈を行った指揮者とそのコンサート1回きりのためにみっちりと稽古を重ねたオーケストラ、さらには、シラーの原詞はもちろんのこと、林光さんの『歌の学校』のように様々な「歌」に親しんだ合唱団による、実演にかぎるけれど。
 って、理想的に過ぎるかな?
 でも、このベートーヴェンの交響曲第9番自体が、大きな理想を歌い上げた作品なのだ。
 それに応えることができるのもまた、大きな理想だと僕は考えるのである。
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by figarok492na | 2005-12-27 14:28 | 一日一枚

一日一枚 34

 ☆ヨハン・セバスティアン・バッハ:カンタータ第211番、第213番
  バーバラ・ボニー(ソプラノ)
  クリストフ・プレガルディエン(テノール)
  グスタフ・レオンハルト指揮エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団他

 バッハの世俗カンタータを集めた一枚で、第211番の『そっと黙って、おしゃべりしないで』は、コーヒー・カンタータの通称で知られた作品。
 当時のコーヒー流行を、父娘問題と絡めてからかった内容は、娘が緑髪・舌ピアスのヘヴィメタ兄貴を連れて来て親父びっくりがっくり、といった風に喩えることができるかもしれない。
 グスタフ・レオンハルトの指揮するピリオド楽器のオーケストラは、弟子のトン・コープマンのように羽目を外すことはしないけれど、骨格のしっかりした丁寧な音楽づくりを行うことで、逆に、作品の持つ面白味や美しさを浮き彫りにしているように、僕には感じられた。
 バーバラ・ボニーやクリストフ・プレガルディエンら独唱陣も、声の魅力に歌い口の魅力で、全く言うことがない。
 一方、第213番の岐路のヘルクレス『我らにまかせて見張りをさせろ』は、ザクセン=ワイセンフェルス選帝侯の誕生日を祝った音楽劇だが、作品の性格とレオンハルトの特性が一層しっくりきていたように思う。
 バッハの「職人」としての腕の確かさがよく表れたカンタータでもあり、ここでも上記の独唱陣が魅力たっぷりの歌を披露している。
 多くのクラシック音楽好きにお薦めしたいCDである。
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by figarok492na | 2005-12-26 12:56 | 一日一枚

ヨーグルトも甘いもの!

 今日は、ヤクルトのヨーグルト『ソフール』のストロベリーを食べた。
 近所のジャスコで30パーセント引き、税込み、63円だったため。
 もちろん控えめとはいえ、きちんとストロベリーらしい甘味がついていて、狂甘糖糖員にも嬉しいヨーグルトだった。
(僅か1個では、腸内環境を整えることにはならないだろうが)
 なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!
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by figarok492na | 2005-12-23 22:43 | 狂甘糖糖員の記録

一日一枚 33

 ☆モーツァルト:ピアノ・ソナタ第4番、第10番、第13番
  トゥイヤ・ハッキラ(フォルテピアノ)
  <FINLANDIA>4509−99954−2

 フィンランドのフォルテピアノ奏者トゥイヤ・ハッキラが完成させた、モーツァルトのピアノ・ソナタ全集の中からの一枚。
 アンドレス・シュタイアーの録音<ハルモニアムンディ・フランス・レーベル>に比べれば、聴く側をあっと驚かす仕掛けはないものの、それでも、ありがちな「ロココ調」の柔和な演奏には終わっていない。
 もちろん、緩やかな楽章における丁寧な表現も見(聴き)逃してはいけないだろうが、ハッキラの特徴とも呼ぶべき芯の強さは、第13番の第1楽章をはじめ、よく表されていると思う。
(それは、これ見よがしでない躍動感とでも言い換えてもよいのではないか)
 このCDは、中古ショップでセールになっていたものだけれど、できれば全集を揃えたいと思える録音だ。
 シュタイアーの確信犯的演奏も、何度聴いても面白いかぎりだが、ハッキラの「やっていないようでやっている」演奏も絶対に捨て難い。
 中古で税込み1500円程度までなら、お薦めの一枚である。
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by figarok492na | 2005-12-23 13:28 | 一日一枚

一日一枚 32:ブラームスのセレナード

 ☆ブラームス:セレナード第1番、第2番
  アラン・フランシス指揮ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
  <ARTE NOVA>74321 39104 2

 ブラームスの音楽の魅力の一つは、長調の作品の中でもふと現れる翳りのようなもの、もしくはしっとりとした情感のようなものだと、僕は思っている。
(あの大学祝典序曲の中にも、それはある)
 このCDに収められた、セレナード第1番と第2番は、ブラームスにとって初期のオーケストラ作品にあたるが、先述した彼の作品の魅力、特徴が充分に示されているのではないだろうか。
 例えば、わくわくするという言葉がぴったりくるような第1番の第1楽章においても、そこここから音楽的翳りやら抒情的な旋律が顔を出すのだから。
(ヴァイオリンを一切使用しない第2番になると、さらに抒情性の勝った音楽を聴くことができる)
 アラン・フランシス指揮ミラノ・ジュゼンッペ・ヴェルディ交響楽団は、そうした音楽の機微、細やかさを描ききるには、若干粗さが残るものの、作品の全体像を識るという意味では、問題のない演奏を行っていると言えるだろう。
 アルテ・ノヴァ・レーベルレーベルゆえ、運がよければ新品で税込み600円以下、中古なら400円程度で購入することも可能だ。
 だまされたと思って、ぜひご一聴のほどを。

 ところで、僕はこのCDが初めて国内盤で発売された時、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団のプロフィールを全く知らなかったため、廉価盤にはありがちな、録音用の寄せ集め集団とばかり思っていた。
 が、実際このオーケストラは、リカルド・シャイーの肝入りで創設された、若手奏者たちによるれっきとしたコンサート・オーケストラであり、今では、デッカ・レーベルをはじめ、CD録音も積極的にやっている。
 思い込みは禁物と痛感した次第。
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by figarok492na | 2005-12-22 13:17 | 一日一枚