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一日一枚 207:J・C・バッハのハープシコード協奏曲集

 ☆ヨハン・クリスティアン・バッハ:ベルリン・ハープシコード協奏曲集−2
  アンソニー・ホールステッド(ハープシコード)指揮ザ・ハノーヴァー・バンド
  <CPO>999 462−2

 自分自身、どちらかと言うと「やってるやってる」系の人間なので、時折、自然でくせのない音楽をゆったりとした気分で聴きたくなることがある。
(笠智衆ほかへの聞き書き、『あるがままに』<世界文化社>を読み終えたことも大きく関係しているのかもしれない)
 と、言うことで、今回は、ヨハン・クリスティアン・バッハのハープシコード協奏曲のCDを聴くことにする。
 このCDは、ベルリン・ハープシコード協奏曲集と題されたシリーズの2巻目にあたるのだが、ヨハン・クリスティアン・バッハの初期のハープシコード協奏曲3曲が収められている。
 簡潔、淡彩と評すると単純にすぎるかもしれないけれど、実に伸びやか、悪い意味でのひねりが全くない音楽で、聴いていて本当に心地がよい。
 本来、ホルン奏者として著名なアンソニー・ホールステッドのハープシコード独奏は、「名人上手」と呼ぶまでの腕前ではないものの、音楽を愉しむという点では、あまり気にならない。
 ザ・ハノーヴァー・バンドの伴奏もしっかりしているし、モーツァルトの世界にちょとうんざりした方には特にお薦めの一枚だ。
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by figarok492na | 2006-06-30 13:23 | 一日一枚

確かにお値打ち

 今日は、神戸屋のお値打ちチョコバームを食べる。
 ディスカウント・スーパーのムライで、税込み99円が税込み55円に値引きされていたため。
 甘さを巧く抑えたチョコレートのバームクーヘンで、予想していた以上に美味しく、これは確かにお値打ちだと思う。
 ごちそうさま!
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by figarok492na | 2006-06-29 21:38 | 狂甘糖糖員の記録

一日一枚 206:丁々ハッセ

 ☆ハッセ:作品集
  バーバラ・ボニー(ソプラノ)
  ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ)
  ラインハルト・ゲーベル指揮ムジカ・アンティクワ・ケルン
  <ARCHIV>453 435−2

 本人は結構確信犯的に毒づいてみたり、逆に軽めの冗談を口にしているつもりが、その実全くの的外れで目(も耳も)あてられない、無様そのもの、無惨極まるということがままある。
(例えば、今回のタイトルとか)
 そうした「いたあい」手合いの極北に位置するのが、今回のCDで演奏を司っている、ラインハルト・ゲーベルとそのアンサンブル、ムジカ・アンティクワ・ケルンだ。
 まさしく、徹頭徹尾確信犯。
 アクセントの付け方やフレーズの処理の仕方、その他あらゆる面でゲーベル流の色づけ味つけが為されている。
 また、ヨハン・アドルフ・ハッセという、バロック後期から古典派のとば口まで長年にわたって活躍した作曲家の作品自体、聴きどころに満ちているとも思う。
 それと、このCDには、器楽アンサンブルのためのシンフォニアなどの他、サルヴェ・レジナやモテットという声楽曲も収められているが、バーバラ・ボニーやベルナルダ・フィンクの独唱も魅力的で、その点も非常に嬉しいところだ。
 一粒で何度でも美味しい、愉しい一枚。
 多くの方にお薦めしたい。

 それにしても、「いたあい」手合いには困るよね。
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by figarok492na | 2006-06-29 13:13 | 一日一枚

一日一枚 205:ブーレーズ・コンダクツ・ヴェーベルン−3

 ☆ブーレーズ・コンダクツ・ヴェーベルン−3
  ピエール・ブーレーズ指揮ベルリン・フィル他
  <DG/ドイツ・グラモフォン>447 765−2

 今回は、ブーレーズ・コンダクツ・ヴェーベルンの完結編、第3作目のCDを聴く。
 交響曲や管弦楽のための変奏曲、『眼光』、カンタータ第1番と第2番など、ヴェーベルンらしさが十二分に発揮された作品がこのCDには収められており、彼の音楽を識るという意味では、もっとも適切な一枚だと評することができるだろう。
(その分、一般的な意味では「聴きにくい」作品が並んでいると言えなくもないが)
 ブーレーズとベルリン・フィルの他、ソプラノのクリスティーネ・エルツェやバスのジェラルド・フィンリー、BBCシンガーズも演奏に加わっているが、なべて水準が高く、安心して音楽を聴いていることができる。
 ブーレーズ・コンダクツ・ヴェーベルンの1、2を購入された方には、ぜひともお薦めしたい一枚である。
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by figarok492na | 2006-06-28 13:08 | 一日一枚

一日一枚 204:ブーレーズ・コンダクツ・ヴェーベルン−2

 ☆ブーレーズ・コンダクツ・ヴェーベルン−2
  ピエール・ブーレーズ指揮ベルリン・フィル
  <DG/ドイツ・グラモフォン>447 099−2

 今回は、ブーレーズ・コンダクツ・ヴェーベルンの第2作目、ベルリン・フィルとの管弦楽曲集を聴く。
 このCDには、管弦楽のためのパッサカリア、弦楽のための5つの楽章(エマーソン・カルテットのCDにも入っていた作品の弦楽合奏版)、6つの小品、『夏の風の中で』の他に、バッハの6声のリチェルカーレとシューベルトのドイツ舞曲をヴェーベルンがオーケストレーションしたものも収められていて、ヴェーベルンのオーケストラ作品の多様性多面性に触れることができる。
(聴きやすさという点では、後期ロマン派の影響が濃厚な『夏の風の中で』をまずは挙げておくべきだろう)
 ブーレーズとベルリン・フィルによる演奏は、技術的にも楽曲解釈的にも万全で、全くと言っていいほど隙がない。
 オーケストラ好きの方を中心に、ひろくお薦めしたい一枚だ。
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by figarok492na | 2006-06-27 13:17 | 一日一枚

一日一枚 203:ブーレーズ・コンダクツ・ヴェーベルン−1

 ☆ブーレーズ・コンダクツ・ヴェーベルン
  ピエール・ブーレーズ指揮アンサンブル・アンテルコンタンポラン他
  <DG/ドイツ・グラモフォン>437 786−2

 前回に続いて、ヴェーベルンの作品を聴く。
 ブーレーズ・コンダクツ・ヴェーベルンと題された一連のシリーズから、今回は第一番目に発売されたCDを聴く。
 ブーレーズのヴェーベルンといえば、かつてCBS時代に録音した作品全集が有名だけれど、こちらのシリーズでは、アンサンブル・アンテルコンタンポランやベルリン・フィルが起用されていて、より演奏に安定性が増したように感じられる。
(その分、覇気鋭気が薄れたとの観方聴き方もできるかもしれないが)
 このCDには、4重奏曲や協奏曲といった室内アンサンブルのための作品の他に、合唱曲や独唱曲が収められているが、いずれをとっても緻密で精密、綿密な演奏作業が行われており、基本的には不満はない。
(個人的には、フランソワーズ・ポレの分厚い声質よりも、クリスティーネ・エルツェの透明感があって鋭角的な声質のほうが好みだ)
 ヴェーベルンの音楽に関しては、前回の記事をご参照いただければと思うが、前回と同様の理由から、まずは、第1曲目のピアノ5重奏曲を繰り返しお聴きになることをお薦めしたい。
 いずれにしても、これまた多くの方にご一聴いただきたい一枚である。
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by figarok492na | 2006-06-25 23:19 | 一日一枚

コロンとプチパイ

 今日は、サンローゼ株式会社のコロンとプチパイを食べた。
 近所のジャスコで、半額引き、税込み99円だったため。
 スイートポテトと、チョコチップ入りのチョコマロンが詰まった小ぶりのパイ8個(各4個ずつ)が入ったお菓子で、甘さもしつこくなく、なかなかの美味しさだった。
 ごちそうさま!
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by figarok492na | 2006-06-25 22:08 | 狂甘糖糖員の記録

一日一枚 202:ヴェーベルンの室内楽作品

 ☆ヴェーベルン:弦楽アンサンブルのための室内楽作品集
  エマーソン弦楽4重奏団他
  <DG/ドイツ・グラモフォン>445 828−2

 いわゆる「新ウィーン派」の中で、個人的にもっとも好きな作曲家は、アントン・ヴェーベルンだ。
 シェーンベルクの不撓不屈な意固地さかげんや、ベルクの重たっるいやるせなさも悪くはないけれど、ヴェーベルンの切り詰めて切り詰めて切り詰めました的なシンプルな作風や、みょわみょわかーんといった音楽が、僕にとっては魅力的なのである。
(もう一つ加えると、煙草を吸っていて米兵に射殺されたという彼の最期も、どこか他人事とは思えない)
 で、今回選んだ、エマーソン弦楽4重奏団によるヴェーベルンの弦楽アンサンブルのための室内楽作品集は、そうしたヴェーベルンの音楽の特徴特性が、ぎっしりたっぷりと詰め込まれたCDになっている。
 と、言っても、先述した如く、ヴェーベルンの作品はどちらかというと息の短い、ショートストーリーの集積と評すべき感じの音楽なので、どどどどどぶばばばば、といった音の塊に圧倒されることはまずないと思う。
(それでも、こういう音楽に慣れていない人には、はじめのうちは辛いかも。まずは、ヴェーベルンが後期ロマン派の枠組の中に片足を入れたままの時期に作曲された、弦楽4重奏のための緩徐楽章や弦楽4重奏曲から聴かれることをお薦めしたい)
 エマーソン弦楽4重奏団は、研ぎすまされたアンサンブルと適確な楽曲解釈で、ヴェーベルンの音楽をスマートにクリアに再現していて、全く不満がない。
 とっつきのいい内容ではないけれど、ぜひとも多くの方にご一聴いただきたい一枚だ。

 *他に、弦楽4重奏のための5つの楽章、弦楽4重奏のための6つのバガテル、弦楽4重奏のためのロンド、弦楽3重奏のための楽章、弦楽4重奏のための3つの小品、弦楽3重奏曲、弦楽5重奏曲が収められている。
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by figarok492na | 2006-06-25 13:32 | 一日一枚

一日一枚 201:ラルキブデッリのベートーヴェン

 ☆ベートーヴェン:6重奏曲、弦楽5重奏曲版「クロイツェル・ソナタ」他
  ラルキブデッリ
  <SONY>SK48076

 前回に引き続き、ラルキブデッリの演奏した室内楽作品のCDを聴く。
 今回は、ベートーヴェンの作品集だが、弦楽4重奏とホルン2本のための6重奏曲、2つのオブリガート眼鏡つきのヴイオラとチェロのための2重奏曲*、ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル・ソナタ」を弦楽5重奏用に編曲したもの、という組み合わせがまずもって面白い。
(知謀秀でたプロデューサー、ヴォルフ・エリクソンらしいカップリングだと感心する)
 もちろん、このCDがただの「物珍しさ」に終わっていないことも明らかで、ナチュラル・ホルンのアブ・コスターらが大活躍する6重奏曲、ヴィオラのユルゲン・クスマウルとチェロのアンナー・ビルスマの醸し出すインティメートな雰囲気が嬉しい2重奏曲、そして緊張感とドラマティックな表情にあふれた弦楽5重奏曲版「クロイツェル・ソナタ」と、いずれをとっても、聴きどころ満載聴き心地抜群の演奏になっている。
 ベートーヴェン好き、古典派好き、室内楽好きの方を中心に、安心してお薦めできる一枚である。

 *「2つのオブリガート眼鏡つき」とは、えらくけったいな名前のついた作品だが、詳しくは、「こちら」をご参照のほど。
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by figarok492na | 2006-06-24 12:50 | 一日一枚

一日一枚 200:ラルキブデッリのブラームス

 ☆ブラームス:弦楽6重奏曲第1番、第2番
  ラルキブデッリ
  <SONY>SRCR1699/国内盤

 一日一枚もついに投稿200回を迎えることになった。
 と、言うことで、今回は200回目を記念して、愛聴盤中の愛聴盤、ピリオド楽器のアンサンブル、ラルキブデッリの演奏による、ブラームスの弦楽6重奏曲第1番と第2番を聴く。
 で、作品についても、演奏についても、くだくどくだくどと書き連ねようとは思わない。
 ブラームスの音楽とラルキブデッリの演奏の、なんと瑞々しいこと!
(もちろん、もっと重さと熱い節まわしを求める方もおられるだろうが)
 何度聴いても聴き飽きることのない、新鮮で清澄で美しい一枚である。
 大推薦中の大推薦。
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by figarok492na | 2006-06-23 12:47 | 一日一枚