「ほっ」と。キャンペーン

<   2006年 09月 ( 32 )   > この月の画像一覧

一日一枚 291:ラヴェルのピアノ協奏曲

 ☆ラヴェル:ピアノ協奏曲、左手のためのピアノ協奏曲他
  クリスティアン・ツィマーマン(ピアノ)
  ピエール・ブーレーズ指揮クリーヴランド管弦楽団、ロンドン交響楽団
  <DG/ドイツ・グラモフォン>POCG−10138/国内盤

 今回は、クリスティアン・ツィマーマンのピアノ独奏とピエール・ブーレーズの伴奏によるラヴェルのピアノ協奏曲のCDを聴くことにする。

 このCDには、ピアノ協奏曲(第3楽章に、伊福部昭の『ゴジラ』にそっくりな旋律が登場する)の他に、隻腕のピアニスト、ルートヴィヒではない、パウル・ヴィトゲンシュタインのために書かれた左手のためのピアノ協奏曲、さらには『高雅にして感傷的なワルツ』が収められているが、いずれをとってもラヴェルという作曲家の面目躍如、計算に計算され尽くした音楽世界を堪能することができる。
(ピアノ協奏曲で言えば、第2楽章などそのわかりやすい例だろうが、両端楽章の「とっちらかり」具合も十二分に計算されたものであることも、また指摘しておかなければなるまい。って、まるで僕の敬してやまないある作家の作品のようだな、こりゃ)

 知情意、どの面をとっても安定したツィマーマンのソロに加え、ブーレーズも作品の持つ性質を適確に汲み取った伴奏を行っていて、いわゆるスリリングさには若干不足するものの、安心して音楽を愉しむことができる。
(なお、ピアノ協奏曲ではクリーヴランド管弦楽団が、左手ではロンドン交響楽団が、それぞれ伴奏をつとめている)

 また、『高雅にして感傷的なワルツ』(クリーヴランド管弦楽団)も、例えば、『ラ・ヴァルス』のひな形的な部分を明示するなど、しっかりとツボを押さえた演奏だと思う。

 中古で、税込み1200円程度までなら、大いにお薦めしたい一枚だ。
[PR]
by figarok492na | 2006-09-30 14:20 | 一日一枚

一日一枚 290:ブーレーズのドビュッシー

 ☆ドビュッシー:夜想曲、交響詩『海』他
  ピエール・ブーレーズ指揮クリーヴランド管弦楽団他
  <DG/ドイツ・グラモフォン>POCG−1836/国内盤

 今回は、ピエール・ブーレーズ指揮クリーヴランド管弦楽団他の演奏による、ドビュッシーの管弦楽曲のCDを聴くことにする。
 ドビュッシーの管弦楽曲といえば、ジャン・マルティノン指揮フランス国立放送管弦楽団のCDをとり上げたことがあるが、今回のCDにも、マルティノン盤と同じ夜想曲と交響詩『海』が収められている。
(他に、クラリネットと管弦楽のためのラプソディ第1番とバレエ音楽『遊戯』も収録されている)
 かつてのブーレーズと比較すれば、若干音が厚ぼったくなったというか、バランスのよい安定した音楽づくりが目立つようになってきたという感じがしないでもないが、それでも、基本的にはクリアでシャープ、さらに作品の持つ「運動性」を適確に表現した演奏を創り出していると思う。
 また、クリーヴランド管弦楽団の技術的水準も高く、音楽を愉しむという意味では概ね不満がない。
(その点、マルティノン盤のフランス国立放送管弦楽団には少々不満が残る。ただし、これはあくまでもオーケストラの技術的水準に限っての話だが)
 ラプソディにおけるフランクリン・コーエンのクラリネット・ソロもなかなかの「聴きもの」であり、中古で、税込み1200円程度までなら安心してお薦めできる。
 ドビュッシーの管弦楽曲を識るには、最適の一枚の一つだろう。
[PR]
by figarok492na | 2006-09-29 13:11 | 一日一枚

一日一枚 289:アルバン・ベルク・カルテットのドビュッシーとラヴェル

 ☆ドビュッシー、ラヴェル:弦楽4重奏曲
  アルバン・ベルク・カルテット
  <EMI>CDC7 47347 2

 今回は、アルバン・ベルク・カルテットの演奏による、ドビュッシーとラヴェルの弦楽4重奏曲のCDを聴く。
 ドビュッシーとラヴェルといえば、フランス印象派の作曲家としてひとくくりにされることが少なくないのだけれど、こうして同じジャンルの作品を併せて聴けば、事はそう単純ではないということが一目、ではない一聴瞭然だろう。
(もちろん、両者が何から何まで「異なる」ものだと言いたい訳ではない)
 アルバン・ベルク・カルテットは、「雰囲気」重視とは無縁の、輪郭のはっきりとしたクリアでシャープな演奏で、そうしたドビュッシーとラヴェルの音楽の違い、世界観の違いを、巧みに描き分けていると思う。
 多少好みは別れるかもしれないが、個人的には強くお薦めしたい一枚だ。
[PR]
by figarok492na | 2006-09-28 10:51 | 一日一枚

いろいろありました(CLACLA日記)

 本家のほうが重いため、こちらにアップします。

 昨日とはうってかわって、いいお天気、いい青空になる。

 気温はそれほど低くはなかったが、涼しい風が吹いていたので、過ごしにくいとまでは言えず。

 昼過ぎ、千成で切符を買ってから、阪急で烏丸に向かい、京都こぴいで『伊達三郎を探して』のコピーをする。
 で、中央郵便局で『伊達三郎を探して』を某所に郵送する。
 悪あがきとは知りつつも。

 京都芸術センターの図書室で知り合いと遭遇し、ドトール四条烏丸店でお茶をする。
 1時間半ほど話しをしたが、いろいろと刺激になった。

 知り合いと河原町あたりで別れ、アビスとジュージヤ四条店によって帰る。
 ジュージヤでは、以前働いていた頃にお世話になったクラシック担当の福田さんなどと少し話しをする。

 帰宅後、NHK・FMでNHK交響楽団の定期公演の実況中継を聴いていたら、友だちからアクセスがあり、いっしょにドライブをすることになる。
 途中、買い物に立ち寄ったりしながら、あれこれ話しができて、これまたいろいろと刺激になった。
(たい焼きとピザまんをごちそうしてもらう。多謝!)

 アメリカのバリトン歌手トーマス・ステュアートが亡くなる。78歳。
 カール・ベーム指揮バイロイト祝祭管弦楽団他による『さまよえるオランダ人』<グラモフォン>や、ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団他による『ローエングリン』<同>、『ニュルンベルクマイスタージンガー』<カーリヒ>など、ワーグナー歌手として知られた。
 深く、黙祷。

 作曲家の市川昭介も亡くなる。73歳。
 数多くのヒット曲を作曲した他、『家族そろって歌合戦』の審査員としても知られた。
 コバケンこと小林研一郎と共通する、ソフトでウェットなしゃべり方をする人だった。
 深く、黙祷。
(『家族そろって歌合戦』の審査員といえば、つい最近、高木東六が亡くなったばかりだったんだ)

 『町奉行日記』を読み進める。

 『スヌーピーたちのやさしい関係2』も読み進める。

 今からシャワーを浴びて、寝床に潜り込もうと思います。
 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
[PR]
by figarok492na | 2006-09-28 00:47 | CLACLA日記

一日一枚 288:ドヴォルザークとシューマンのピアノ5重奏曲

 ☆ドヴォルザーク、シューマン:ピアノ5重奏曲
  ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ/ドヴォルザーク)
  フィリップ・アントルモン(ピアノ/シューマン)
  アルバン・ベルク・カルテット
  <EMI>TOCE−8865/国内盤

 今回は、アルバン・ベルク・カルテットを中心にした、ドヴォルザークとシューマンのピアノ5重奏曲のCDを聴く。
(なお、ドヴォルザークは1993年の、シューマンは1985年のライヴ録音である)
 ドヴォルザーク、シューマン、いずれをとっても、躍動感に満ちたドラマティックな音楽が魅力の作品だが、アルバン・ベルク・カルテットは、シャープでクリアな非常に密度の濃い表現を行っていると思う。
 ブッフビンダーとアントルモンは、ともにソロイスティックな華麗さには若干不足するものの、アンサンブルの一員としては過不足のない演奏で、アルバン・ベルク・カルテットの解釈によく合っているのではないか。
 中古で、税込み1200円程度までなら、安心してお薦めできる一枚だ。
[PR]
by figarok492na | 2006-09-27 13:27 | 一日一枚

一日一枚 287:『ツァイーデ』

 ☆モーツァルト:『ツァイーデ』
  ポール・グッドウィン指揮AAM他
  <HMF/ハルモニアムンディ・フランス>HMU907205

 今回は、ポール・グッドウィンがピリオド楽器のオーケストラ、AAM(アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック)を指揮してライヴ録音した、モーツァルトのジングシュピール(歌芝居)『ツァイーデ』のCDを聴く。
 『ツァイーデ』は、モーツァルトの死後に発見された未完成の作品で、1779年〜80年頃にかけて作曲されたと考えられているが、その作曲にいたる経過などは明らかになっていない。
 大まかに言って、『後宮からの逃走』のひな形にあたるようなストーリー展開を持っており、『後宮からの逃走』ほどの「刺激」には欠けるものの、モーツァルトらしい抒情性や劇性、快活さに満ちた、魅力的な楽曲を多く持った作品である。
 リン・ドーソン、ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ、オラフ・ベーア、ヘルベルト・リッペルトと、昨日簡単に触れた『後宮からの逃走』の歌手陣に比べると、いささかとうがたった顔触れという気がしないでもないが、グッドウィン指揮AAMともども、丁寧かつソフトタッチな演奏を行っていると思う。
 モーツァルトのオペラが好きな方には、特にお薦めしたい一枚だ。

 追記:最近、ニコラウス・アーノンクール指揮コンツェントゥス・ムジクス・ウィーン他の演奏による『ツァイーデ』のCDが発売されたばかりだが、ぜひとも一聴してみたいものである。
[PR]
by figarok492na | 2006-09-26 13:46 | 一日一枚

一日一枚はお休みして

 今日は一日一枚をお休みして、ウィリアム・クリスティ指揮レザール・フロリサンの演奏による、モーツァルトの歌劇『後宮からの逃走』のCD<エラート・レーベル>から、自分の好きなアリアを選び出して聴くことにする。
 何か理由があってということではなく、ただそんな気分だったので。
 それにしても、クリスティーネ・シェーファーやイアン・ボストリッジ、パトリシア・プティボンという粒ぞろいの歌手たちの名唱美声にはほれぼれするばかりだ。
 これは、大推薦のCDである。
[PR]
by figarok492na | 2006-09-25 13:57 | 一日一枚

一日一枚 286:ビルソンとレヴィンのシューベルト

 ☆シューベルト:ピアノ連弾のための作品集
  マルコム・ビルソン、ロバート・レヴィン(フォルテピアノ)
  <ARCHIV>453 491−2

 今回は、当代きってのフォルテピアノ奏者、マルコム・ビルソンとロバート・レヴィンによる、シューベルトのピアノ連弾のための作品のCDを聴くことにする。
 このCDには、ソナタハ長調「グラン・デュオ」と幻想曲、3つの軍隊行進曲の計5曲が収められており、行進曲第3番、ソナタ、行進曲第2番、幻想曲、行進曲第1番の順にカップリングされている。
 シューベルトの音楽といえば、リリカルで美しい旋律がその魅力の一つで、もちろん、ここでもシューベルトの特性は充分に発揮されているのだが(特に幻想曲で)、よりこのCDで前面に押し出されているのは、シューベルトの音楽の持つ躍動性や劇性なのではないだろうか。
 実際、ビルソンやレヴィンも、そうした側面を強調した演奏を行っているように、僕には感じられる。
 以前紹介したシュタイアーとリュビモフによるディヴェルティメント集とあわせて聴けば、一層シューベルトの作品世界やフォルテピアノという楽器の特質を識ることができると思う。
 中古で、税込み1200円程度までなら、大いにお薦めしたい一枚だ。
[PR]
by figarok492na | 2006-09-24 13:31 | 一日一枚

一日一枚 285:モーランの弦楽4重奏曲

 ☆モーラン:弦楽4重奏曲第2番、第1番、弦楽3重奏曲
  マッジーニ弦楽4重奏団
  <NAXOS>8.554079

 今回は、マッジーニ弦楽4重奏団の演奏による、モーランの弦楽4重奏曲、ならびに弦楽3重奏曲のCDを聴く。
 モーランは19世紀の末に生まれ、1950年に亡くなったイギリスの作曲家で、交響曲や管弦楽曲、協奏曲、器楽曲と、幅広いジャンルの作品を残している。
(ただし、多作にはあらず)
 このCDに収められた3つの作品は、いずれをとってもドビュッシーをはじめとしたフランス印象派の影響が色濃いが、そこにイギリスらしい抒情的で美しい民謡風な旋律や、独特のテンポ感が加味されて、非常に聴き心地のよい音楽に仕上がっていると思う。
 マッジーニ弦楽4重奏団は、ここでもクリアでシャープ、さらに躍動感にあふれた演奏で、作品の持つ魅力を適確に表現しているのではないだろうか。
 これまた多くの方々にお薦めしたい一枚だ。
 大推薦。
[PR]
by figarok492na | 2006-09-23 11:04 | 一日一枚

帰宅しました!(CLACLA日記)

 予定通り外出して帰宅、ようやく一段落着いたところだ。

 シャワーを浴びてから部屋を出る。

 西院の千成でバスの回数券と切符を購入した後、阪急で河原町まで行き、阪急前で古い友だちとおちあう。

 BALに入り、8階のモリス・カフェでお茶をし、ついでにジュンクを少しのぞく。

 どこかお寺でもということなり、時間の関係もあって、高台寺を観に行くことにする。
 で、歩いて高台寺まで。

 高台寺は、豊臣秀吉夫人の北政所(ねね/高台院)が開設した寺で、紅葉はまだまだ色づいてなかったものの、庭園の緑や円山応挙の幽霊画、そして薄水色と橙色と赤紫色が微妙に混じり合った夕景をたっぷり堪能することができた。
 これは大正解の選択だった。

 高台寺付近の土産物屋をのぞいた後、八坂の塔を間近に眺め、ぶらぶらと祇園通りに出る。

 都路里があまり混んでいなかったので入店。
 抹茶ソバと白玉パフェを食す。
 ソバのほうは置くとして、パフェはいつもながらの美味しさだった。
 ごちそうさま!

 河原町通りの土産物屋をのぞいた後、三条大橋のスタバでお茶をしながら、近況やこれからのことなどをゆっくりと話す。
 いろいろ考えたり、想ったりする。
(が、もちろんここでは記さない。悪しからず)

 三条から京阪に乗り、四条駅で別れる。
 本当に会ってよかったと思う。

 今からシャワーを浴びて、寝床に潜り込もうと思います。
 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。

 *ラブログがあまりに重いため、避難措置としてこちらにアップしました。
[PR]
by figarok492na | 2006-09-22 23:55 | CLACLA日記