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つだちくの閉店を知る(CLACLA日記)

 今回の大地震のような自然災害、天変地異をもっけの幸いと、詐欺師ペテン師の類いが横行する。
 人の善意をもてあそぶ、本当に唾棄すべき連中だ。


 今日は、企画関係の連絡作業を進めたのち、12時過ぎに外出し、地下鉄で松ヶ崎まで出、人間座スタジオで努力クラブの旗揚げ公演『魂のようなラクダ、の背中に乗って』(合田団地君作・演出)を観る。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。

 終演後、合田君や出演者で旗揚げメンバーでもある佐々木峻一君、出演者の前田愛美さん、照明の築地静香さん、そして同じ回を観に来ていた伊藤拓さんらと立ち話をする。

 その後、歩いて河原町今出川まで行き、つだちくで中古CDを2枚購入する。
 閉店50パーセントセールを行っていたこともあり。
(aikoの『あなたと握手』があればと思ったが、残念ありませんでした)
 それにしても、つだちくまでなくなってしまうのか。
 京都でクラシック音楽の中古CDを買うことができるお店がどんどんなくなってしまうなあ…。

 それから、市バスの3号系統で壬生寺道まで戻り、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。

 移動中、平林直哉の『盤鬼、クラシック100盤勝負!』<青弓社>を読み進める。


 帰宅後、早速購入したばかりの、チェロのアンナー・ビルスマとケネス・スロウィック、フォルテピアノのスタンリー・ホッグランドが演奏した『チェロとプルシア(プロイセン)王』<SONY>を聴く。
 プロイセンの国王フリードリヒ・ヴィルヘルム2世(世評は高くないが、チェロの愛好家としても知られる)と関係の深い、デュポールやベートーヴェン、ロンベルグ、ボッケリーニのチェロのための作品を集めたアルバムで、ピリオド楽器の素朴で繊細な音色が実に心地よい。


 夕飯後、企画関係の作業を進め、若竹七海の『プラス マイナス ゼロ』<JIVE>を読み進める。
 『プラス マイナス ゼロ』は、若竹七海作品ではおなじみ神奈川県は葉崎市の葉崎山高校の女子高校生三人を主人公とした連作ミステリ。
 いつものことながら、ユーモラスな雰囲気とその隙間からこぼれ出る人間の悪意の様が実に面白い。
 ミステリとしての仕掛けも、なかなか見事だ。


 つだちくで購入したもう一枚、マルタ・アルゲリッチとアレクサンドル・ラビノヴィチが弾いたブラームスのハイドンの主題による変奏曲、2台のピアノのためのソナタ、ワルツ集<TELDEC>を聴く。
 ハイドンの主題による変奏曲はそれほどでもなかったが、ピアノ5重奏曲のひな型となった2台のピアノのためのソナタ、中でも第3、第4楽章のたがの外れっぷりが強く印象に残る。


 今日も、甘いものは食さず。


 明日が本当にいい日でありますように!
by figarok492na | 2011-03-13 22:51 | CLACLA日記
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