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『不良少年』を観た(CLACLA日記)

 雨降りが続く。

 今日もじめ寒い感じの一日となる。
 皆さん、くれぐれも風邪や肺炎、インフルエンザにはお気をつけくださいね。


 昨夜、仕事関係の作業(依頼された文章の執筆)を進める。


 KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』、NHK・FMの『気ままにクラシック』、フランク・ベールマン指揮ハノーヴァーNDRフィルが演奏したフェスカの交響曲第1番他<CPO>を聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、『鳥の日記』という作品を書き始めたりする。
 『鳥の日記』は、以前途中で諦めた題材に改めて取り組むものだ。


 川上弘美の『これでよろしくて?』<中央公論新社>を読了する。
 ああ、面白かった!

 続けて、橋本治の『リア家の人々』<新潮社>を読み始める。
 骨太なクロニクルなり。


 18時少し前に外出して京都文化博物館へ行き、3Fのフィルムシアターで羽仁進監督の『不良少年』(1961年、岩波映画)を観る。
 『不良少年』は、久里浜にある特別少年院の少年と教員(法務教官か?)の手記を地主愛子が編集した『とべない翼』をもとにした、セミドキュメンタリーの手法を活かした作品だ。
 少年院入院体験を持つ元不良少年ら、プロでない演者陣の演技にどうしても拙さはあるものの、それが少年院での生活や不良体験に自然さ、リアルさを強く与えている。
(この一年間、龍谷大学深草校舎で矯正教育学を学んだり、奈良少年刑務所や奈良少年院の施設参観に参加したこともあり、当時の矯正施設や矯正教育の一端が描かれていた点も、個人的には非常に興味深かった)
 また、「○と△の歌」を含む武満徹の音楽も、作品の性格からいうとちょっと感傷的かなと感じたりもしなくはなかったが、ギターの効果的な使い方などとても魅力的だと思った。
 総じて、佳品佳作の印象。
 ただし、『用心棒』や『人間の条件』を退けキネマ旬報賞の1位というのは、やはり「時代」も大きいのではないか。

 上映終了後、夕飯用の買い物をすませ、20時過ぎに帰宅した。


 少し遅めの夕飯後、アンドレアス・シュペリング指揮カペラ・アウグスティナが演奏したブラームスのセレナード第1番&第2番<CPO>を聴きながら、仕事関係の作業を進める。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 自分自身にとってわかりやすいことでも、他者にとってはそうではない。
 また他者にとってわかりやすいことでも、自分自身にとってはそうではない。
 自省あるのみ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
by figarok492na | 2012-01-20 22:58 | CLACLA日記
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