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大島渚が亡くなった(CLACLA日記)

 映画監督の大島渚が亡くなった。80歳。
 京都大学法学部を卒業後(在学中は学生運動で活躍)、松竹に入社。
 松竹大船調を裏切るラストが印象深い『愛と希望の街』で監督デビューを果たし、『青春残酷物語』と『太陽の墓場』を撮影。
 いわゆる松竹ヌーベルバーグを代表する存在となったが、『日本の夜と霧』の打ち切りに抗議する形で松竹を退社し、夫人で俳優の小山明子をはじめ、石堂淑朗、佐々木守、田村孟、小松方正、戸浦六宏と創造社を設立、以後、『日本の通り魔』、『忍者武芸帳』、『日本春歌考』、『無理心中日本の夏』、『絞死刑』、『帰って来たヨッパライ』、『新宿泥棒日記』(唐十郎!)、『少年』(当たり屋!)、『東京戦争戦後秘話』、『儀式』、『夏の妹』(栗田ひろみ!)などを発表した。
 創造社の解散後も、『愛のコリーダ』、『愛の亡霊』、『戦場のメリークリスマス』、『マックス、モン・アムール』という意欲作を完成させたが、脳出血で倒れ、闘病生活を送った。
 遺作は、『御法度』。
 著書も少なくないほか、テレビのバラエティ番組にも積極的に出演、特に『朝まで生テレビ』では「きれ芸」を披露し、キッチュ松尾貴史の十八番ともなった。
 また、長時間待たされた友人の野坂昭如がスピーチ終了後に大島渚にパンチを喰らわせ、それに対して大島さんがマイクで反抗、そんな二人を小山明子が宥めるという一幕は、未だに忘れられない出来事だ。
 深く、深く、深く、深く黙祷。

 昨夜、戸浦さんや石堂さんの物真似をやり、小松方正の物真似をはじめたら咳込みがひどくなったので、すぐに止める。
(大馬鹿だ。大馬鹿だけど、やりたくなって仕方がなかったのだ)
 それにしても、戸浦さんも石堂さんも小松さんも、田村さんも佐々木さんも、渡辺文雄も佐藤慶も、おまけに林光さんまでもいなくなってしまっていたのか。
 ああ。


 青空の見えるお天気。

 気温はあまり上昇せず。
 皆さん、くれぐれも風邪やインフルエンザなどにはお気をつけくださいね。


 昨夜、仕事関係の作業を進めたり、『ゆかいなどろぼうたち』をさらったり、井上ひさしの『一分ノ一』<講談社>の上巻を読了し下巻を読み始めたりする。


 体調、未だ芳しからず。
 咳込みが続き、喉の調子がどうにもおかしい。
 やれやれ。


 ペーター・マーク指揮ベルン交響楽団が演奏したメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」&序曲『静かな海と楽しい航海』<IMP>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『高森みずきの穏やかな一日』の改訂作業を行ったり、『一分ノ一』下巻を読み進めたりする。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMで、デヴィッド・ジンマン指揮NHK交響楽団の定期公演の実況中継を聴く。
 ブゾーニの『悲しい子守歌』、シェーンベルクの『浄められた夜』が演奏されていた。
 で、今からエレーヌ・グリモー独奏によるブラームスのピアノ協奏曲第2番が演奏される予定だ。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
by figarok492na | 2013-01-16 19:46 | CLACLA日記
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