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三谷幸喜が山本薩夫監督の『金環蝕』を好きだったとはなあ(CLACLA日記)

 晴天。
 ただし、夕方以降はどんよりとした感じになる。

 気温、今日も上昇する。
 暑さを感じる毎日だ。
 が、明日は再び気温が下がるとか。
 ありゃりゃ。

 ヒノキ花粉禍が続き、目の周りの痒み、くしゃみの連発に悩まされる。
 やれやれ。


 昨夜、4時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 ブルーノ・ヴァイル指揮ターフェルムジークが演奏したモーツァルトのセレナードによる交響曲集<SONY>2枚組とハイドンの交響曲第88番「V字」~第90番<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、和田博文の『資生堂という文化装置』<岩波書店>や小林信彦の『昭和のまぼろし』<文春文庫>を読み進めたりする。


 夕方前に外出し、仕事関係の予定をすませる。

 それから下京図書館へ移動して、『札幌交響楽団50年史』<札幌交響楽団>、奥泉光の『虫樹音楽集』<集英社>、入江曜子の『思想は裁かれるか』<筑摩選書>を返却し、豊崎(崎は、本当は大ではなく立)由美の『ガタスタ屋の矜持 寄らば斬る!篇』<本の雑誌社>を新たに借りる。

 その後、京都芸術センターとシマフィルム京都オフィスで予定をすませ、中央図書館で小山明子の『女として、女優として』<清流出版>、七尾和晃の『琉球検事』<東洋経済新報社>を借り、夕飯用の買い物をすませ、帰宅した。


 夕飯後、ラルキブデッリが演奏したモーツァルトの大6重奏曲他<SONY>とベートーヴェンの6重奏曲(アブ・コスターらのホルン)&弦楽5重奏曲(ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル・ソナタ」の編曲版)<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『資生堂という文化装置』や『昭和のまぼろし』を読み進めたりする。


 朝日新聞夕刊連載の『三谷幸喜のありふれた生活』で、三谷幸喜が先日亡くなった三國連太郎とのエピソードを綴っている。
 その中で、とても興味深かったのは、三谷さんが三國連太郎の出演作品の中で、一番好きな作品として、山本薩夫監督の『金環蝕』を挙げていることだ。
 この『金環蝕』で、三國連太郎は神谷直吉(田中彰治がモデル)というマッチポンプ代議士を演じているのだが、その神谷直吉役の演技を「三國さんが演じると、不思議なリアリティーに溢れ、強烈な印象を残す。彼のつけているコロンの匂いまでが、画面を通じて漂って来る」と三谷さんは高く評価する。
 そして、新作『清須会議』で、神谷直吉をイメージした「腹黒く、計算高く、そしてチャーミングなキャラクター」池田恒興を演じるのが、三國連太郎の子息佐藤浩市であるとも続けている。
 そしてにしても、三谷さんが左翼社会派の巨匠山本薩夫の『金環蝕』を好んでいたとは、ちょっとばかり驚きだ。
 いや、振り返って考えれば、大津事件を題材にした『その場しのぎの男たち』も、『総理と呼ばないで』も、政治を舞台に描いた人間劇、人間喜劇という点では、『金環蝕』と充分つながっているとも言えるのだけれど。
 まして、『国民の映画』をや。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
by figarok492na | 2013-04-18 23:49 | CLACLA日記
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