晴天。
いいお天気、いい青空の一日。
日中は気温も上昇し、穏やかな感じが強い。
それでも、皆さんくれぐれも風邪やインフルエンザ、ノロウイルスにはお気をつけくださいね。
アメリカのフォーク歌手、ピート・シーガーが亡くなった。94歳。
『天使のハンマー』や『花はどこへ行った』、『ウィ・シャル・オーバーカム』といった、プロテスト・ソングで知られる。
また、公民権運動や反戦運動など政治活動にも積極的に参加した。
深く、深く、深く、深く黙祷。
簡単なものとはいえ手術後ということで、大事をとって夕方の買い物以外は部屋で過ごす。
静かに過ごしていると、時間がゆっくり流れているように感じられるから不思議だ。
クラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルが演奏したブラームスのセレナード第1番<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『千春日和』を書き進めたりする。
『千春日和』は、『爛れる』(映画シナリオ。小説化を予定)、『夏美の夏は』(小説)に続く、「石島家の三姉妹」三部作の最終作だ。
辻原登の『冬の旅』<集英社>を読了する。
一筋縄ではいかない人間関係と様々な出来事の中で、一人の男がどのような人生を歩まざるをえなかったかを克明に追った作品で、主人公をはじめ周囲の人々の造形も巧みだし、社会的な諸事象の取り込み方にも感嘆する。
また、作品の結構としても精神的な意味でも、シューベルトの歌曲集『冬の旅』を見事に現代に置き換えているとも思う。
圧巻の一語である。
ああ、面白かった!
夕飯後、ブラームスのセレナード第1番を再び聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、鳥居みゆきの『余った傘はありません』<幻冬舎>を読み始めたりする。
『余った傘はありません』は、鳥居ワールド全開の連作集。
今日は、甘いものは食さず。
我慢我慢。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。