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ネオラクゴ・フロンティアsection23

☆ネオラクゴ・フロンティアsection23

 ゲスト:桂三幸さん、桂三河さん
大喜利ゲスト:合田団地君、無農薬亭農薬君、作道雄君、丸山交通公園君
(2015年3月16日20時開演/錦湯)


 月亭太遊さんのネオラクゴ企画、ネオラクゴ・フロンティアsection23は、22時頃終了という長丁場となった。

 まずは、太遊さんと三河さん、さらに三幸さん(山形での師匠文枝さんの独演会から返って来て、F1を観ながら寝入ってしまったとのこと)のおしゃべりで盛り上げたのち、三幸さんが新作を披露する。
 正式なネタおろし前の試演だそうで、フロンティアではおなじみのジェット噴射機の如きミニスピーカーとスマホの留守番メッセージを駆使したネタだ。
 卒業式シーズンにちなんだ内容であり、笑いの仕掛けでもある留守電のメッセージの積み重ねが後半の展開に巧くつなげられていた。

 続いて、太遊さんの新作は『絶対安全ハイキング』。
 観客罵倒、読者罵倒というスタイルが演劇や小説にはあるが、強いてあげればそれに近い内容か。
 アルバイト終わりの若者とハイキング(山登り)帰りの老人たちの電車内での掛け合いに始まって、歌を効果的に織り込みながら、激しい感情表現身体表現に到るという、実に密度の濃い作品に仕上がっている。
 笑いの仕掛けも豊富だし、伝えたいこともはっきりと示されて聴き応え充分だった。

 そして、最後は三河さんの仕切りで太遊さん、三幸さん、上記の面々が大喜利に挑んだ。
 「月刊舌打ちという雑誌の舌打ちしたくなる内容」だとか、「バカタ大学のカルタサークルがつくったカルタのカの札には何と書いてある」といったお題に対して、各々その特性を十二分に発揮して面白かったのだけれど、結構お題が多かったこともあり、終盤は笑いの耐久レース的な様相を呈していたりもして、それがまたおかしかった。

 と、笑いのツボの試金石となるネオラクゴ・フロンティアにあなたも一度お越しになられてみては。
 大いにお薦めです。
by figarok492na | 2015-03-17 04:30 | 観劇記録
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