人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< 十勝バター蒸しケーキ 帰宅しました!(CLACLA日記) >>

一日一枚 304:ヴァントのブルックナー−2

 ☆ブルックナー:交響曲第2番
  ギュンター・ヴァント指揮ケルン放送交響楽団
  <RCA>BVCC−8911/12(2枚組より)/国内盤

 前回に続き、ギュンター・ヴァント指揮ケルン放送交響楽団の演奏による、ブルックナーの交響曲のCDを聴く。
 今回は、第2番の交響曲で、使用されているのはハース版の楽譜である。
(なお、ブルックナーの楽譜問題、ハース版とノヴァーク版の違いについては、ここでは割愛する。興味がお有りの方は、CDのブックレットや専門書をご参照のほど)
 交響曲第2番は、交響曲第1番の作曲から6年後のⅠ872年に完成した交響曲で、作品の規模、構成、音楽的特徴という点で、さらにブルックナーらしさが全面に押し出された作品となっている。
 個人的には、緊張感に満ちた第1楽章が好みだが、第2楽章や第3楽章の中間部における抒情的で清澄な音楽も、この交響曲の聴きどころではないだろうか。
 第1番同様、ヴァントとケルン放送交響楽団は隙のない演奏で、作品の持つ全体像を明確に描き出していると思う。
 この交響曲を「識る」という意味では、ひろくお薦めしたい一枚だ。
by figarok492na | 2006-10-13 13:05 | 一日一枚
<< 十勝バター蒸しケーキ 帰宅しました!(CLACLA日記) >>