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5月のエンタメ  もしくは、私人のこい

 今日から5月。
 Im wunderschönen Monat Mai,
などとシューマンの詩人の恋でも口ずさみながら、濃い恋を希(こいねが)う。
 なんて嘘。
だって、恋より「乞い」しいものがあるんだもん!
(ああた、金金金、世の中金だっせ金!金よ来い!!)
 まあ、そんな語彙の面白さばかりを追いかける故意丸出しの言葉遊びはやめにして、毎月月はじめ恒例の「今月のエンタメ」情報でも記していきますかね。
 ちなみに、以下はあくまでも個人的な関心に基づく、個意、並びに個位を優先させたものですから、その点よろしくご了承ご了解のほどを。

 まずは、演劇から。
 すでに当選確実なのは、9日・10日のC.T.T.Kyoto vol.81・京都セレクション(アトリエ劇研)と、17日の明倫ワークショップ(京都芸術センター)の二つ。
 前者は、てんこもり堂の参加ということも大きいが、岡山事務局推薦の演劇ユニット水蜜塔も気になる存在だ。
 京都以外でも徐々に地歩をかためているC.T.T.の成果というものを確認するきっかけになるのではないか?
(あくまでも個意並びに個位の文章なので書くけれど、菱安かなりさんは僕の好みではない。チラシにも書いてあるように、彼女は「他人」を笑い飛ばすことに主眼があって、他人に「自分自身」を笑ってもらうつもりはない人みたいだから。前回の上演会でも、そのことが透けて見えていて、僕にはどうにもしっくりこなかった)
 後者は、松田正隆さんの演出で、マレビトの会の面々がベケットの『なおのうごめき』と『なんと言うか』を上演するという内容がとても興味深い。
 他に、太田省吾のテクストを基にした、地点の『あたしちゃん、行く先を言って』(13日~15日/京都芸術センター)と、ニットキャップシアターの『踊るワン-パラグラフ』(28日~6月1日・アトリエ劇研)も適うことならぜひ。

 CDを音の缶詰などと記しながら、今年になって未だ一度も足を運んでいないコンサートだが、15日の京都市交響楽団定期演奏会ぐらいは、なんとか足を運びたい。
 髪結いの亭主ならぬ、プリマドンナの亭主などとは呼ばさない現田茂夫の指揮で、ビゼーの『カルメン』ハイライトとシチェドリンのバレエ音楽『カルメン』組曲(ビゼーの音楽を利用してこしらえたもの。岩城宏之なんかがけっこう取り上げていた)という組み合わせが、実に面白そうだもの。
 問題はP席が残っているかだな。

 映画では、2日、というから明日から京都シネマでかかる、『ホルテンさんのはじめての冒険』は観ておきたい。
 なぜなら、この作品は上映予告を観て、しっくりきそうな感じがしたから。
 そうそう、チラシの、「特急よりも、各駅停車」という惹句は確かにありがちだけど、こういうありがちならば無問題(モーマンタイ)。
 それにしても、今年は映画もまだ『永遠のこどもたち』を観てるだけだなあ。
 もっと観なくっちゃ。
 てか、観ておきたい。

 と、記してきたが、今月も観たいもの聴きたいものがいっぱいあるねえ。
 「こい」つはまいった!!
by figarok492na | 2009-05-01 13:22 | 観劇記録
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