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2009年8月のエンタメ情報

 雨、雨、雨。
 今日も雨降りの本降り。
 おまけに雷鳴までが轟く始末。
 ごるごるどるどるぐわぐわぐわしゃーんどごーん!
 と、梅雨もまともに明けぬまま、とうとう八月を迎えてしまったわけだけど、毎月恒例のエンタメ情報だけは忘れるわけにはまいりませぬ。
 世は未だにどんよりじめっとしたままだが、気分だけでも夏本番、からっからっと頑張っていきまっしょい!
(「ほんまあんさん、暑くるしいわぁ」、と呼ぶ声あり。へへ、から元気、ご迷惑おかけしやした…)

 まずは演劇、お芝居から。
 ぜひとも観ておきたいのが、大阪女優の会vol.7『夕凪の街 桜の国』(7日~9日・東山青少年活動センター創造活動室)。
 こうの史代の有名作品を遊劇体のキタモトマサヤさんが構成し直し、演出するもので、確か昨年に続いて二回目の公演になるはず。
 その趣旨も含めて、これはおとせない。
 他には、京都ロマンポップのさかあがりハリケーンvol.1『苦しみを煮込んで喰え』(15日、16日・アトリエ劇研/向井達矢作・演出)と、tabula=rasa『儀式』(21日~23日・アトリエ劇研/ハイナー・ミュラー脚本、高田ひとし君演出)も気になる公演だ。
 京都ロマンポップは前々から一度は足を運ぼうと思っていて、結局果たせないでいる劇団だから、今回こそはなんとか観ておきたいが。
 ただ、前売り1000円に対し、当日2000円というチケットの料金設定がなあ。
 いや、どうしてそういう設定にしているかは充分理解がいくのだけれど…。
 一方、tabula=rasaのほうは、フリーペーパー『とまる。』の発行でも活躍中の高田ひとし君による、ハイナー・ミュラーのハムレット・マシーン・シリーズ中の公演で、正直彼の書いた文章を目にしたり演じ手の顔ぶれから想像するに、よい意味でも「知」に働けば角が立つ、もしくは意到りて筆随わないという結果になりそうな気がしないでもないが、ハイナー・ミュラーに果敢に挑戦する姿勢には強く興味を覚えることも事実である。
 あと、C.T.T.上演会(13日、14日・アトリエ劇研)には宮階真紀さんのカウパー団が出演するが、これはよくも悪くも京都小劇場界の枠内にうまく収まった内容になってしまうのではないか。
 たぶん精度=完成度が上がった分、アンファンテリブル的なインパクトは相当薄まっているような気がする。

 コンサートは、聴きに行くとすれば、京都市交響楽団の定期演奏会(9日・京都コンサートホール大ホール)とみんなのコンサート(23日・京都市西文化会館ウェスティホール)の二つ。
 いずれも広上淳一の登場という点が目玉だが、定期のほうはP席を買いそびれてしまったのがネックだな。
 加えて、プログラム一曲目のチャイコフスキーのスラヴ行進曲って、正直僕は好きじゃないんだよね。
 同じロシア国歌が引用されるにしても、『1812年』ははじけっぷりがすごくって(どごーん!どごーん!)、愉しく聴いていられるんだけど、スラヴ行進曲のほうはただただくどくてうっとうしいだけ。
 ベートーヴェンの『ウェリントンの勝利』と並ぶ二大迷曲だと決めつけたくなるほど。
(そんな二大迷曲をカップリングしたCDをリリースしているロリン・マゼールって指揮者は、どうしようもない偽悪家、ならぬ「偽悪趣味家」だと思う。本当に)
 と、言うことで、8月はみんなのコンサートだけか、もしくは一切なしか…。

 映画は、京都シネマで今日から上映が始まった『人生に乾杯』(ハンガリー作品)と、同じく京都シネマで上映が予定されている『扉をたたく人』(アメリカ作品)の二本に心ひかれる。
(そうそう、観る観ると言っておきながらまだ観ることのできていない『ディア・ドクター』も忘れちゃいけないんだった。って、10時20分からの一回だけの上映になってるじゃないか…)

 心ひかれると言えば、京都国立近代美術館の『無声時代ソビエト映画ポスター展』を挙げておかないと。
 23日まで開催されてはいるが、早いうちに観に行くことにしておかなきゃ。

 いずれにしても、いいものに極力触れて、今年の夏を乗り切っていきたいものだ。
by figarok492na | 2009-08-01 15:50 | 今月のエンタメ
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