絶望とは虚妄である、希望がそうであるように。
佐藤亜紀の『陽気な黙示録』<岩波書店>を読み進める。
美しい文章、という言い方があまりにも感覚的に過ぎるなら、確固とした美的感覚に貫かれた文章と言い換えてもよい。
小説であれ、それ以外であれ、佐藤亜紀の文章を読んでいると、本当にほれぼれとしてしまう。
>(前略)まかり間違っても、趣旨を纏められるような小説など読んではいけない<
(『陽気な黙示録』所収、「正しい本の読み方」より)
『飯沢匡喜劇全集』4<未来社>も読み進め、『気丈な運転手を求む』を読み終えた。
『気丈な運転手を求む』は、『多すぎた札束』の続篇にあたり、ロッキード事件に絡んで田中角栄の運転手が自殺したことを題材としている。
で、『飯沢匡喜劇全集』4が『9階の42号室』一篇を残すだけとなったこともあり、インターネットサービスを利用して第5巻を予約しておく。
また、ついでに佐藤亜紀の『ブーイングの作法』<四谷ラウンド>も予約しておく。
個人創作誌『赤い猫』第3号の発行に関する作業を進める。
『不在証明』の下書きとノート書き、PCへの打ち込みも進める。
原稿用紙43枚分になった。
お天気がそれほどよくなく、気温が低めだったこともあり、今日は17時台に夕飯用の買い物に出かけただけ。
まあ、仕方ない。
夕飯後、『飯沢匡喜劇全集』4を読み進め、『9階の42号室』の第一幕まで読み終えた。
『陽気な黙示録』も読み進めている。
>(前略)本人にもわかっているのかわかっていないのかわからないインデックスを、作品なり現象なりにぺたっと貼り付けて殺している手合いのいかに多いことか。
残念なことに、私自身も時としてその一人である<
(『陽気な黙示録』所収、「リアリティ殺し」より)
アメリカのオバマ大統領が来日し、鳩山総理大臣と首脳会談を行ったとのこと。
いわゆる事業仕分けが進んでいるが、その報道に接すれば接するほど、ますます茶番臭を強く感じてしまう。
と、言ってもこうした作業自体を否定するつもりは毛頭ないんだけどね、そのプロセスというか思惑というか、それがどうにもきな臭くうさん臭いのだ。
それにしても、蓮舫はこういう役まわりにぴったりだな。
自分が責められたときは、相当弱そうな気がしないでもないけど。
今日は、甘いものは食さず。
その代わり、カールのチーズ味を食す。
近くのフレスコのセールで、税込み88円になっていたもの。
これはもう安定した味わいで、なかなか美味しうございました。
ごちそうさま!
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。