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森繁久彌翁のインタビューを聴いた(CLACLA日記)

 昨夜、伊集院光の深夜の馬鹿力を聴きながら雑件を片づけたのち、うとうとしつつラジオ深夜便の森繁久彌翁の特集を途中まで聴く。
 中西龍アナウンサー(『鬼平犯科帳』のナレーションでおなじみだったが、実はこの人も森繁翁より先に亡くなっている。若き日役者を志し、森繁翁からやめておいたほうがよいと諄々と諭されたというエピソードは初耳だった)によるインタビューで、満洲のアナウンサー時代を振り返り、「自分は戦犯である。放送で嘘を流し続けていた」旨の発言を行っていたのがまず印象に残った。
 ほかにも、演技者としてのコンプレックスと自負とが率直に語られていた点も忘れられない。
(小林信彦の『日本の喜劇人』<新潮文庫>の「第十二章 日本の喜劇人・再説」の1・森繁久彌の場合に、小林さんと森繁翁が小料理屋で話をした際のことが詳しく綴られているのだけれど、そこで森繁翁は「俳優というものは、たとえば、新劇の養成所みたいなところで、教育を受けないといけないものでしょうか?」と小林さんに問いかけている)


 『飯沢匡喜劇全集』5<未来社>を読み進め、『夜の笑い』を読み終えた。
 『夜の笑い』は、小松左京原作による『春の軍隊』(東京郊外のある住宅で、突然国籍不明の外国の兵隊たちが戦闘を開始するという話)と、島尾敏雄原作による『接触』(明治19年の熊本のある尋常高等小学校で、授業中あんぱんを食べた生徒5人が、校則に違反するがゆえに「自主的に」切腹を申し出なければならなくなるという話)による、二部構成の作品だが、飯沢さんの思考と嗜好と志向がよく示されていると思う。
(なお、『接触』では夏目漱石の『坊っちゃん』がうまく取り入れられている)

 佐藤亜紀の『ブーイングの作法』<四谷ラウンド>も読み進める。
 ラース・フォン・トリアー監督の『ヨーロッパ』に関し好意的な評価がなされているのが、僕には嬉しい。
 この作品、内容はもちろんのこと、個人的な想い出もあって、非常に印象に残っているのだ。

 13時台に、浴室とトイレの掃除をすませる。

 『不在証明』を下書きとノート書き、PCへの打ち込みを進める。
 原稿用紙45枚分になった。

 終日雨降り、おまけに気温がぐっと下がって寒さが厳しいこともあり、今日も17時台の夕飯用の買い物以外は外出せず。
 まあ、仕方ない。

 夕飯後、『飯沢匡喜劇全集』5を読み進め、『クイズ婆さんの敵』の第一幕まで読み終えた。
 『クイズ婆さんの敵』は、いわゆる金大中事件(1973年8月、当時韓国野党の代表的政治家金大中が、東京都内のホテルでKCIA要員によって拉致された事件)を搦め手から描いた作品である。

 『ブーイングの作法』も読み進める。
 面白い面白い。
(残りが少なくなってきたため、京都市図書館のインターネットサービスで、同じ佐藤亜紀の『検察側の論告』<四谷ラウンド>を予約しておいた)

 ほかに、『長谷川如是閑評論集』<岩波文庫>のつまみ再読もする。

 今日の甘いものは、神戸屋のサンミー。
 近くのグルメシティで、30パーセント引き、税込み70円だったもの。
 まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!

 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
by figarok492na | 2009-11-17 22:18 | CLACLA日記
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