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辛く苦しい夢を見た(CLACLA日記)

 明け方、とても辛く苦しい夢を見た。
 何ゆえそのような夢を見たのかについては、だいたい想像がつく。
 それにしても、たぶん死とは、心身両面の痛みや苦しみから解き放たれることなのだろう。
 だがしかし、それでも僕は死を強く恐れる。
 結局、死を恐れつつ、僕は最期のときまで生き続けるしかないのだ。


 昨夜、爆笑問題カーボーイを聴きながら、午前3時ごろまで仕事や雑件を片づける。

 伊坂幸太郎の『モダンタイムス』<講談社>を読了した。
 いつもの如く、小説そのものとして面白いことはもちろんだが、伊坂幸太郎の作家としての姿勢や伝えようとすることの真っ当さに好感を抱く。
 大いに満足なり。

 ほかに、清沢洌の『暗黒日記』<岩波文庫>のつまみ再読もする。

 ピエール・ブーレーズ指揮ウィーン・フィルの演奏したマーラーの交響曲第5番<ドイツ・グラモフォン>と、ピエール・ブーレーズ指揮ベルリン・フィルの演奏したラヴェルの『ラ・ヴァルス』<同>を続けて聴く。
 ちなみに、『ラ・ヴァルス』はアンコールのつもりである。

 15時半過ぎに外出し、下京図書館へ。
 『西園寺公と政局』第四巻と第五巻<岩波書店>を返却し、予約しておいた『西園寺公と政局』第六巻と第七巻<同>、並びに坪内祐三の『古本的』<毎日新聞社>を新たに借りる。
 その後、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。

 一応青空は見えていたものの、けっこうどんよりとした感じもあり。

 気温は今日も下がり、厳しい寒さが続く。
 皆さん、くれぐれも風邪やインフルエンザにお気をつけ下さい。

 帰宅後、『西園寺公と政局』第六巻を読み始め、第一章の「近衛内閣の成立と盧溝橋事件」を読み終えた。
 ついに盧溝橋事件が勃発した。
 まさしく泥沼だ。

 『古本的』も読み始める。
 『古本的』は、『毎日グラフ・アミューズ』に連載された「古本情熱世界」と、『GIALLO』に連載されたミステリ関係の文章を一冊にまとめたものだ。
 坪内さんらしい、読みやすく、それでいて情報がしっかり詰まった文章で、なかなか面白い。
(ところで、シャープペンで丸印だのなんだのをつけている馬鹿がいる。やるなら自分の買った本でやれってんだ、このうすらとんかちめ!)

 ネットラジオで、ポール・グッドウィン指揮アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックのコンサートのライヴ録音を聴く。
 ソプラノのヌリア・リアルとメゾ・ソプラノのソーニャ・プリーナを迎えた、オール・ヘンデル・プログラムで、特にリアルの清澄で美しい歌声を聴けたのが嬉しかった。
 大いに満足なり。

 続けて、同じくネット・ラジオで、ウラディーミル・ユロフスキ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団のコンサートのライヴ録音を途中から聴く。
 ショスタコーヴィチの交響曲第6番などが放送されていた。

 夕飯後、『西園寺公と政局』第六巻を読み進め、第二章の「対華工作と事変の拡大」まで読み終えた。

 『古本的』も読み進める。

 ほかに、服部龍二の『広田弘毅』<中公新書>と『暗黒日記』のつまみ再読もする。
 そういえば、今日の朝日新聞朝刊の天声人語に『暗黒日記』が引用されてたんだった。

 今日は、甘いものは食さず。

 夕方、大学院時代からの友だちより、個人創作誌『赤い猫』第3号の支援会員の振込みをすませた旨のメールが届く。
 やはり、持つべきものは友人である。
 多謝。

 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
by figarok492na | 2009-12-16 21:42 | CLACLA日記
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