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藤田まことが亡くなった(CLACLA日記)

 俳優の藤田まことが亡くなった。76歳。
 無声映画のスター、藤間林太郎の子として生まれ、下積みの苦労を重ねたのち、『てなもんや三度笠』(あたり前田のクラッカー)や『スチャラカ社員』で一世を風靡し、その後も必殺シリーズ(中村主水)や『はぐれ刑事純情派』(安浦刑事)、『剣客商売』(秋山小兵衛)など、テレビで活躍した。
 また、小林正樹監督の『日本の青春』や小泉堯史監督の『明日への遺言』をはじめ、映画出演も少なくなく、舞台の公演でも注目された。
 昨年末に復帰したばかりで、正直、借金が藤田さんの死を早めたのではないかと思わずにはいられない。
 深く、深く、深く、深く黙祷。
(秋山小兵衛は、本当は田村高廣あたりがぴったりなんじゃないかと僕は思っていたのだが、作品を重ねるごとに藤田さんの秋山小兵衛もしっくりくるようになってきていた)


 昨夜は、ネットラジオでユッカ・ペッカ・サラステ指揮オスロ・フィルの演奏したラヴェルのバレエ音楽『ダフニスとクロエ』全曲のライヴ録音を聴きながら仕事関係の作業をすませたのち、3時40分に消灯する。
 ただ、しばらく眠ることができず、寝床の中でラジオ深夜便の榎本健一の特集を聴いていた。
 エノケンがカバーした『帰って来たヨッパライ』や、いつもは途中で切られてしまう『洒落男』を最後まで聴くことができたのは収穫だった。

 7時過ぎに起きて2時間ほど作業を進めたのち二度寝し、11時18分に起きる。

 『山中貞雄餘話』の下書きとノート書き、PCへの打ち込みを進める。

 クリーヴランド・カルテットの演奏したベートーヴェンの弦楽4重奏曲第13番&大フーガ<TELARC>と、ケヴィン・マロン指揮トロント室内管弦楽団の演奏したピフルの交響曲集<NAXOS>を続けて聴く。


 16時6分に外出し、下京図書館へ。
 飯沢匡さんの『コメディの復讐』<青土社>と伊藤之雄の『元老西園寺公望 古希からの挑戦』<文春新書>を返却し、予約しておいた飯沢匡さんの『権力と笑のはざ間で』<青土社>と『牧野伸顕日記』<中央公論社>を新たに借りる。

 それからJEUGIA四条店で『ぶらあぼ』3月号を入手し、京都芸術センターでいくつか用件を片づけたのち、グルメシティ、フレスコ、ダイソーで夕飯用の買い物をすませ、17時41分に帰宅した。


 青空も見えてはいたが、どんよりとした感じも続く。
 気温は今日も上昇せず、寒さが厳しい一日となった。
 皆さん、くれぐれも風邪やインフルエンザにはお気をつけ下さい。

 夕飯後、『牧野伸顕日記』を読み始め、大正十年分を読み終えた。
 牧野伸顕は大久保利通の次男で第一次西園寺内閣の文部大臣、第二次西園寺内閣の農商務大臣、第一次山本内閣の外務大臣、パリ講和会議全権委員を務めたのち、大正十年の二月、宮内大臣となっている。
 なお、この大正十年は、いわゆる宮中某重大事件に加え、皇太子裕仁(のちの昭和天皇)のヨーロッパ外遊、ときの総理大臣原敬の暗殺と、多事多難な一年だったといえる。
 また、大正天皇の体調も急激に悪化しており、記憶力の極端な衰えのほか、八月十九日には、「大きな男が居る」や「小さな男が見ゆ」という天皇の言葉も記されているほどだ。
(結局、十一月二十五日には、裕仁が摂政に就任する)
 ついでに、読書ノートもとる。

 『権力と笑のはざ間で』も読み始め、「熱暑の中で生れた」を読み終えた。
 飯沢さん自身だけではなく、父親の伊沢多喜男に関する詳しい記述がなされている点も興味深い。
 こちらも、読書ノートをとる。

 マルク-アンドレ・アムランのピアノ独奏によるジェフスキの『不屈の民』の主題による変奏曲他<hyperion>と、バート・ファン・オールトのフォルテピアノ独奏によるフィールドの夜想曲集<COLUMNS>を聴く。

 今日は、甘いものは食さず。

 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
by figarok492na | 2010-02-18 22:35 | CLACLA日記
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