2010年も、今日から12月。
今年も残すところあと一ヶ月を切ってしまった。 で、毎月一日は恒例のエンタメ情報、ということになるのだけれど、いかんせん体調が万全でないことに加え、仕事関係や企画関係の予定でスケジュールの確定が非常に難しい。 と、言うことで、今月は、自分自身が足を運べるか否かは別にして、気になる公演などについてまとめてみることにする。 まずは、いつもの如く演劇お芝居の類いからだが、年の暮れにもかかわらず(だからこそ?)、怒涛の公演ラッシュ。 3~5日は、ベトナムからの笑い声の第28回公演『チェーンデスマッチ』(黒川猛さん脚本、スペース・イサン)。 ベトナム流オムニバス・コントの集大成となるのではないか。 5、6の両日は、京都ロマンポップのさかあがりハリケーンVol.3『元禄桜乃恋 油蟲舐メ鬼懺悔 ~旗本松平夢之丞ノ黒幕』(向坂達矢さん脚本・演出、アートコンプレックス1928)。 あえて「グランギニョル」と名乗るところに、京都ロマンポップの心意気を感じる。 その結果や如何? 9日~13日は、MONOの第38回公演『トナカイを数えたら眠れない』(土田英生さん作・演出、ABCホール)。 MONO、ぜひとも観ておきたいんだけどなあ。 10日~12日は、辻企画の第五回公演『愛 ―在りか―』(司辻有香さん作・演出、人間座スタジオ)。 久しぶりの辻企画の公演で、司辻さんがどのような作品世界を創り出すのか気になるところだ。 16日~23日は、下鴨車窓の♯7『王様』(田辺剛さん脚本・演出、アトリエ劇研)。 この公演に関しては、とまる。に推薦文を書いたこともあり、必ず観に行くつもりにしている。 筒井加寿子さんの出演(ダブルキャスト)も、個人的には嬉しい。 16日~19日は、劇団Ugly ducklingの第32回本公演『凛然グッド・バイ』(樋口ミユさん作、池田祐佳理さん演出、AI・HALL)。 今回の公演をもって、Ugly ducklingは活動を休止する。 そのこともあって、できれば落としたくはないのだが。 17日~20日は、イッパイアンテナの10th session『無人島でコーヒー』(大崎けんじさん脚本・演出、アートコンプレックス1928)。 前回同様、愉しさとパワーあふれる公演を期待したい。 17日~19日は、ピンク地底人の第七回公演『その指で』(ピンク地底人3号君作・演出、東山青少年活動センター創造活動室)。 前回の公演を観逃しているだけに、なんとか公開リハーサルだけでも観に行ければ。 18日~26日は、悪い芝居のVol.11『キョム!』(山崎彬さん作・演出、精華小劇場)。 僕自身は未見だけれど、ビギナーズユニットの演出を経験した山崎さんの作劇のあり様にも注目なのではないか。 21日~24日は、燐光群の『3分間の女の一生』(坂手洋二作・演出)。 坂手さんと燐光群の作品ということももちろんだが、竹下景子や円城寺あやの出演も、僕にとっては魅力である。 そして、24日~28日は、『ジャンヌ・ダルク』(中島かずき脚本、白井晃演出、梅田芸術劇場メインホール)。 なんと言っても、堀北真希の初舞台初主演! ってわけじゃないけど。 たまには、こういうお芝居も観ておきたいのだ、本音を言えば。 コンサートは、今月はパス。 映画は、全て京都シネマの上映作品。 4日からの『セラフィーヌの庭』、11日からの『約束の葡萄畑』、25日からの『人生万歳!』と『ボローニャの夕暮れ』の四本が、僕の好みに合っているような気がする。 特に、ウッディ・アレンの新作『人生万歳!』と、第二次大戦中のイタリアが舞台となった『ボローニャの夕暮れ』は面白そうだ。 いずれにしても、今月は、あれも観ることができなかった、これも観ることができなかったと歯噛みする一ヶ月となるのではないか。 残念ながら、仕方あるまい。 (お芝居にせよ映画にせよ、長時間ひとっところに座っていなければならないということも大きなネックなのだ。体調との関係から言うと) ■
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by figarok492na
| 2010-12-01 13:10
| 今月のエンタメ
今日、京都芸術センターで「とまる。」2010秋号を入手して、昨日アップした2010年11月のエンタメ情報に、France_panの『ありきたりな生活』(伊藤拓さん作・構成・演出/25日~28日、アトリエ劇研)のことを記すのを忘れていた。
これはもう凡ミス。 てっきり12月の公演だとばかり思っていたのである。 で、『ありきたりな生活』は、France_panの面々による久しぶりの京都公演で、伊藤さんが何を仕掛けてくるのか、実に愉しみだ。 あと、男肉 du Soleilの『シューカツ!』『永久男肉回転木馬+苦味(ラ・ラ・ララブソングwithナオミ・キャンベル)』(3日~5日、アートコンプレックス1928)は、この団体の解散公演だそうで、その意味でも気になるところだなあ。 そうそう、それと、清流劇場の『AQUAPOLIS』(田中孝弥さん作・演出/24日~28日、大阪市立芸術創造館)のことを記すのも忘れてしまっていた。 これもまた、非常に食指の動く公演なんだけど…。 27日にどうしても外せない用事があるため、どの公演をどうチョイスするか本当に迷ってしまう。 実に辛い。 ■
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by figarok492na
| 2010-11-02 19:39
| 今月のエンタメ
今日から11月。
2010年も、残すところあと二ヶ月を切ってしまった。 ああ、時よお前は美しい! なあんて呟いたところで、一度失ってしまった時間を取り戻すことはできないわけで、今このときを大切にしながら、毎月一日恒例のエンタメ情報をアップしていきまっしょい! まずは、いつものごとく、お芝居演劇の類いから。 記者会見にレポートブロガーとして参加したおかけで、KYOTO EXPERIMENTの以下の公演は全てご招待。 3日~7日の地点『-ところで、アルトーさん、』(アントナン・アルトー原作、宇野邦一さん構成・翻訳、三浦基さん演出/京都芸術センターフリースペース)、6・7日のジゼル・ヴィエンヌ『こうしておまえは消え去る』(ジゼル・ヴィエンヌ構成・演出・振付・舞台美術/京都芸術劇場春秋座舞台上)、11日~14日の鉄割アルバトロスケット『鉄割のアルバトロスが 京都編』(戌井昭人さん作、牛嶋みさを演出・照明/アートコンプレックス1928)、12日~14日のピチェ・クランチェンダンスカンパニー(ピチェ・クランチェン振付/京都芸術劇場studio21)、16日の味方玄/京都芸術センター『待月(つきまち)』(松田正隆さん原作、味方玄さん演出・脚本/大江能楽堂)、19日~23日のチェルフィッチュ『ホットペーパー、クーラー、そしてお別れの挨拶』(岡田利規作・演出/アートコンプレックス1928)、京都造形芸術大学舞台芸術センター『アガタ』(マルグリット・デュラス原作、渡邊守章さん訳・構成・演出/京都芸術劇場春秋座舞台上)、21日~23日のフェデリコ・レオン『未来のわたし』(京都芸術センター講堂)。 なお、1日現在、すでに地点とジゼル・ヴィエンヌは予約ずみだ。 さらに、20日~23日には、京都府立文化芸術会館ホールで、ぶんげいマスターピースvol.3「シェイクスピア・コンペ」が開催される。 矢内原美邦(作・演出)、アンサンブル・レゾナンス(藤原留香作・演出)、M.M.S.T(百瀬友秀構成・演出)、グループAKT・T(青柳敦子さん翻案・演出)、劇団GUMBO(トニー・ムーア+劇団GUMBO作、田村佳代演出)、てんこもり堂(藤本隆志さんテキスト・構成・演出)の6団体が、独自の手法でシェイクスピアに挑むという意欲的な企画で、これまた興味津津の企画である。 また、26日~28日の正直者の会『スナップ/スコップ』(田中遊さん作・演出)も落とせない。 C.T.T.の5月試演会で試演された「ゲーム1」がどのような変化を遂げているか。 実に愉しみだ。 続いて、映画は、いずれも京都シネマで上映予定の作品で、6日からの『プチ・ニコラ』(ローラン・ティエール監督、2009年・フランス)と、13日からの『ペルシャ猫を誰も知らない』(バフマン・ゴバディ監督、2009年・イラン)の二本だけは、なんとか観ておきたい。 で、最後にコンサートなんだけど。 本来ならば、これまでのように、我らが街のオーケストラ京都市交響楽団…、と書きたいところだが、ちょいとわけあってこれがそう書けない。 詳しい理由については、いずれおいおいと。 と、言うことで、11月は芸術の秋大本番。 いいもの愉しいものに接することのできる一ヶ月でありますように! ■
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by figarok492na
| 2010-11-01 13:41
| 今月のエンタメ
今日から10月。
今年も残すところあと3ヶ月を切ってしまった。 ああ、どうしようどうしよう。 やるべきことは山積みで…。 と、慌てていても仕方がない。 慌てるこじ、じゃない、慌てるホームレスの方々は得るものが少ない。 どっしり構えて、毎月1日恒例のエンタメ情報をアップしていきまっしょい! で、まずはいつもの如く、お芝居演劇の類いから。 明日2日夜の、豊島由香さんの朗読企画「ひそりと、あなたにあう日」のみっつめ、朗読と影絵「洋菓子屋の午後」(西陣ファクトリーGarden)はすでに予約ずみ。 豊島さんによる小川洋子作品の朗読はもちろんのこと、川上明子さんの美術も気になるところだ。 また、28日~31日のマレビトの会の『HIROSHIMA-HAPCHEON 二つの都市をめぐる展覧会』(松田正隆さん演出/京都芸術センター講堂)は、京都国際舞台芸術祭の記者会見にブロガーとして参加したため、招待してもらえることになっている。 演劇という既成の枠組みに抗い続ける松田さんらしい作品になるのではないか。 ほかに、物理的精神的な余裕があれば、8~10日の虚空旅団の2010年公演『見送ル、背中』(高橋恵さん作・演出/ウイングフィールド)、14日~17日のエイチエムピー・シアターカンパニーの『Politics!』(岸田理生原作、樋口ミユさんパタンナー、笠井友仁さん演出・美術/AI・HALL)、遊劇体の♯50『縄文人にあいういう』(仁王門大五郎さん作、キタモトマサヤさん演出/AI・HALL)もぜひ。 特に、遊劇体はあの満開座の仁王門大五郎さんの作品を再演するというのだから、できれば観逃したくない。 続いてコンサートでは、21日の京都市交響楽団の第540回定期演奏会(京都コンサート大ホール)をおとしたくないところ。 スイス出身のマティアス・バーメルトの指揮で、メインはフランクの交響曲。 ただし、聴きものは、村治佳織のソロによる武満徹の『夢の縁へ』とカステルヌォーヴォ・テデスコのギター協奏曲第1番かも。 (正直、バーメルトさんの指揮ならば、ロンドン・フィルとシャンドス・レーベルにレコーディングしているパリーの交響曲をメインに据えて欲しい。どうで村治さんがゲストなんだもの、それぐらい冒険してもよかっただろうに…) 余談だけれど、京都市交響楽団の演奏したフランクの交響曲といえば、ちょうど今から20年前に聴いた山田一雄さん指揮によるものが忘れ難い。 笛吹くから、ではない、俺踊るから皆踊ってくれよ、とばかりに踊りまくり叫びまくるヤマカズさんの姿に僕は強く心を動かされたのである。 あと、映画は全て京都シネマでの上映作品で、ともに9日から上映予定の『ぼくのエリ 200歳の少女』(トーマス・アルフレッドソン監督、2008年・スウェーデン)と『シスタースマイル ドミニクの歌』(ステイン・コニンクス監督、2009年・フランス、ベルギー)ぐらいは観ておきたいな。 いずれにしても、この10月は芸術の秋を満喫したいものだ。 (「食欲の秋とちゃうの?」、と呼ぶ声あり。いやあ、どちらも満喫したいものですなあ) ■
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by figarok492na
| 2010-10-01 10:24
| 今月のエンタメ
今日から9月。
9月といえば、新しいシーズン(2010・2011)のスタートなわけで、毎月一日恒例のエンタメ情報も、いつにも増してはりきっていかなくちゃ! (「って、暑苦しいんとちゃうのん」、と呼ぶ声あり。確かに、今日も暑いね。暑苦しい…) で、まずはいつもの如くお芝居演劇の類いから。 3日~6日の京都ロマンポップ第10回公演『人を好きになって何が悪い』(よりふじゆき脚本、向坂達矢さん演出/アートコンプレックス1928)、10日~12日のてんこもり堂第3回本公演『ESCAPE』(如月小春原作、藤本隆志さん構成・演出/アトリエ劇研)、18日~20日のtabula=rasa no.4『私はハムレットです。』(シェイクスピア原作、高田ひとし君構成・演出/アトリエ劇研)は当選確実。 また、17日~20日のイッパイアンテナ 9th session『馬鹿もやすみやすみyeah!』(大崎けんじさん脚本・演出/アートコンプレックス1928)、23日、24日のこのしたやみ♯7『二人で狂う』(イヨネスコ作、山口浩章さん演出/西陣ファクトリーガーデン)、24日~26日の柳川第23回公演『キラーナンセンス2184』(津野允さん作・演出/アトリエ劇研)も、非常に気になるところ。 財布の中身と体力が続くかぎり、ぜひとも観ておきたい。 続いてコンサートでは、京都市交響楽団の二つのコンサート、4日の第539回定期演奏会(京都コンサートホール大ホール)と、12日の第14回京都の秋音楽祭開会記念コンサート(同)は、できれば落としたくない。 特に12日は、我らがシェフ広上淳一さん指揮による、メインのドヴォルザークの交響曲第8番が聴きものになるはずだ。 (が、まだチケットを押さえていないのだ、二つとも。何やってんだい、お前さん!) あと、29日のピアノのクリスチャン・ツィメルマン&ハーゲン・カルテット(いずみホール)、30日のフォルテピアノのマルコム・ビルソンのレクチャーコンサート(ザ・フェニックスホール)も、なんとか聴いておきたいのだが。 いかんせん、そこまでは余裕が…。 映画は、京都シネマでの上映作品で、4日から上映予定の『パリ20区、僕たちのクラス』(ローラン・カンテ監督)と、18日から上映予定の『ミックマック』(ジャン・ピエール・ジュネ監督)に心ひかれる。 中でも『ミックマック』は、『アメリ』の、と、言うより『デリカテッセン』のジャン・ピエール・ジュネの新作だから、僕にはマストだな。 (『デリカテッセン』は、マルク・キャロとの共作だったけど) 最後に、珍しく絵画展を。 どちらも、neutron kyotoでの展示会で、昨日8月31日から開催中の入谷葉子展『縁側ララバイ』(12日まで)と、14日~26日の中比良真子展『Stars on the ground』は、必ず観に行くつもりにしている。 前回の作品展を観て、自分の好みに合っていると強く思った人たちなので。 入谷さんの作品展は、早速今日にでも観に行く予定だ。 いずれにしても、新しいシーズンも、どんどんよいものを観、よいものを聴いていきたい。 新しいシーズンが、よいシーズンでありますように! ■
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by figarok492na
| 2010-09-01 12:19
| 今月のエンタメ
さあ、2010年も今日から8月!
暑さも暑し暑苦し…。 なんて弱音を吐いてちゃ、だめ! だめ! だめ! と、言うことで、毎月一日恒例のエンタメ情報行ってみよう!! で、まずは、お芝居演劇の類いから。 8月は夏休みのシーズンということもあってかストレートプレイの公演に目ぼしいものはなさそうだけれど(あったらごめんなさい)、その分、朗読会をはじめ、ユニークな企画がけっこう行われる予定である。 そのうち、すでに予約ずみなのが、今日開催の豊島由香さんの朗読コラボレーション『ひそりと、あなたにあう日』(西陣ファクトリーGarden)。 三回連続の企画のうち、第一回目の今回は、楠堂葵さんの絵と平野雄一さんの詩とのコラボで、豊島さんの朗読はもちろん、楠堂さんの絵と平野さんの詩の共同作業も大いに愉しみだ。 また、8日の東山フェスタ『五丁目寄席』(東山青少年活動センター創造活動室)は、エディ・B・アッチャマンさん、二口大学さん、水沼健さん、藤原大介さん、岡嶋秀昭さんといった京都で活躍する役者陣によるおなじみ落語会で、これもなんとかぜひ。 ほかに、パノラマ☆アワーの面々とヴァイオリンの柴田奈穂さんとのコラボレーションによる朗読劇『銀河鉄道の夜』(12日~14日、宮沢賢治作、右来左往さん演出・構成/P-actステージ)や、宮部純子さんの一人パフォーマンス『あさおきてよるねむるまで』(21日、22日、宮部純子さん構成・出演、鈴木正悟さん監修、壱坪シアタースワン)も、非常に気になる公演である。 続いて、コンサート。 ここでは、我らが街のオーケストラ、京都市交響楽団の二つの演奏会を挙げておきたい。 まずは、6日の第538回定期演奏会(京都コンサートホール大ホール)で、スペイン出身の指揮者ファンホ・メナがお国もの(やお国に深く関係した作品)をとり上げるという趣向。 エリック・シューマンをソロに迎えるラロのスペイン交響曲ともども、カラフルでパワフルな演奏になるのではないか。 もう一つは、29日のオーケストラ・ディスカバリー(同)。 広上淳一さんと京響の面々がラヴェルのボレロに挑むってことだけで、「聴き」だと思う。 早くチケットを購入しておかなければ! 最後は映画だけれど、まあこれは時間と財布の中身に余裕があったらということで。 いずれにしても、いいものを観、いいものを聴いて、暑い夏を乗り切っていきたいものですね! ■
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by figarok492na
| 2010-08-01 01:09
| 今月のエンタメ
今日から7月。
2010年も半分が終わり、残すところ6ヶ月を切った。 むしむしじめじめと過ごしにくい毎日だけれど、ダルな気分はからっとふっ飛ばして、毎月一日恒例のエンタメ情報をアップしていかなくちゃ! で、まずはいつもの如く、演劇お芝居の類いから。 すでに当選確実、チケットの予約をすませたのは、3日、4日のトリコ・A『せりふのないガラスの動物園』(山口茜さん構成・演出/アトリエ劇研)と、8日~12日のニットキャップシアター第28回公演『ノクターンだった猫』(ごまのはえさん作・演出/精華小劇場)の二つ。 トリコ・Aの『せりふのないガラスの動物園』は、当然あの『ガラスの動物園』を山口さんがどう咀嚼し、どう組み立て直したかという点に興味があるのだけれど、二口大学さんや大木湖南さんといったこれまでのトリコ・Aとは異なる座組み、キャスティングもやはり気になるところだ。 一方、ニットキャップシアターは本当にご無沙汰続きで、ファンを名乗るのが申し訳ないくらい。 ごまさんの台本をニットキャップシアターの新しいアンサンブル(僕にとっては)がどう演じ切るかも愉しみにしたい。 ほかに、9日~11日の烏丸ストロークロック『短編集:仇野の露』(柳沼昭徳さん台本・演出/アトリエ劇研)、22日~25日のピンク地底人落涙の第六回公演『FLOWER OF ROMANCE』(ピンク地底人3号君作・演出/アトリエ劇研)、24日、25日の広田ゆうみ+二口大学の『いかけしごむ』(別役実作、広田ゆうみさん演出/東山青少年活動センター創造活動室)も余裕があればぜひ。 続いて、コンサート。 ここでは、17日の第537回定期演奏会(京都コンサートホール大ホール)と19日の大阪特別公演(ザ・シンフォニーホール)という、京都市交響楽団の二つのコンサートがなんと言っても目玉だろう。 我らがシェフ、広上淳一さんが指揮するバーンスタインの交響曲第1番「エレミア」とシベリウスの交響曲第2番、いずれも落としたくないし、最近評判のアリス=紗良・オットのソロによるグリーグのピアノ協奏曲も聴き逃せまい。 が、である。 実はまだ、どちらのコンサートとも、チケットを押さえていないのだ。 これはなんたる不覚! 少なくとも、定期演奏会だけは聴いておかなければ。 最後に、映画は全て京都シネマでの上映作品。 (なにしろ、京都シネマの会員だからね) 10日~16日の『大雷蔵祭in京都シネマ』でどうしても外したくないのは、『眠狂四郎無頼剣』。 と、言うのも、この作品だけは映画館のスクリーンで観たことがないため。 経済的に余裕があれば、ほかの『弁天小僧』、『炎上』、『ぼんち』、『破戒』も観ておくつもりだが。 (なにしろ、市川雷蔵のファンだからね) あと、お芝居好きの目をひくのが、3日から公開予定の『モリエール 恋こそ喜劇』。 ただ、京都シネマ通信の紹介記事を読むと、喜劇よりも別のところに力点が置かれているような気がしないでもない。 まあ、いいか。 いずれにしても、与えられた人生は一回かぎり。 悔いなくいろいろなものを観、いろいろなものを聴いていきたいものだ。 財布の中身が許すかぎりは…。 ■
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by figarok492na
| 2010-07-01 10:55
| 今月のエンタメ
今日から6月。
今年ももう6月。 そしてこの20日には、僕もついに41歳となってしまう。 ああ、人生という砂時計の砂がどんどん落ちていく…。 なあんて感傷的な気分などぶっとばして、毎月一日恒例の今月のエンタメ情報をアップしていきまっしょい! まずは、演劇お芝居の類いから。 10日~13日のルドルフ『授業』(ウージェーヌ・イヨネスコ作、水沼健さん演出/京都芸術センターフリースペース)と11日~13日のベトナムからの笑い声第27回公演『ベトナムガエシ』(黒川猛さん演出/精華小劇場)は、誰がなんと言おうと当選確実。 前者はイヨネスコのテキストに水沼さんの演出、そして粒ぞろいの演者陣と三拍子そろった公演だし、後者はベトナム屈指の傑作『オリエンタル歌劇団 ~ミュージカル・ロンドバルトとポニーテール』の再演が愉しみだ。 いずれも、あとはチケットの予約をすますだけである。 (「早く予約しなさいよ!」、と呼ぶ声あり。わかってまんがな) 第7回アトリエ劇研演劇祭中の公演、18日~20日の日韓共同プロジェクト『旅行者』(田辺剛さん作、ウォン・ヨンオさん演出)もほぼ当選確実。 すでに初演再演と観続けてきた田辺さんの『旅行者』が、韓国と日本の演出・演者陣の共同作業でどう生まれ変わるのか。 実に興味深い。 (なお、今週末、5日の明倫ワークショップ・『旅行者』の公開稽古はすでに申込みずみだ) 加えて、アトリエ劇研演劇祭では、13日、14日のディディエ・ガラス『アルルカン、天狗に出会う』、26日、27日の空間再生事業 劇団GIGA『漂着』(田辺剛さん作、山田恵理香さん演出)と気になる公演が目白押しで、どれを選ぶか迷ってしまう。 要は財布の中身がね…。 また、7日、8日の柳川『ヨーゼフ・K作 掟の門』(津野允さん演出)は、何やら思わせぶりなタイトルということもあり、できれば落としたくない。 あと、演劇関係の企画では、国際演劇交流セミナー2010「カナダ特集」のうち、少なくとも4日のシンポジウム『いま、演劇で、世界は描けるか』(京都芸術センター)だけは参加しておくつもり。 続いて、音楽・コンサートでは、19日の京都市交響楽団第536回定期演奏会(京都コンサートホール大ホール)がすでに当選確実(チケット購入ずみ)。 高関健がウェーベルンとマーラーの交響曲第7番「夜の歌」を振るというだけで、期待大である。 惜しむらくは、夜ではなくて昼過ぎにコンサートがあることか? ほかに、7日のブルーノ・カニーノのピアノ・リサイタル(ザ・フェニックス・ホール)、16日のモルゴーア・クァルテット西宮公演(兵庫県立芸術文化センター小ホール)も気になるが、残念ながらパスせざるをえず。 要は、財布の中身がね…。 最後に映画だけれど、これは全て京都シネマで上映予定の作品。 まずもって忘れてならないのが、12日~18日の「生誕百年山中貞雄監督映画祭in京都シネマ」で上映される、山中貞雄の『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』、『河内山宗俊』、『人情紙風船』。 『山中貞雄餘話』の執筆者たる者、観ないでなるものか! 5日から上映予定の『密約 外務省機密漏洩事件』(1978年、千野皓司監督)は、沖縄返還協定時のいわゆる日米両政府による「密約」が、いかにして男女間の「スキャンダル」にすりかえられたかを描いたテレビ映画で、これが33年ぶりの公開となる。 内容はもちろんのことだが、北村和夫や吉行和子、永井智雄といった役者陣の演技も、僕は愉しみにしたい。 ほかに、19日から上映予定の『ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い』(2009年、カルロス・サウラ監督)も面白そう。 なにせ、あのロレンツォ・ダ・ポンテ(モーツァルトの『フィガロの結婚』、『ドン・ジョヴァンニ』、『コジ・ファン・トゥッテ』の台本を書いた)が主人公というだけで食指が動く。 (ただ、ちょっと内容的にロマンティックに過ぎるような気がしないでもない) と、今月も観たいもの聴きたいものだらけ。 人生という砂時計の砂もそうだけど、まずは財布の中身との闘いになりそうだ。 今月もまた。 ■
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by figarok492na
| 2010-06-01 12:35
| 今月のエンタメ
ああ、美しい五月に。
などと、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウやヘルマン・プライを気取って胴間声張り上げるような馬鹿な真似はよしたいが、ちょっと小声でシューマンの詩人の恋の一節を口ずさみたくなるような、そんな五月一日。 と、言うことで、毎月一日恒例のエンタメ情報の時間がやってまいりました。 さて、今月はいつもと違って、コンサートから。 どうしてコンサートからなのか、はご想像にお任せします。 で、まずは当選確実が二つ。 3日(ザ・シンフォニーホール)の読売日本交響楽団大阪公演は、招待状がらみですったもんだがあったけど、なんとか無事聴きに行くことができそうだ。 新常任指揮者のシルヴァン・カンブルランの指揮で、バルトークの二つの映像、モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」、ストラヴィンスキーの『春の祭典』というプログラムが実に嬉しい。 大いに愉しみだ。 21日(京都コンサートホール大ホール)は、我らが街のオーケストラ、京都市交響楽団の第535回定期演奏会。 シェフ広上淳一さんの振るシューマンのライン・シンフォニーはもちろんのこと、ボリス・ベルキンのソロによるメインのブラームスのヴァイオリン・コンチェルトも聴き応えがあるのでは。 これまた、大いに愉しみだ。 ほかに、26日(ザ・シンフォニーホール)のウィーン・シンフォニカー大阪公演、28日(同)の大阪交響楽団第145回定期演奏会、29日(兵庫県立芸術文化センター大ホール)のフィルハーモニア管弦楽団西宮公演も気になるが、いずれも経済的な事情によりパスせざるをえまい。 大阪交響楽団の定期では、大好きなブラームスのセレナード第1番が演奏される予定なんだけどなあ。 まあ、仕方ない。 (それにしても、大阪シンフォニカー交響楽団から大阪交響楽団への改名ってどうなんだろう。正直、あんまりぴんとこないんだが) 続いて、演劇お芝居の類いでは、21日~25日の遊劇体『多神教』(泉鏡花作、キタモトマサヤさん演出/五條楽園歌舞練場)はぜひ。 泉鏡花の一風変わった戯曲をキタモトさんはじめ遊劇体の面々がいかに演じ上げるか? 興味津津である。 ほかに、4、5両日のC.T.T.試演会(アトリエ劇研。僕は5日に観に行くつもり)、4日の京都芸術センター・オープンキャンパス・ショーケースの二口大学さんの「役者の落語」と、明倫ワークショップのルドルフの『授業』の公開稽古、5日のこれまたオープンキャンパスのてんこもり堂の『紙風船』も観に行く予定だ。 映画は、いずれも京都シネマの上映作品だが、4月から上映中の『ウディ・アレンの夢と犯罪』(MONOの土田英生さんがトークをやってたのに…)、8日から上映予定の『やさしい嘘と贈り物』は、なんとしても観ておきたい。 ほかに、デジタルリマスター版による今日1日からの『海の沈黙』(ジャン・ピエール・メルヴィル監督)と、同じく今日1日からの『抵抗/死刑囚の手記より』(ロベール・ブレッソン監督)もできれば落としたくない。 いずれにしても、美しい五月に、いいもの美しいものを観たい聴きたい愉しみたい! ■
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by figarok492na
| 2010-05-01 12:53
| 今月のエンタメ
今日から4月。
新年度のスタート! が、エンタメ五番勝負の疲れが今ごろどどっと出たか、エンタメ関係にはいささか食傷気味で、4月はおとなしめに進行しよう…。 なあんてのは真っ赤な嘘!! 今日は4月1日、四月馬鹿だもんね。 あはははは、あはははは、あはははは。 (「こいつ本当の馬鹿だよ、本当の」、と呼ぶ声あり。この声、できれば『男はつらいよ』のときの森川信で) ただし、12日から一週間程度郷里長崎に久しぶりに帰省する予定なので、その分パスせざるをえないものはいつかあるかもしれない。 って、そんなにないかな。 まずは、いつもの如く演劇お芝居の類いからだが、めぼしい団体が3月中にどどっと公演をやってしまったせいか(関係者諸君、もっと「談合」をしましょうよ、「談合」を!)、これはというものは、今のところ22日~25日の地点・上演実験vol.3『誰も、何も、どんなに巧みな物語も』(京都芸術センター)ぐらい。 宇野邦一さんが構成・翻訳したジャン・ジュネのテキストを三浦基さんが演出する公演で、ダンサーの山田せつ子さんと安部聡子さんの共演(協演)も観もの聴きもの接しものだと思う。 コンサートでは、11日の京都市交響楽団のスプリング・コンサート(京都コンサートホール大ホール)がチケット購入ずみで、当選確実。 我らがシェフ広上淳一さんの指揮で、NHKの大河ドラマのテーマ曲にベートーヴェンの田園シンフォニーというなんとも愉しげな内容だ。 (本当は、林光さんの『山河燃ゆ』、山本直純の『武田信玄』のテーマ曲を僕は聴きたかったのだが、まあ仕方ない) ほかに、24日の京都フィルハーモニー室内合奏団の第170回定期公演(京都コンサートホール小ホール)もできればぜひ。 だって、室内アンサンブル用に編曲された、マーラーのさすらう若人の歌とブルックナーの交響曲第7番というプログラムが非常に興味深いから。 なお、指揮は若手の村上寿昭、マーラーの独唱はバリトンの晴雅彦。 ちなみに、18日の秋山和慶が指揮する、京都市交響楽団第534回定期演奏会(京都コンサートホール大ホール)は、帰省の期間をどうするか次第。 カバレフスキーの交響曲第4番は落としたくないんだけどね。 映画では、なんと言っても明日2日までの『チャップリンの独裁者』を観逃したくない。 すでに何度も接したことのある作品だが、これは大きなスクリーンで観ておかないと。 同じTOHOシネマズ二条の午前十時の映画祭から、10日~16日の『アパートの鍵貸します』、17日~23日の『お熱いのがお好き』というビリー・ワイルダー監督の二本も外したくないなあ。 前者は帰省期間と相当かぶっているので厳しそうだけど…。 あと、京都シネマで17日から上映予定の『ウディ・アレンの夢と犯罪』も気になる作品。 京都シネマ通信を読むかぎり、なんとなくケン・ローチっぽいつくりなのかなと。 いや、予断は禁物だな。 プディングは食べてみなくちゃわからない。 (「そのプディング、毒入りだったらどうすんだよ!」、と呼ぶ声あり。信ずる者はすくわれる! 足を…) と、こんな調子で新年度もやってきます。 皆さん、なにとぞよろしくお願い申し上げます。 ■
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by figarok492na
| 2010-04-01 12:46
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