今日は、ヤマザキのスイスロール(バニラ)を食べる。
近所のジャスコの火曜市で、税込み99円になっていたため。 甘さのしっかりと効いたスポンジケーキでこってりとしたバタークリームを挟んだ、オーソドックスなロールケーキで、懐かしい感じがとてもした。 食べ応えもあって、なかなか美味しうございました。 ごちそうさま! ■
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by figarok492na
| 2006-02-28 21:59
| 狂甘糖糖員の記録
☆19世紀ギター・デビュー!
福田進一(19世紀ギター) <DENON>COCO−78950 日本を代表するギタリスト、福田進一が19世紀に製作されたギター(ラコート)を用いて録音したギター小品集のCDを聴く。 ソルの『「魔法の笛」の主題による変奏曲』をはじめ、コストやアグアド、メルツといった、19世紀に活躍した「ギター作曲家」の作品が収められているが、ラコートの素朴でべとつかない音色と抒情的な旋律とがよくあって、耳心地のよい音楽を創り出している。 また、福田進一のギター演奏は、達者見事以外の何ものでもないが、技巧ばかりを見せ(聴かせ)つけないバランスのよさを保ち続けていることも、やはり付け加えておかなければなるまい。 現在は、1000円のシリーズから発売されているので、経済的にも非常にお得だと思う。 夕暮れ時に耳を傾けたい、素晴らしい一枚だ。 ■
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by figarok492na
| 2006-02-28 15:15
| 一日一枚
☆ライアン:管弦楽のための作品集
マイケル・トンプソン(ホルン) デヴィッド・ロイド−ジョーンズ指揮ロイヤル・バレエ・シンフォニア <MARCO POLO>8.225039 マルコ・ポーロ・レーベルのブリティッシュ・ライト・ミュージック・シリーズから、デヴィッド・ライアンの作品集のCDを聴く。 いわゆる、オーケストラのための「軽音楽」を集めたCDだが、「軽音楽」だからと侮ることなかれ。 なぜなら、一歩前進二歩後退、じゃない二歩前進一歩後退的に、「現代的」な管弦楽技法が、軽やかで耳なじみのよい音楽の合い間合い間から聴き受けられることができるからだ。 まさに、保守と革新が巧みにバランスをとっているイギリスらしい、とまで断じると牽強付会にすぎるかな。 いずれにしても、こうした「軽音楽」がイギリス人好みのジャンルであり、作風であることは確かなようだ。 (って、「イギリス人」という表現にもいろいろひっかかりはあるんだけど…) 全篇聴きどころ満載、聴き心地のよさ満開の作品ばかりだが、個人的には名手マイケル・トンプソンが活躍するホルンと弦楽のための協奏曲(日本のオーケストラもとり上げてくれないかなあ? 大阪センチュリー交響楽団とか)と、CDの劈頭を飾る『子守唄による幻想曲』が特に好みである。 デヴィッド・ロイド−ジョーンズ指揮ロイヤル・バレエ・シンフォニアもクリアでスマートな演奏を行なっており、ライアンの作風とよくマッチしているのではないか。 オーケストラ音楽が好きな方には、機会があればご一聴をお薦めしたいCDだ。 ちなみに、『子守唄による幻想曲』の主題になっている子守唄は、刑事コロンボが時々「たあらあらあんたあらあらあんたあらあらあらあらあ」、と口にしているもので、数年前には小泉今日子のテレビCMの背景でも流れていた。 ■
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by figarok492na
| 2006-02-27 13:42
| 一日一枚
☆ヴァレーズ:アメリカ、アイヴズ:交響曲第4番、答えのない質問
クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮クリーヴランド管弦楽団他 <DECCA>443 172−2 前衛であろうが何であろうが、そんなことお構いなしにどんどん貪欲に呑み込んでしまうのが、高度化された現代の資本主義だ。 (裏を返せば、その仕組みを逆手にとって「闘って」いくこともできる、ということなのだけれど) このCDに収められたヴァレーズの作品にしろ、アイヴズの作品にしろ、はっきり言って聴きやすい音楽などとはとうてい言えない。 ヴァレーズの作品はいわゆるどがしゃか系の音楽だし、アイヴズだって、基本的にはとっちらかしのうっちゃらかしの音楽と言い切ることができる。 しかし、ちょっと「我慢」したらわかることだけど、こういう調子の音楽が、けっこうハリウッドだの何だのの映画音楽に利用されてることも事実じゃないだろうか。 つまり、案外身近なところに、「現代音楽」はいっぱいありますよ、と言いたい訳だ。 でも、だからって部屋で「音楽」として愉しむのは難しいかなあ。 僕自身は、こういうタイプの音楽を聴いても全く苦にならないんだけど。 てか、おおやってるやってる仕掛けてると、面白がって聴くことができる人間なのだ、僕は。 特に、アイヴズの交響曲なんて、突っ込みどころ満載の美味しい音楽とさえ思ってしまう。 引用、転用、変用、じゃない変容。 どんしゃかでんしゃかの隙間から、あれあれあんな顔こんな顔が飛び出してくるみたいな。 (時折、静謐で美しい音楽を聴くこともできる) クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮クリーヴランド管弦楽団の演奏は、達者で聴き応えがあって、言うことなし。 とはいえ、このCDは、やっぱり現代音楽好きの方中心にお薦めしておくことにする。 ■
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by figarok492na
| 2006-02-25 10:49
| 一日一枚
☆エルガー:弦楽4重奏曲、ピアノ5重奏曲
マッジーニ弦楽4重奏団 ピーター・ドノホー(ピアノ) <NAXOS>8.553737 今日もエルガーのCDを聴く。 ただし、今日は弦楽4重奏曲とピアノ5重奏曲という、室内楽の作品を集めたCDである。 で、こういう言い方は本当に陳腐で仕方がないとは思うのだが、まずもって「いいCDだなあ」と口にしてみたくなる。 両曲とも、抒情的で美しくて、時にノスタルジックで時にドラマティックで。 確かに、ブラームスをはじめとしたドイツ後期ロマン派の影響は濃厚なのだけれど、聴いているうちに、そんなことどうでもいいやんか、と思えてくるのだ。 マッジーニ弦楽4重奏団は、作品のリリカルな性格やロマンティックな性格に拘泥することなく、クリアでバランスのとれた演奏を行なっているが、それがまた、甘さを控えた上品な味のパウンドケーキのような感じがして、実に聴き心地がいい。 また、ピーター・ドノホーも、安定したテクニックと抑制の効いた楽曲解釈で、作品の特質を力強く適確に描いている。 大推薦の一枚だ。 ■
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by figarok492na
| 2006-02-24 14:17
| 一日一枚
☆エルガー:交響曲第2番
ベルナルト・ハイティンク指揮フィルハーモニア管弦楽団 <EMI>CDC7 47299 2 僕の大好きな交響曲の一つ、エルガーの交響曲第2番のCDを聴く。 エルガーの交響曲第2番は、「大英帝国への挽歌」というイメージはひとまず置くとしても、高貴で抒情的で、それでいてオーケストラを聴く楽しみにも事欠かない(例えば、第3楽章など)、実に聴き応えのある交響曲で、特に第4楽章後半には、何度聴いても胸に迫ってくるものがある。 ベルナルト・ハイティンク指揮のフィルハーモニア管弦楽団は、作品の持つ性格を適確に描き出した演奏で、安心して聴いていることができる。 オリジナル盤を入手するのは難しいかもしれないが、多くの方にお薦めしたいCDだ。 なお、エルガーの交響曲第2番は、大友直人指揮京都市交響楽団の実演に接したことがあるが、残念ながら、ぐいぐいぐいぐいと煽りまくる「熱血型」の演奏で、僕の好みとは大きく異なっていた。 ■
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by figarok492na
| 2006-02-23 13:55
| 一日一枚
☆ヴォーン・ウィリアムズ:田園交響曲、オーボエと弦楽のための協奏曲
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ) デヴィッド・セオドア(オーボエ) ブライデン・トムソン指揮ロンドン交響楽団 <CHANDOS>CHAN8594 イギリスを代表する作曲家ヴォーン・ウィリアムズの田園交響曲(交響曲第3番)と、オーボエと弦楽のための協奏曲が収められたCDを聴く。 田園交響曲は、第1次世界大戦終結後の1921年に完成した作品である。 基本的には、抒情的で神秘的な雰囲気の強い交響曲だけれど、時にシンフォニックな部分が顔を出したりもして、単にゆわりゆわゆわとイギリスの田園風景を描写した音楽でないことがわかる。 個人的には、第4楽章における静謐なソプラノ独唱が強く印象に残るが、イヴォンヌ・ケニーの透明感があって伸びのある歌声は、作品の持つ世界観によくあっていると僕は思う。 ブライデン・トムソンの指揮するロンドン交響楽団は、個々の奏者の技量の高さも加わって、作品を聴く上であまり不満を感じない。 一方、オーボエと弦楽のための協奏曲は、オーボエという楽器の特性を活かした「軽快」な作品だけれど、時に真摯な表情が見え隠れすることも付け加えておきたい。 イギリス音楽愛好家の方以外にも、ひろくお薦めしたい一枚だ。 ■
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by figarok492na
| 2006-02-22 12:43
| 一日一枚
今日は、雪印のアイスクリーム『Wave チーズケーキ』を食べた。
近所のジャスコの火曜市で、税込み68円だったため。 比較的まろやかな味のアイスクリームではあったが、ラズベリーソースの酸味と甘味が効きすぎていて、「チーズケーキ」風な味かどうかは、いまいちはっきりとはわからなかった。 まあ、まあまあの美味しさだったかな。 ごちそうさま! ■
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by figarok492na
| 2006-02-21 21:35
| 狂甘糖糖員の記録
☆パーセル:『テンペスト』のための音楽他
ケヴィン・マロン指揮アレイディア・バロック・アンサンブル <NAXOS>8.554262 イギリスのバロック時代を、と言うよりも、イギリスそのものを代表する作曲家の一人である、ヘンリー・パーセルの作品を集めたCDを聴く。 メインは、劇附随音楽『テンペスト、もしくは魔法の島』だが、他にも、序曲、シャコンヌ、歌劇『インドの女王』のためのトランペット序曲、トランペット・ソナタなども収められている。 (なお、『テンペスト』といえば、シェイクスピアの戯曲だが、これはトーマス・シェドウェルによる改訂版=引用版のための音楽のようだ。パーセルは、シェイクスピア−シェドウェル版の『アテネのタイモン』のための音楽も作曲している) いずれをとっても、華麗さと繊細さ、快活さと抒情性が混じり合った、美しく聴き心地のよい音楽で、最後まで聴き飽きることがない。 カナダのピリオド楽器アンサンブル、アレイディア・バロック・アンサンブルは、作品の持つ性格を丁寧に描き出しているし、あまり有名ではないものの、独唱陣も、清澄で粒の揃った歌声を聴かせている。 新品でも、税込み1000円以内で手に入ることもあって、多くの方にお薦めしたい一枚だ。 ■
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by figarok492na
| 2006-02-21 14:31
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☆ドヴィエンヌ:通奏低音つきの6つのファゴット・ソナタ集作品24
ダニー・ボンド(ファゴット) リヒト・ヴァン・デア・メーア(チェロ) ロバート・コーネン(チェンバロ) <ACCENT>ACC9290D フランスの古典派時代の作曲家ドヴィエンヌが作曲した、通奏低音つきのファゴット・ソナタ集のCDを聴く。 ううん、なんて言ったらいいんだろう。 こういうCDは、くどくどくどくどと説明するよりも、機会があったらぜひとも聴いて下さい、と言う他ないのだ。 ファゴットを中心にした三人のアンサンブルが、実に心地よいアンサンブルを奏でている。 いわゆる音楽的な深みというやつには欠けているかもしれないが、ダニー・ボンドの吹くピリオド楽器のファゴットの、ちょっと鼻にかかったような甘い響きに、チェンバロやチェロがぴったりと寄り添っていく様を観て、ではなく、聴いているだけで、心がほっこりしてくるのだから、それだけで充分満足ではないか。 ツタヤのセールで、300円程度で手に入れたCDだが、税込み1200円までなら躊躇なくお薦めすることができる一枚だ。 それにしても、このCDが300円とは! 平気で2000円も2500円もとるくず芝居など、誰が観に行くものか、という気にもなるだろう。 ■
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by figarok492na
| 2006-02-20 13:35
| 一日一枚
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