今日で9月も終わり。
2009年も、あと三ヶ月で終わってしまう。 一日一日を本当に大切にしていかなければ。 サモアでマグニチュード8・3の地震が発生し、多数が亡くなったという。 深く、深く、深く、深く黙祷。 猿谷要の『ハワイ王朝最後の女王』<文春新書>を読了した。 ハワイの最後の女王(実は最初の女王でもある)リリウオカラーニの生涯がシンプルにまとめられていてわかりやすいし、猿谷さんの彼女やハワイの人々に対する真摯な想いも充分に理解できる。 ただ、自分自身西洋史を専門に学んだこともあってか、「ファクト(事実)とフィクション(虚構)の融合」である「ファクション」というスタイルに、どうしてもいかがわしさ、それが言い過ぎならば、しっくりとしないものを感じたことも事実である。 一つには、猿谷さんのフィクションのあり様が若干陳腐に思えたことも大きいのかもしれないが。 『不在証明』の下書きとノート書き、PCへの打ち込みを進める。 原稿用紙7枚分になった。 ネットラジオで、リカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサート(プロムスにおける)のライヴ録音を聴く。 メンデルスゾーンのピアノ協奏曲第1番(サリーム・アブド=アシュカルの独奏)とマーラーの交響曲第10番(クック版)が放送されていたが、なかなかの聴きものだった。 どんよりどよどよとした雨降りのお天気だったこともあり、今日は17時台に夕飯用の買い物に出かけた程度。 気温は上昇しなかったものの、じめじめじめじめとじめ涼しく、あまり快ならず。 夕飯後、9月の創作活動に関する総括を行う。 まだまだ、まだまだだ。 林光さんの『私の戦後音楽史 楽士の席から』<平凡社ライブラリー>のつまみ再読をする。 ニコラウス・アーノンクール指揮チューリヒ歌劇場管弦楽団の演奏した、ベートーヴェンの歌劇『フィデリオ』序曲などを、youtubeで観聴きする。 なお、アーノンクールがヨーロッパ室内管弦楽団を指揮した『フィデリオ』全曲のCD<TELDEC>を僕は持っているが、こちらも聴き応えのある演奏だ。 (以前指揮者の本多優之さんからもうかがったが、チューリヒ歌劇場はヨーロッパでも屈指のオペラハウスだと思う。一度、チューリヒには足を運んでみたいと思っているのだが…) 今日も、甘いものは食さず。 明日がいい日でありますように! そして、10月がいい月でありますように! それじゃあ、おやすみなさい。 ■
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by figarok492na
| 2009-09-30 22:16
| CLACLA日記
知の悲観主義、意志の楽観主義!
知の悲観主義、行動の楽観主義! 昨夜、実家から電話があり、母と少しだけ話をする。 『まる頭ととんがり頭』を読み終え、『ブレヒト戯曲全集第3巻』<未来社>を読了した。 『まる頭ととんがり頭』は、シェイクスピアの『尺には尺を』を下敷きに、ドイツにおけるナチス・ヒトラーの台頭を鋭く批判した作品だが、解題で翻訳者の岩淵達治が記しているように、「ブレヒトも亡命した多くの知識人と同じようにヒトラーの力を過小評価していたこと」は否定できないだろう。 なお、この作品にカラスという名の小作人が登場するが、これはヴォルテールが果敢に再審闘争を挑んだカラス事件(18世紀半ばに起こったフランスの宗教的冤罪事件)のカラスによるものだろうか? そういえば、僕も10年近く昔、『尺には尺を』を下敷きにした『法王庁の広い抜け穴狭い門 もしくは、どうにもこうにもこりゃ尺だった』という駄作をものしたことがあったんだ。 ただし、これは『まる頭ととんがり頭』とは一切関係なしで、同じ『尺には尺を』を下敷きにしたワーグナーの初期の歌劇『恋愛禁制』に影響を受けて執筆されたものである。 (タイトルからもわかるように、『尺には尺を』のほか、アンドレ・ジイドの二つの作品やクレイジーキャッツの歌も下敷きになった) とはいえ、とあるミッション系の女子高が舞台で、天王寺という学長や、東條、木戸、池田といった人物が登場するあたり、『まる頭ととんがり頭』と通底するものがないことはないような気もするが。 猿谷要の『ハワイ王朝最後の女王』<文春文庫>を読み進める。 第三章までを読み終えた。 『不在証明』のノート書き分のPCへの打ち込みを行う。 ネットラジオで、ニコラス・マッギガン指揮エーテボリ交響楽団のコンサートのライヴ録音を聴く。 ラモーの『ナイス』組曲やヘンデルの王宮の花火の音楽などが放送されていたが、ピリオド奏法を巧く援用した演奏で、なかなか聴き応えがあった。 満足なり。 続けて、モザイク・カルテットの演奏した、ハイドンの弦楽4重奏曲第39番、第38番、第41番<Astree>と、ハーゲン・カルテットの演奏した、モーツァルトの弦楽4重奏曲第20番<ドイツ・グラモフォン>を聴く。 いずれも、今夜のエリーゼ弦楽4重奏団のコンサートの予習である。 17時過ぎに外出し、近くの金券ショップ・トーカイでバスの回数券と地下鉄の切符を買ってから、206号系統の市バスで府立大学前まで行き、そこから歩いて京都コンサートホールへ。 で、小ホール(アンサンブルホールムラタ)で、エリーザ・カルテットの京都公演を聴く。 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。 地下鉄で四条まで戻り、そこから歩いて帰る。 行き帰り、『ハワイ王朝最後の女王』を読み進める。 第五章までを読み終えた。 少しどんよりとした感じの強い一日。 湿度も高く、じめじめとしてあまり快ならず。 今日も、甘いものは食さず。 明日がいい日でありますように! それじゃあ、おやすみなさい。 ■
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| 2009-09-29 23:34
| CLACLA日記
☆エリーザ・カルテット京都公演
会場:京都コンサートホール小ホール(アンサンブルホールムラタ) 座席:1階3列11番、4列11番(モーツァルト以降) ただより高いものはない! は、世の格言。 ただより安いものはない! が、中瀬宏之の格言。 と、言うわけではないけれど、京都イベントなびという文化芸術関係のサイトで招待券をゲットした、エリーザ・カルテットの京都公演を聴きに、京都コンサートホールまで行って来た。 (よくよく考えたら、小ホールのほうで音楽を聴くのは、約10年ぶりじゃないのかな?) エリーザ・カルテットは、イタリア出身の音楽家によって結成された弦楽4重奏団で、公演パンフレットによれば、第1ヴァイオリンのドゥッチョ・ベルッフィは現在ミラノ・スカラ座管弦楽団に所属しているという。 一曲目、プッチーニの『菊の花』は、そうしたエリーザ・カルテットの名刺代わりというか、彼らの演奏の歌唱性やインティメートな雰囲気が巧く表われていたと思う。 (隣に座ったおばはんの革製のバッグがぎゅっぎゅぎゅっぎゅとわずらわしいので、この曲の演奏が終わったあと、一列後ろに移動する) 続く、モーツァルトの弦楽4重奏曲第20番は、いわゆる「ハイドン・セット」と「プロシア王セット」に挟まれた作品で、出版社の名前から「ホフマイスター」と呼ばれることもある。 知名度はそれほど高くないけれど、実にチャーミングな表情の音楽であり、特に第1楽章は何度繰り返し聴いても聴き飽きない。 ところどころ、エリーザ・カルテットの個々の奏者の技術的な弱さを感じたりもしたが、第3楽章では、たっぷりと歌い込む彼らの特質がよく発揮されていたようにも感じた。 休憩後のハイドンの弦楽4重奏曲第39番「鳥」(第1楽章に、鳥の囀りを思わせる旋律があるため)でも、モーツァルトと同様の印象を僕は受けた。 技術的な面だけでいえば、当然不満も残るのだが、やはりその陽性で明るい歌い口と親密感に満ちたアンサンブルには好感を抱く。 中でも、終楽章が聴いていて愉しかった。 そして、アンコールは、ヴェルディの弦楽4重奏曲からアンダンティーノ、ボッケリーニの弦楽4重奏曲作品番号6-1からアレグロ、プッチーニの弦楽4重奏曲からスケルツォの3曲。 まさしく美事(みごと)なドルチェだった。 全体的にみて(聴いて)、心が激しく動かされることはなかったけれど、音楽を聴く心地よさを味わうことはできた。 やっぱり、ただより安いものはない! ■
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| 2009-09-29 23:17
| コンサート記録
やるべきことをしっかりやっていかなければ、と強く思う。
『ブレヒト戯曲全集第3巻』<未来社>を読み進める。 『母(おふくろ)』を読み終えたが、実はこの作品は現在でも時代遅れとは言い切れないものがあると僕は感じる。 『不在証明』のノート書き分(昨夜、下書きとノート書きを行った)のPCへの打ち込みを行う。 原稿用紙6枚分になる。 モーツァルトの歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』第2幕のフィナーレを、youtubeで観聴きする。 メトロポリタン歌劇場における1996年の公演の録画で、チェチーリア・バルトリがデスピーナを歌ったもの。 ドン・アルフォンゾを歌ったトーマス・アレンの芝居達者ぶりがよくわかる。 15時台になって外出する。 郵便局で用件を片づけたのち、ウィングス京都へ。 図書情報室で北村薫の『ひとがた流し』<新潮文庫>を返却し、猿谷要の『ハワイ王朝最後の女王』<文春新書>を借りる。 その後、中京青少年活動センターと京都芸術センターで用件を片づけ、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。 どんよりとしたお天気で、しばらく雨も降っていたが、外出時はやんでいた。 気温はそれほど上昇しなかったものの、湿度が高い分、じめじめとしてあまり快ならず。 帰宅後、『ハワイ王朝最後の女王』を読み始める。 夕飯後、『ブレヒト戯曲全集第3巻』を読み進める。 『まる頭ととんがり頭』の4までを読み終えた。 『ハワイ王朝最後の女王』も読み進める。 第一章までを読み終えた。 『ハワイ王朝最後の女王』は、その題名通り、最後の女王リリウオカラーニの生涯を通して、ハワイ王国がアメリカによって併呑される姿を描いた一冊である。 『無口な男』。 個人的な好みだけで言えば、主人公の春咲小紅は戸田菜穂で、「パローレパローレパローレ」とやたらおしゃべりですっとぼけた彼女の父親は細川俊之だろうな。 『赤い猫』第3号に関して、少し考える。 なんとか11月末までに発行したいところだ、が…。 ブリン・ターフェルの歌うシューマンの『二人の擲弾兵』やモーツァルトの『フィガロの結婚』の「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」や、トーマス・ハンプソンとアンネ・ゾフィー・フォン・オッターが歌うモーツァルトの『コジ・ファン・トゥッテ』の二重唱、レナード・バーンスタイン指揮ロンドン交響楽団による自作自演の『キャンディード』序曲、ジュゼッペ・シノーポリ指揮ザクセン・シュターツカペレ・ドレスデンによるワーグナーの『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕前奏曲を、youtubeで観聴きする。 今日も、甘いものは食さず。 ドイツの総選挙で、キリスト教民主・社会同盟が第1党となり、メルケル現首相を首班とする自由民主党との右派連立政権が誕生する見通しとなった。 社会民主党が議席を失った一方、左派党や緑の党が勢力を伸ばしたようである。 日本の自由民主党の総裁に、谷垣禎一元財務大臣が選出されたというが。 茶番以下の猿芝居というほかない。 敵失を待つのみか、今のところは。 明日がいい日でありますように! それじゃあ、おやすみなさい。 ■
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| 2009-09-28 21:52
| CLACLA日記
スペインを代表するピアニスト、アリシア・デ・ラローチャが亡くなった。86歳。
ラローチャといえば、グラナドスやモンポウ、アルベニス、ファリャといった自国の作曲家のピアノ作品のよき伝道者として知られているが、もちろんそれだけに留まらず、モーツァルト、シューマン、ラヴェルなどでも優れた演奏を重ねていた。 何度か来日もしていたし、1993年~94年のヨーロッパ滞在中には多くのチャンスがあったと思うのだが、結局、僕は彼女の実演に触れることはできなかった。 非常に残念でならない。 深く、深く、深く、深く黙祷。 ラローチャを悼んで、彼女が遺した録音の中でもベストの一つに入るだろう、グラナドスのスペイン舞曲集と詩的なワルツ集のCD<RCA>を聴く。 繊細で気品があって、なおかつ力感にも不足しないラローチャの美質が十二分に発揮された一枚で、明るさの中にも翳りや哀しさをたたえたグラナドスの音楽も魅力的だ。 多くの方にお薦めしたい。 ほかに、夕飯後、youtubeでラローチャの演奏を観聴きする。 午前のうちに、近くのスギ薬局まで行って、セールのお米とトイレットペーパー、ついでに歯ブラシを買っておく。 腕が疲れた…。 『不在証明』のPCへの打ち込みを進める。 昨夜、下書きとノート書きをしておいた分なり。 北村薫の『ひとがた流し』<新潮文庫>を読了した。 いわゆる「ミステリ小説」ではないからこそ、北村さんの本質がひと際よく表われていたように思う。 『ブレヒト戯曲全集第3巻』<未来社>を読み進める。 『屠場の聖ヨハンナ』の8までを読み終えた。 14時台に、浴室とトイレの掃除をすませる。 気力があれば少し遠出をしようかと思っていたが断念し、『無口な男』という戯曲(もしくは、シナリオ)のプロットを考える。 ベン・ジョンソンの戯曲、並びにリヒャルト・シュトラウス&シュテファン・ツヴァイクの歌劇を下敷きにした作品で、劇団左向け右の主宰者にして売れっ子脚本家の春咲小紅が主人公、小紅はおしゃべりの父親への反感もあり…、といったあたりまで考えたところ。 『無口な女』が聴きたくなってyoutubeで調べてみたが、あいにく該当はなし。 仕方がないので、『ばらの騎士』のフィナーレなどを観聴きする。 17時台に、夕飯用の買い物に出かける。 午前中はいいお天気、いい青空だったが、どんどんどんよりとし始める。 雨降りになるか? まだまだ暑い日が続いているけれど、ちょうど一人鍋セットとキムチが安くなっていたので、夕飯はキムチ鍋にする。 もやしや木綿豆腐を一丁加え、さらにインスタントみそラーメンなども投入した。 ごちそうさま! 夕飯後、『ブレヒト戯曲全集第3巻』を読み進める。 『屠場の聖ヨハンナ』を読み終えた。 今日も、甘いものは食さず。 前原国土交通大臣を熱心に支持するつもりはないが、ここのところの八ツ場ダム問題に関する報道は、なんだか意図的に過ぎる気がするなあ。 明日がいい日でありますように! それじゃあ、おやすみなさい。 ■
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| 2009-09-27 22:07
| CLACLA日記
うっとうしいうっとうしいうっとうしい、もううっとうしい!
髪が伸びてうっとうしいので、今日切りに行くことにした。 昨夜(日付けは今日)、ネットラジオで、クラウディオ・アバド指揮ルツェルン祝祭管弦楽団の演奏した、マーラーの交響曲第4番のライヴ録音を聴く。 本来メゾ・ソプラノのマグダレーナ・コジェナーが独唱をつとめていた。 少しどんよりとはしていたものの、一応いいお天気、いい青空が続いていたので、毎週恒例の洗濯を午前中に決行する。 ついでに、掃除機をかけ、キッチンまわりの拭き掃除をすませる。 『小市民七つの大罪』を読み終えて、『ブレヒト戯曲全集第2巻』<未来社>を読了した。 北村薫の『ひとがた流し』<新潮文庫>を読み進める。 第五章の「吹雪」までを読み終えた。 残すところ、あと一章のみ。 今後の創作活動について考える。 寝ぐせ直しの意味もあってシャワーを浴びてから14時過ぎに外出し、まずウィングス京都の図書情報室で『ブレヒト戯曲全集第2巻』を返却する。 それから、蛸薬師通を歩いて新京極まで出、いつものプラージュで髪を切る。 ああ、すっきりした! 錦天満宮でご神水をいただき、Avis、JEUGIA三条本店、ライフカードのぴあステーションをのぞき、BALのジュンク堂では小林信彦の『黒澤明という時代』<文藝春秋>を「座り読み」した。 で、再びウィングス京都へ行って、図書情報室で『ブレヒト戯曲全集第3巻』<未来社>を借りる。 なお、この第3巻には、『屠場の聖ヨハンナ』、『母(おふくろ)』、『まる頭ととんがり頭』が収められている。 その後、京都芸術センターで用件を片づけ、ついでに夕飯用の買い物をすませて帰宅した。 気温が上昇していたのだろう、いくぶん暑さを感じる一日だった。 夕飯後、『ブレヒト戯曲全集第3巻』を読み始める。 『屠場の聖ヨハンナ』の5までを読み終えた。 『ひとがた流し』を読み進める。 第六章の「波」の二までを読み終えた。 今日も、甘いものは食さず。 巨人のV9メンバーの一人で、元オリックス監督の土井正三が亡くなった。67歳。 朝日新聞朝刊の評伝にもそう記されているが、「いぶし銀」という言葉がぴったりの渋いプレーが魅力的な名選手の一人。 一方、オリックスの監督としてはイチローを重用しなかったということが、どうしても強く印象に残る。 すい臓癌で、この数年間闘病中だった。 深く、深く、深く黙祷。 明日がいい日でありますように! それじゃあ、おやすみなさい。 ■
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by figarok492na
| 2009-09-26 21:38
| CLACLA日記
午前11時台に外出し、銀行や郵便局をまわる。
まさしく、生きていくためなり。 『ブレヒト戯曲全集第2巻』<未来社>を読み進める。 『三文オペラ』を読み終えた。 この作品は、これまでにも何度か読んだことがあるが、やっぱり面白いな。 読みながら、マック・ザ・ナイフを「ふんふふんふう」と唄ってしまった。 北村薫の『ひとがた流し』<新潮文庫>も読み進める。 第三章の「道路標識」までを読み終えた。 16時過ぎに再び外出し、京都芸術センターへ。 いくつか用件を片づけたほか、図書館で『テアトロ』と『音楽の友』の10月号に目を通す。 その後、大垣書店四条店まで移動し、調べものをすませたのち、小林信彦の『映画×東京とっておき雑学ノート』<文藝春秋>の座り読みをする。 本当は、小林さんの『黒澤明という時代』<文藝春秋>も座り読みしたかったのだが、あいにく大垣書店にはなし。 ここは、佐藤亜紀の『激しく、速やかな死』<文藝春秋>もなかったしなあ…。 で、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。 少し、どんよりとした感じもしなくはなかったが、概していいお天気、いい青空の一日。 気温も、そこそこに上昇していた。 帰宅後、大垣書店で入手した、『タベホ・ムック』をつまみ読みする。 つまるところ、京都の「食べ放題」のお店を紹介したテイク・フリーの冊子なり。 特に気になったのは、おばんざいとスイーツの食べ放題。 どうにかならないもの金。 夕飯後、『ブレヒト戯曲全集第2巻』を読み進める。 『マハゴニー市の興亡』を読み終えた。 『三文オペラ』もそうだけど、やっぱりクルト・ヴァイルの音楽が聴きたくなってしまうな。 それと、『マハゴニー市の興亡』には、どうしても松田正隆さんの『クリプトグラフ(暗号器官)』を思い出す。 イタロ・カルヴィーノの『見えない都市』との関係はけっこう触れられているが、『マハゴニー市の興亡』との関係は、誰かきちんと記しているのだろうか? だいたい、あれほど効果的に「アラバマ・ソング」が使われていたんだから…。 『ひとがた流し』も読み進める。 第四章の「泣不動」までを読み終えた。 この章は、北村さんらしさがひと際よく表われていると思う。 国連安保理が、核兵器廃絶に向けての決議を行った。 非常に感慨深い。 (これで、即核兵器廃絶が順調に進むとは考えられないものの) JR西日本・福知山線脱線事故に関し、事故調査委員会の委員の一人山口浩一(旧国鉄出身)がJR西日本の山崎正夫前社長に情報を漏らしていたことが明らかになった。 山口委員は、山崎前社長から接待を受けていたほか、JR西日本側に有利となるような文面の削除を求める発言も行っていたという。 全くもって、度し難い。 髪が伸びて、とてもうっとうしい。 できるだけ早く、切りに行こうと思う。 今日の甘いものは、明治のプッカ・バナナオーレ。 近くのグルメシティで、税込み50円に値下げされていたもの。 バナナオーレチョコの入ったプッカで、なかなか美味しうございました。 ごちそうさま! 明日がいい日でありますように! それじゃあ、おやすみなさい。 ■
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by figarok492na
| 2009-09-25 22:19
| CLACLA日記
世は連休明け。
13時台に浴室とトイレの掃除をすませてから、14時台に外出。 で、いろいろと用件を片づけたのち、21時半過ぎに帰宅した。 帰宅後、遅めの夕飯をすませる。 簡易カレーを食べ終えた。 いいお天気、いい青空になる。 日中は陽ざしが強かったこともあり、暑さを感じた。 ただし、夕方以降は、それなりに気温が下がる。 昨夜、ポッドキャストで、大竹まことと小林信彦の会話を聴く。 小林さん自身が高く評価していた、『大竹まことゴールデンラジオ!』のコーナー『大竹メインデッシュ』の録音で、大竹さんの緊張ぶり(?)がおかしい。 なお、小林信彦の出演は、新刊『黒澤明という時代』<文藝春秋>の告知という意味合いがあってのものらしい。 (外出時、『週刊文春』の小林信彦の連載エッセイを立ち読みしたが、自著『黒澤明という時代』と絡めつつ、映画の「スチール」の使用料金の問題が語られていた) 『ブレヒト戯曲全集第2巻』<未来社>を読み進める。 『三文オペラ』を読み始めた。 北村薫の『ひとがた流し』<新潮文庫>も読み進める。 第二章の、「スズキさん」までを読み終えた。 今日も、甘いものは食さず。 アメリカのオバマ大統領と鳩山総理の初会談が行われたとのこと。 ロシア文学者で、早稲田大学名誉教授の水野忠夫が亡くなった。72歳。 深く、深く黙祷。 明日がいい日でありますように! それじゃあ、おやすみなさい。 ■
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by figarok492na
| 2009-09-24 22:41
| CLACLA日記
五連休最終日。
昨夜、相当遅くまで作業をしていたこともあり、結局18時頃に夕飯用の買い物で出かけただけ。 まあ、どんよりとしたお天気だったし、湿度も高くじめじめとしていたから、それでもよしとしよう。 『ブレヒト戯曲全集第2巻』<未来社>を読み始める。 『男は男だ』の8までを読み終えた。 北村薫の『ひとがた流し』<新潮文庫>も読み始める。 四までを読み終えた。 なお、『ひとがた流し』は朝日新聞に連載されていた作品だが、そのときは時折目にしていた程度だった。 (現在朝刊連載中の、川上弘美の『七夜物語』は一応毎回読んでいる) 『不在証明』の下書きとノート書き、PCへの打ち込みを進める。 原稿用紙5枚分になった。 リナルド・アレッサンドリーニ指揮ノルウェー国立歌劇場管弦楽団の演奏した、モーツァルトの序曲集<naïve>を一部だけ聴く。 愉しくいい演奏だからこそ、できればPCではなくて普通のオーディオセットで聴きたいと思う。 今夜は、またぞろ簡易カレー。 昨夜、外出先でカレーを食べたのだが(食べたから?)、今夜もカレーを食べたくなったのだ。 マサラベジタブルカレーにレトルトカレー、カレールー、冷凍野菜、ウインナ、カットトマトのジュース煮、ヨーグルトというほぼいつものラインナップで、酸味がきいているのはもちろんだけれど、ルーにハウス・ジャワカレースパイシーブレンドを選んだことで辛味もぐんと増した。 とびきりとまでは言えないけれど、まあまあの美味しさではないか? ちなみに、付け合わせは高菜のからし漬けだった。 ごちそうさま! 夕飯後、『ブレヒト戯曲全集第2巻』を読み進める。 『男は男だ』を読み終えた。 狙いのはっきりとした作品だった。 『ひとがた流し』も読み進める。 第一章の「桜」を読み終えた。 作家の庄野潤三が亡くなった。88歳。 『プールサイド小景』で芥川賞を受賞したほか、『静物』などでも知られる。 晩年の身辺雑記のような一連の作品には、独特の味わいがあったが、いささかナイーヴ を感じたりもした。 深く、深く、深く黙祷。 歴史家の大江志乃夫も亡くなった。81歳。 日本近現代史を専門とし、いわゆる左翼的な立場に立った研究者だったが、その研究のあり様(思想信条ではなくその研究手法)で厳しく批判された人物でもあった。 黙祷。 鳩山総理大臣が、国連の気候変動サミットで、2020年までの温室効果ガスの削減目標を1990年比で25パーセントと表明したとのこと。 また、前原国土交通大臣が、懸案の八つ場ダムを視察したとのこと。 巨人が、リーグ三連覇を達成したという。 今日も、甘いものは食さず。 明日がいい日でありますように! それじゃあ、おやすみなさい。 ■
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by figarok492na
| 2009-09-23 22:34
| CLACLA日記
世は連休四日目。
佐藤亜紀の『鏡の影』<講談社>を読了した。 作品の背景と肝に関しては、成瀬具視の解説が示唆するところ大で、当然そうした部分もこの『鏡の影』を読む醍醐味ではあるのだけれど、それとともにストーリー展開の妙、登場人物の造形の素晴らしさにも、いつもの如く感嘆させられた。 まさしく、面白い小説だと思う。 (そういった意味で、テキストと音楽が見事に結びついたモーツァルトのダ・ポンテ三部作を思い起こす) そして、佐藤亜紀もまた、向き合う作家であることを再確認することができた。 正午過ぎ、向かいのマンションから、激昂した若い女性の声がけっこう長い時間聴こえてくる。 ご両親に対し、何か感情を爆発させぶつけているようだった。 いろいろと感じ考えることあり。 16時過ぎに外出し、まずウィングス京都まで行く。 で、図書情報室で『ブレヒト戯曲全集第1巻』<未来社>を返却し、『ブレヒト戯曲全集第2巻』<未来社>と北村薫の『ひとがた流し』<新潮文庫>を借りる。 なお、『ブレヒト戯曲全集第2巻』には、『男は男だ』、『三文オペラ』、『マハゴニー市の興亡』、『小市民七つの大罪』が収められている。 京都文化博物館に寄ったあと、大垣書店(三条)で『音楽の友』と『レコード芸術』の10月号を立ち読みし、京都芸術センターでいくつか用件をすませる。 それから河原町方面へ移動し、いろいろと予定があって、結局22時台に帰宅した。 どんよりとしたお天気で、夜には雨も降った。 湿度が高い分、むわむわじめじめとしてあまり快ならぬ一日だった。 今日がいい日でありますように! それじゃあ、おやすみなさい。 ■
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by figarok492na
| 2009-09-23 00:28
| CLACLA日記
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